Capital
Capital The Story of Long-Term Investment Excellence
(日本翻訳バージョンもあります。)
この本を読んでいたところ、
私が以前から感じていたことが、そのまま文章として表れました。
「ファンド組織は、セールズ主義か投資主義かどちらかであり、
ほとんどがセールズ主義である。
(機関投資家もここの分野に入る)」
日本のファンド(投資信託など)のほとんどは、販社の下で運営されています。
【販社】 - 「販売会社」 ⇒ 証券会社のこと
ということは、「売れる商品」をファンドを出すことが、
運営方針の大前提になります。
売れる理由は、ファンドのテーマ性かもしれませんし、仕組みかもしれません。
では、ファンドの運用成績は?
これは、当然のことなんですが、実は、一番難しい要素だと思います。
特に、「セールズ主義」であると。
今、運用成績が良いファンドが、
必ずしも明日も良いという確実性はありません。
短期的に大した運用成績でもなくても、
長期的にみたら素晴らしいものかもしれません。
逆のケースもありえますね。
要は、セールズ主義の場合は、「売れるから売る」
ということが運営の根源となりますが、
これは、必ずしも投資主義からの視点の
「良いファンドであるから売れるでしょう」
という方針と必ずしも一致していない場合があります。
やや過言かもしれませんが、
一致しているほうがレアな貴重ものです。
そういう意味で、著者曰く、この本の主役である
米投資会社のCapital Group は、
両方ができている珍しい存在であると主張しています。
日本の運用会社も、いつかこのような本が出版できるように
がんばってほしいですね。
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