ベンチャー企業の成功例

昨日の「オルタナティブ投資講座」は、イーアクセスの共同創業者兼CFOの
エリック・ガンさんがお話くださいました。予定だれていた会長CEOの千本さんは
海外出張のためお話をお伺いすることができなくて残念ですが、聴講生の
反応を見ると、かなりガンさんのお話が面白かったようです。

ガンさんは、ゴールドマン・サックスの通信アナリストとしてご活躍されていて、
NTTドコモの上場などをサポートしていました。ただ、Excelのスプレッドシートの
数字だけではなく、その裏にあるビジネスは、実際にやらないとわからないという
想いで、千本さんと共に独立することに決心しました。

「ビジネスモデル」という言葉を盛んにお使いになりましたが、そのビジネスモデルの
最大のリスクファクターはマネジメントの実行力であるとご指摘されました。

ADSL事業を柱として、３年目で黒字化、４年目で累積も黒字になり、
５年目で上場されました。今後はブロードバンド携帯電話にとりかかる
事業計画を立てています。今までの「BtoB」モデルから「BtoC」という
モデルになるので、新たなチャレンジになりそうですね。

ADSL事業の成功で、今回の事業のための資金調達は順調そうですが、
創業されたときはかなり苦労されたようです。

ただ、決め手は
①　ビジネスプランだけより、人に投資する
②　市場や競合者の詳細な分析
であったそうです。

そして、ご指摘された　－　「やってみないとわからない」
これがベンチャー企業の本質でありましょう。