ヘッジファンドのアウトソース

先ほど、旧知の友人と久しぶりに会いました。
彼は長年米系インベストメントバンクに勤めていましたが
数年前の４０歳前後で退職し家族と米国西海岸に引越して
Semi-Retirementの生活を送りましたが、
最近、また復帰しました。

彼の勤め先は、ヘッジファンドのトレーディングデスク（株式市場への売買発注）の
アウトソースを受けるNYに本社を置く会社です。

この会社の創業者が以前大手ヘッジファンドに勤めていた時代から
知っていたし、以前からこの業界で色々な「プラットフォーム」的な
ビジネスで名前を聞いていた某外国人氏も出資していたと、
今日のランチで判明しました。

ヘッジファンドの運用会社によっては、売買執行機能は自分たちでは
持たなくて外部にアウトソースするケースも近年増えています。

特にスタートアップしたヘッジファンドであれば、売買執行のトレーダーの
人件費を支払わなくても良いので経済的です。

大手ヘッジファンドも、例えば、自分の名前を市場から伏せたい場合は、
この会社を使えることもできます。

固定費は支払う必要なないらしく、口座さえ開設すれば
使用した分だけに手数料が加算される仕組みになっています。

これは、特に９・１１の後には、Contigency　Plan（危機対応プラン）への
認識が高まってっきたので、この観点からもバックアップの執行売買デスクとして
活用できますね。

HFの事業は、このように分離できることがひとつの魅力でイノベーションの源泉となります。