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March 31, 2006

グリーン・カード

これは、私のグリーン・カード(米国永住権ビザ)です。
同人物には見えないかもしれませんが、私がたぶん
19歳ぐらいのときの写真です。

20060331greencard_2

いずれ米国には永住できる、
というオプションでずっと
保有してきました。
.

.
ただ、日米間の所得税関係が面倒なことと、特に9・11後は、
米国入国管理局がかなり厳しくなってきて、入国するたびに
「ユーは、永住の意味がわかっているのか。
なぜ日本に住んでいる?」
という質問に対して弁解するのが、もう限界を超えたので、
今日、米国大使館に行って放棄してしまいました。

大使館前(屋外まで)は、ビザ取得の長い蛇列。
ちょっとの間、一緒に並んでいましたが、
グリーンカード・ホールダーは別の、まったく
人が並んでいないところからスッと入って、
簡単な手続きをして、オシマイ。

返す人は、あまりいないようですね。

自分が一番長い期間持っていたカードでもあるので、
(人生の半分以上・・・)お別れはやはりちょっとさびしく、
記念のためにスキャンしておきました・・・・

March 30, 2006

韓国雑誌の取材

はじめて韓国メディアの取材を受けました。
「月刊 中央」という韓国人プロフェッショナルが購読する
ような雑誌と聞いています。 「中央公論」みたいなものかな?

ローさんという海外留学の経験がある政治経済学社が
インタビューしてくれました。月刊中央の客員編集員を
務めていますが、本業は投資コンサルタントのようです。
日本語はペラペラ。

ヘッジファンドやオルタナティブ投資についてということを
聞いていましたが、結局、日本の社会や資本市場についての
大きな潮流の話の展開になりましたので、色々と持論を述べる
機会があって、とても有意義でした。

先方も喜んでくれたようで何よりでした。
年の後半には、韓国で国際金融会議を開催するかもしれないので、
講演者として参加してくれないないかというお誘いまで頂戴しました。

面白そうですね。

March 29, 2006

株主総会

今日は、社外取締役として務めている株式会社リプラスの株主総会。

住宅賃貸家賃保証&住宅アセット・マネジメントに特化している
急成長している会社です。

いわば保険料から上がってくる細かいて広い資金を、
資産運用に回すという構造。これは、ウォーレン・バフェット
と基本的に同じ投資手法ですね。

創業から組織というインフラを整うファースト・ステージを
クリアしつつ、これから次のステージを狙う時期に入りつつ
あるという面白い会社です。

「無」から600-700人ぐらいの従業員を抱え、売上60億円の企業を
5年以内で創るとは、脱帽です。将来が楽しみな会社です。

ひとつ解決しなければならない点は、一般個人投資家の数を増やす
ことなので、もっと多くの方々に存在を知ってほしい成長企業です。


午後は、以前からお知り合いのPE&HR山本亮二郎さん が
お見えになり、色々とベンチャーについて話が弾みました。

「無」から「有」を造ることは大変ですが、
やはり夢があって良いですね。


March 28, 2006

朝の沖縄は

やや曇りでしたが

0603_okinawa

お昼ごろから晴れました。

0603_okinawa_2

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こんなところでスーツ姿とは
かなり酷な会議です。

0603_okinawa_4_3


でも、色々な人の話を聞くと
自分の考えの良い刺激に
なったことは確かです。


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March 27, 2006

沖縄に来ています

でも、出張です。

第三回沖縄金融専門家会議に参加しています。

福井日銀総裁もご参加される予定だったのですが、
国会の日程の関係で会議には出席できず、
東京と生TV放送がつながり挨拶されました。

私は裏ステージでスタンドバイしていたので、
肝心なお話はお伺いすることができなかったのですが。。

March 26, 2006

未公開株投資

今日の日経新聞に記事がありましたが、
最近では個人投資家向けの未公開株投資の
勧誘が増えているようですね。

私も個人としていくつかの未公開会社に投資
しています。会社から直接買っているので、
記事のような詐欺問題はありませんが、
確かに気をつけないとあぶないですね。

特に、他の投資家に紹介してくれという
依頼も受けますので、自分だけではなく、
他人にも大きな迷惑をかける可能性もあるので
信用問題につながります。

でも、やはり、「石ころ」が「ダイヤ」になるかと
思うとわくわくします。

会社が成長するように、経営者のお手伝いが
できることも楽しい投資です。

March 25, 2006

魚寅

米国に永住している両親が一時帰国していて、
今日は20年ぐらい前にロサンジェルスで
お付き合いがあったご夫婦の50周年結婚記念日の
パーティに参列するために横浜へ。

夕刻に両親を車で迎えに行って、その足で
魚寅(046-875-0425)で夕食を。
uotora

葉山にある小さな磯料理屋さん
ですが、老舗でそれなりに
有名なところです。

かなり年配の女将さんは
とても気さくで色々と話かけて
くれます。逗子のシブサワさんに
ときどきお魚を届けていたようですが、
それがなんと、私の父の父であったようです。
(と、いうことは、女将さんは何歳・・・?)

