規定に合わないから。。
それほど多くはないのですが、
時々、
「社内規定に合わないから」
という理由で面談を断る機関投資家さんがいます。
個人投資家であれば、最初に思うことは
このファンドはパフォーマンスを上げてくれるか?
ということだと思いますが、
組織に属する投資家であると必ずしもそうではありません。
リスク対リターンを判断するのが「当たり前」の投資ですが、
組織に依存すると独特な「組織リスク」があります。
要するにパフォーマンスを追及して実績を上げても
組織内の自分自身の立場に大したリターンを上げることはありませんが、
失敗した場合、組織内の自分の地位は大きな打撃を受けることになる。
だから、決まっている「枠」に定まらないものは
機械的に排除することが「仕事」になる。
そういう意味では、サラリーマン的には「当たり前」の行動を
取っているだけですが、運用のパフォーマンスを追及する意味では
「当たり前」の行動にはならないのですね。
自ら可能性や好奇心を殺すような体制。
本末転倒ですね。
純粋にリスク対リターンを判断するの「当たり前」の投資ができるのは、
実は個人投資家ではないかと思っている今日です。
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