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April 17, 2005

各国の「間」

副大統領チェイニーの話は、、
米国(だけの??「世界」と言いますが。。)の安全保障の内容で、
マスコミで今まで聞いていた通りでした。
あまり良いサプライズはなし。

米国の政治環境のセッションでは、
宗教活動の影響が近年強まっている、
ということが印象強かったです。

特に、若い世代の間で。

これは、例えば米国の60-70年代という
比較的安定時代には、若者たちは「変化」を
求めていたが、
現在の米国の若者たちが直面する社会は「変化」
なので、宗教という安定さを求める動きが
あるのではないか、という指摘。

そして、米国は基本的に「小さい政府」ということが基本なので、
コミュニティの基盤の多くの場合は「教会」である、という
指摘には確かにその通りだなと思いました。

午後のヘンリー・キッシンジャーさんのプレゼンには
気を失いそうになりました。彼の独特な話方と
時差ぼけを足すと、もうダメですね。

後から、参加者の評価では、彼は思考も
「年を取った」とあまり良い評価ではありませんでした。

今日一番面白かったのは、夕食会で米国政治学者の
ジョセフ・ナイ氏と中国の若手政治学者、そしてドイツの
政治学者と色々と意見交換をできたことでした。

戦後にドイツとフランスとの「間」を埋めるため行った人的交流。
一方、イギリスとは海峡で離れているためか、なかなか
埋めることができない「間」。

「我々の世代としては、過去をきちんと整理して前進したい」
と述べたところ、中国人学者はうなずいてくれました。

ナイさんが、日本が「普通の国」になることは中国にとって
脅威になるか?という質問には、中国人学者は、「いいえ」と
答えていました。

ナイさんは、また、日本はたくさんの「ソフト・パワー」を持ちながらも、
いつも足元をつまづいているね、という指摘。

経済経済同友会で副委員長を務めた「世界における日本の
使命を考える委員会」では、この「ソフト・パワー」については
かなり研究し、提言書にも組み込んだので、ナイさんご自身と
意見交換できることには感銘しました。

ナイさんは、日本が国連の安保理事会に入ることに中国政府が
反対することは短期的思考ではないかと難解を示していました。
日中の「間」を埋めるには、第三者の協力が必要ですね。

なかなか埋まらない我々の世界の「間」。
考える材料をたくさん提供してくれます。

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