新世銀総裁
「まあ、色々なラベルを貼られますが。。。」
という前置きで話を始めましたが、内容は
昨日の副大統領の話より味気がある感じがしました。
「ある国の政権による大量虐殺を国際社会が黙ってみて
いられるか、行動しないことによっての大勢の人々が命を
落とした例はある」、ということが基本大儀のようですね。
やはり、ユダヤ人の方なので政権による大量虐殺ということに
対して、我々日本人が想像できる以上に強い信念を持つのでしょう。
米大学で歴史学の助教授している妹と先ほど電話で話したら
「彼が書いている論文を読んだことあるの?」と指摘されましたが、
マスコミなどに貼られるラベルよりちょっと中身があるような人で
あるという感じがしました。
日中の「東アジア・コミュニティ」のセッションでは、
韓国の元外務大臣や駐米大使を務めた政治学者が、
「謝罪問題」についてかなりストレートな表現で発言。
要は、まだ日本は謝っていない、と。
前日の昼食会でちょっとお話をしていて、
そのときには温厚な性格の人という印象を受けたので
ちょっとびっくり。むっとしてしまいました。
質疑応答では、日本人団から靖国問題などに
理解を示しながらも、反論の発言が相次ぎました。
韓国側としては、謝罪がある・ない、というより
その気持ちが誠実であるか、ということがポイント
であるようです。
う~ん、確かに小泉政権は韓国大統領の就任直後の
親日ジェスチャーにもうちょっと気を使っても良かったと思いますが、
大統領が急に爆弾発言を落とすのもちょっと大人げないかなぁ。
夕食会では、韓国の金融会社の会長やIT会社の会長と席が
一緒で、「そばは大好きだ」、「世界一おいしいビールは
日本の生ビールだ」とか色々な日本食の話に盛り上がって
いるのに、このような「ソフト・パワー」を無駄にすることは
もったいないですね。
質疑応答では、ジョセフ・ナイ先生が、「教科書問題研究会を
日韓中で行うだけではなくて、米や欧州の歴史専門家も入れて
実施するべきだ」と発言。
ン?・・・ナイさん、当事者だけではなくて第三者を入れる、
それって昨日にナイさんと夕食会でお話したときに
私が言ったことでは?
ま、有名な先生にパクられても、名誉と思えば良いか。
« 各国の「間」 | Main | FRB議長と国防長官 »
Comments
The comments to this entry are closed.
« 各国の「間」 | Main | FRB議長と国防長官 »
びっくりしました。新しいBLOGを始めているとは、前に進んでいますね。もっと広げて下さい。
Posted by: やまうち | April 18, 2005 07:47 PM
ナイスな内容で参考になりました 続報も心待ちにしています
Posted by: 星の王子様 | April 19, 2005 03:00 AM