やっぱり、ちょっと変だよ、この投資基準
今日、ヘッジファンドに詳しい米国の知人と電話会議しましたが、
彼曰く、最近では定番の大型のファンド・オフ・ファンズでは
投資家の解約が目立ちはじめているという指摘が面白かったです。
解約の原因は、「マルチ戦略」で「リスク分散」を謳いながらも、
結果として昨今、大したパフォーマンスを上げることが出来ず、
今年はマイナスのものをあり、期待外れしているからです。
一方、私の米国西海岸におけるビジネスパートナーたちの
ファンド・オフ・ファンズは小型のブティック系で戦略は
株式ロングショートに特化しています。今年のパフォーマンスは
6月末で5%弱、年間では充分に二桁が視野に入るペースです。
しかし、機関投資家の多くは、小型でエッジがあるファンド・オフ・ファンズ
に投資をするより、大型で市場の指数化を目指すようなファンド・オフ・ファンズを
好む傾向がまだ続いています。
運用パフォーマンスを重視する最終的な個人投資家であれば、
大きいということより、実績のほうに納得すると思うのですが、
説明責任を重視する仲介的である機関投資家の場合、大きい、
皆もやっているファンド・オフ・ファンズのほうが投資対象になっています。
パフォーマンスを取りに行くという意欲より、
時前に説明できるという意欲のほうが強いのに、
実は、事後に説明できない例も少なくない。
ちょっと本末転倒ですね。
小さくても、やっぱり、キラリと光っているものに
投資したいと思うのが「普通」だと思うのですが。。。
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Comments
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毎日拝見させて頂いております。
ご指摘の点は現地でも明確なトレンドです。某大手I社のように、組入れファンドの大半がMulti-strategyというFoFが特に苦戦しているようです。
自分たちで配分するより、組入れファンドレベルで機動的な戦略配分をやらせた方が効率的、との考えが彼らの基本ですが、果たしてどうでしょうか?
ABPなどのように、もFoFsの解約して、HF投資はシングルファンドに限定、という大手投資家も増えています。
今や誰でも作れるFoFsですが、確実に淘汰が始まったようです。
Posted by: 松浦 宏太 | July 21, 2005 09:01 AM
松浦様、
コメントどうもありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。
シングルファンドに投資する機関投資家さんにとって、
大型FOFには投資メリットはまったく感じないでしょうが、
ブティック系のFOFのマネジャーたちが目利きを持っている、
という判断の場合、Manged Accountなど
を通じて彼らの長年の経験や投資の価値観を
シングルファンドの発掘・投資などにてこ入れとして
使う例も見られます。
かなり賢い投資手段であると思います。
Posted by: 渋澤健 | July 21, 2005 09:57 PM