成功例と失敗例の混合
ベンチャーキャピタル精神が整うには、素晴らしい成功例と
教訓になる失敗例が両方必要でしょう。
日本の明治は、まさにこのように成功例と失敗例が混合されて、
大きくイノベーションが発生された時代。
この時代の実業家であった渋沢栄一は、明治6年に
日本初の民間銀行である第一国立銀行の創立をはじめ、
王子製紙、東京海上保険、日本郵船、東京電力、東京ガス、
帝国ホテル、帝国劇場、などを含む五百社と言われる企業の
設立に関与しました。日本の近代化における元祖ベンチャー
キャピタリストと言える人物でありました。
もちろん、関与した数多くの事業の中には資料にしか
残らないものもあります。
例えば、青木漁猟組。この会社は、北海道でオットセイなどの
海獣猟をおこなうものでしたが、9年間ほど増資を続けましたが
解散しています。(当然ながら?)見事な失敗例です。
渋沢栄一にご関心があるようでしたら、こちらのリンクもどうぞ。
⇒ 渋沢栄一の『論語と算盤』 を今、考える
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親愛なるアッティクスへ
明日、11月11日は、「日本経済を作った男」として知られる渋沢栄一翁の命日だそうです。
渋沢さんに関しては、昨日、取り上げました財界四天王と呼ばれた、小林中、水野成夫、永野重雄、櫻田武の各氏が、まだ若い頃には、この「明治の大物」がまだ存命であったらしく、(実は昨日、取り上げた「財界四天王の遺訓」というものは、この前ふりでした。)彼らの記憶では、「渋沢さんという人は、当時はもう、腰は低いし、親切だし、神様のごとき好々爺だったが、後日、若い頃の写真を見たら、殴りかからんば... [Read More]
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