小さいから有利
ボイジャーのポートフォリオに入っている某ヘッジファンド。
2年前に発足したファンドで、マネジャーは他の著名ヘッジファンドで
実績を上げた経歴の持ち主でした。
その発足当時、彼は25人の投資家しか受け入れないという
方針を決めました。そういう意味で、特に幅広く出回る名前では
ありませんでしたが、ボイジャーのライルとクリスたちは、この
マネジャーが新しいファンドを立ち上げるということを、彼らの
ネットワーク経由嗅ぎ付けて、そのマネジャーと面談することが
できました。
25人(社)の投資家しか受け入れないつもりですから、この
マネジャーは、自分の投資哲学について充分理解してくれると
思う投資家しか歓迎しないという方針です。
つまり、投資家がマネジャーにデューデリジェンス(事前調査)
をかけるだけではなくて、マネジャーが投資家にデューデリジェンス
をするという格好になるわけです。
ライルとクリスは、この「オーディション」に見事に成功しました。
それも、最小投資家として。
この2年間、このファンドは20%台というしっかりとした実績を
出して、ボイジャーのファンド・オフ・ファンズの成果に貢献する
といううれしい結果になりました。
ファンドの資産総額は2000億円弱。 このファンドに入りたいと
思っている投資家は無数。
実際は28人(社)しかいない。
そのひとつになったボイジャーでありますが、先週、このマネジャーと
電話で話をしていたところ、他の既存投資家は100億円ぐらいの
規模で入っている投資家が多く、この連中には、追加投資(キャパシティ)
を与えることはないが、ボイジャーのような小額、かつ最良な投資家であれば、
いつでも良いよ、と声をかけてくれたそうです。
ヘッジファンド・ビジネスは、「大きい」ということだけが「信用」でも
「有利」でもないということがわかりますね。
わからない機関投資家さんもいらっしゃるようですが。
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