総合商社
昨夜、仕事仲間・友人らと食事をした神楽坂のkemuri。
大学三年生のアルバイトの子は就職活動中で第一志望は総合商社だそうです。
「何故、商社を志望しているの?」と聞いたら、
「日本特有の業態じゃないですかぁ」と答えが戻ってきました。
確かにそうかもしれません。
日本では花形産業のひとつですが、
外国では同じような業態の競合社の
名前がなかなか浮かびませんね。
銀行、証券、自動車、電機、鉄鋼、など
であればすぐに思いつくのに。
高度成長時代では、日本の輸出エンジンの
トランスミッションのような業態ですが、
最近では、「投資会社」としても地位を築いています。
本業の仕事の幅が広いので、
商社に蓄積しているノウハウによって、
ファイナンシャル的な投資家である金融機関とは、
一味違う投資家を演出できるていると思います。
金銭的リターンの投資はもちろんですが、
本業と何か相乗効果が図れる「戦略的」投資も
視野に入る場合が多いです。
もちろんヘッジファンドやプライベートエクイティ投資にも盛んです。
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