ミドル・マーケットの M & A
昔の会社の元同僚と久しぶりに会いました。
隆著な日本語を(やや早口で)話す外国人ですが、
97年に M & A (企業買収)を専門とするブティック
インベストメント・バンクを設立しました。
その彼は、今、ファンドにちょっと興味を示しているようです。
M&Aと言っても、彼が専門する分野は「ミドル・マーケット」。
要するに中小~中堅企業です。
この分野には、かなり潜在的なM&Aのニーズが
あるのではないかと私は思っています。
最近では二代目、三代目オーナー系社長からの
相談あるいは集まりで必ず出てくるテーマは、
いつも後継者問題です。
子供たちが継いでくれない。
あるいは、親から継いでしまった(が、どうしよう)。
もちろん、親から継いだという強い使命感を持っている社長もいますが、
こういうところは他の会社の買収元になっています。
技術はあるけれども、
経営能力がなくなるから
社会から失せてしまう。
そんなオーナー系企業は少なくないようです。
日本の資源の無駄ですね。
このような資源のリサイクルのために
M&Aとファンドを組み合わせることも
ひとつのツールかもしれません。
The comments to this entry are closed.
Comments