自分のおカネ、第三者のおカネ
去年に会社を辞めた知人と会いました。
外資系金融機関でリスク管理を担当していましたが、
彼の夢は他の人のリスクを管理するということより、
自分でリスクを取って運用することでした。
今まで個人口座で彼が積み上げた「実績」は、
04年は+80%、05年は+40%ぐらいであるそうです。
凄いですね。
基本的に時価総額100億円もしない小型株のバリュー投資が
彼が目をつけた分野です。ポジションを作ってから会社訪問
して株主Activismも個人投資家の立場ながらも取っています。
プチ「村上ファンド」ですね。
今後は、ファンドとして運用したいということを考えている
ようなので、私が関わっているマネジャー・インキュベーション
について話を聞きにきました。
ただ、ファンドという第三者の人を預かることに関しては
色々と自由が制限されるということはあまり考えて
いなかったようですね。
例えば、ファンドを立ち上げたら、別途に自分の自己勘定の
運用することには投資家は敬遠するということは、彼は
ちょっとびっくりしていたようです。
第三者のお金を預かるということは当然ですが、
「パイ」は大きくなりますが、重いものです。
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