« スリーサイズ | Main | 「ハイブリッド」企業という選択肢は? »

July 31, 2005

Capital

capital_bookcover

Capital The Story of Long-Term Investment Excellence
(日本翻訳バージョンもあります。)

この本を読んでいたところ、
私が以前から感じていたことが、そのまま文章として表れました。

「ファンド組織は、セールズ主義か投資主義かどちらかであり、
 ほとんどがセールズ主義である。
 (機関投資家もここの分野に入る)」

日本のファンド(投資信託など)のほとんどは、販社の下で運営されています。
 【販社】 - 「販売会社」 ⇒ 証券会社のこと

ということは、「売れる商品」をファンドを出すことが、
運営方針の大前提になります。 

売れる理由は、ファンドのテーマ性かもしれませんし、仕組みかもしれません。

では、ファンドの運用成績は?

これは、当然のことなんですが、実は、一番難しい要素だと思います。
特に、「セールズ主義」であると。

今、運用成績が良いファンドが、
必ずしも明日も良いという確実性はありません。

短期的に大した運用成績でもなくても、
長期的にみたら素晴らしいものかもしれません。
逆のケースもありえますね。

要は、セールズ主義の場合は、「売れるから売る」
ということが運営の根源となりますが、
これは、必ずしも投資主義からの視点の
「良いファンドであるから売れるでしょう」
という方針と必ずしも一致していない場合があります。

やや過言かもしれませんが、
一致しているほうがレアな貴重ものです。

そういう意味で、著者曰く、この本の主役である
米投資会社のCapital Group は、 
両方ができている珍しい存在であると主張しています。

日本の運用会社も、いつかこのような本が出版できるように
がんばってほしいですね。

« スリーサイズ | Main | 「ハイブリッド」企業という選択肢は? »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Capital:

« スリーサイズ | Main | 「ハイブリッド」企業という選択肢は? »

Most Recent Photos

  • 20170625_veritas
  • 20170528_hrw1
  • 20170528_hrw2
  • 20170528_hrw3
  • 20170528_hrw4
  • 20170528_hrw7
  • 20170528_hrw6
  • 20170528_hrw5
  • 20170528_hrw1a
  • 20170514_veritas
  • 20170510_jwave
  • 20170510_jwave2