小さいから有利
ボイジャーのポートフォリオに入っている某ヘッジファンド。
2年前に発足したファンドで、マネジャーは他の著名ヘッジファンドで
実績を上げた経歴の持ち主でした。
その発足当時、彼は25人の投資家しか受け入れないという
方針を決めました。そういう意味で、特に幅広く出回る名前では
ありませんでしたが、ボイジャーのライルとクリスたちは、この
マネジャーが新しいファンドを立ち上げるということを、彼らの
ネットワーク経由嗅ぎ付けて、そのマネジャーと面談することが
できました。
25人(社)の投資家しか受け入れないつもりですから、この
マネジャーは、自分の投資哲学について充分理解してくれると
思う投資家しか歓迎しないという方針です。
つまり、投資家がマネジャーにデューデリジェンス(事前調査)
をかけるだけではなくて、マネジャーが投資家にデューデリジェンス
をするという格好になるわけです。