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March 24, 2006

やはり気になっている新BIS

某金融機関さんへ出向かって、ヘッジファンドの話をしました。
10人程度と思っていたら、幹部もそろった、その倍ぐらいの
人数でちょっとびっくり。

現在金融当局が検討中のBIS II のガイドラインが、
やはり気になるようです。

ヘッジファンドに投資すると現在100%のリスクウェイトが
新しいガイドラインではおおよそ400%に上昇するからです。

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March 23, 2006

エクイティ・ニュートラル

今日は、エクイティ・マーケット・ニュートラル(株式市場中理型)
戦略の米国の最大手クラスのトップとのミーティング。
この分野では、かなり評価が高いところです。

ただ、この戦略は、市場の値動きの変動率の市場環境から、
急に変動が高まる環境(例えば、去年後半の日本株式市場)
では収益が悪化する傾向があります。

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March 22, 2006

ヘッジファンド業界の実相

3月20日販売の「週刊金融財政事情」のヘッジファンド特集で
機関投資家のためのヘッジファンド投資入門」という題名の
記事を投稿しました。

他の三名の投稿者のお知り合いの方々なので、記事を拝見させて
いただきました。私も、もちろん、含めてなのですが、やっぱり
ヘッジファンドの記事だと「カタカナ語」が多いですね。

記事を書いているときは気をつけていたつもりなのですが、
このような形で見るとやはりカタカナが記事に目立ちます。
一般の「かたぎ」の方にとって、この世界のことを理解するには
やはり、「共通言語」の障壁などが、いずれ高いということなんでしょう。

March 21, 2006

おすすめです

エプソン品川アクアスタジアム

20060320_shinagawa_aquarium_1

そんなに大きなところではありませんが、
品川駅前にこのような空間があるとは
ちょっとびっくり。

ドルフィン・ショーは乗り乗りでした。
(たぶん、子供より親のほうが。。)
音楽の選択も明らかに親をターゲット
していますね。

March 20, 2006

これがオルタナティブ投資だ

新しい本が出版されました。
これがオルタナティブ投資だ!

alternative_investment

従来、大口投資家だけがアクセスできた
オルタナティブ投資ですが、最近は
一般個人投資家の手に届くようになりました。

これは、素晴らしいことであります。

ただ、そのような良識な投資家層に、
この投資の本質を伝えたいという
気持ちが、このブログと新しい著書の
想いです。

このブログの読者さんのお陰で、このような
著書を出せました。どうもありがとうございます。

March 19, 2006

資本主義の根源

昨夜のNHKスペシャルで、ホリエモンが
資本主義の根源は「お金。元ナマじゃないですか。」
というシーンがありました。

ま、TV番組ですから、ひとつの角度からの表面的な
ことしか見せないのでしょうが。

でも、思ったのですが、資本主義の根源は、
信用ではないでしょうか?

信用を得るからお金が集まってきて、事業が成り立つ。
信用を失うからお金が去って、事業が困難に落ちる。

期待、希望も、信用と言えるでしょう。
【人】が【言】うことは、やはり大切ですね。

March 18, 2006

Today

今日、私は45歳になりました。

夜は、アメリカから一時帰国している両親と家族と
近所のイタリア料理でお祝い。
lecheche

March 17, 2006

イノベーションと格差

イノベーションということを、一言で表したいのであれば
どういうものとつながりますか?

私は「格差を尊ぶ」です。
「社会の格差」というと、マスコミ的や政治的では
陰険なかたちで表現されますが、
イノベーションとは、
・格差を造ることと
・格差を埋めること
ではないでしょうか

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March 16, 2006

創立記念日

本日は、シブサワ・アンド・カンパニーの創立記念日です。
いや~、、、5年が経ちましたが、これは前職であった
ヘッジファンドのムーア・キャピタルを上回ってきました。

過去5年間に良い出会いがたくさんありました。
色々とご支援をいただいた大勢の方々、
本当にありがとうございました。

さて、次の5年間の新たなステージに入ります。
皆様、どうぞよろしくお願い致します!

March 15, 2006

経営者と一般投資家の対話

昨日、経済同友会の社会的責任経営推進委員会に
さわかみ投信の澤上さんをお招きしました。
隣りに座っていた知り合いの経営者は、
「筋を曲げない人だねぇ~」と目が丸くなっていました。

質疑応答のときに、最所は皆さんは遠慮されていたようなので、
私が手を上げて、最近の同友会のCSRアンケートでは
「経営者として最も企業価値を理解しているグループは」
という項目の結果が興味深く、
①従業員、②取引先、③機関投資家、
④アナリスト、⑤格付け会社という順でしたが、
点数が大きく離れてビリは、⑥一般投資家、
という結果を見ると、経営者と一般投資家が
対話できている空間がないのではないかという
問題定義をしました。

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March 14, 2006

米のアクティビスト戦略

先週、米国フロリダ州で、ヘッジファンド業界で有名なコンファレンスに
出席した私の米国ビジネスパートナーによると、プレゼンしたHFマネジャーは
エネルギーとアクティビスト戦略が今年は数が多くて目立ったようです。

エネルギー関連へ注目が上がることはわかりやすいですが、
アクティビスト戦略は、ご存知のとおり「モノを言う投資家」です。

なぜ、この戦略が、今、米国で注目を集めているのでしょうか?

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March 13, 2006

リスク感覚

今日の日経新聞の一面コラム、
金融政策正常化へ「リスク感覚 目覚めの時」に

 最近は初心者がインド株投信から投資を始める
 例もみられる。 <中略>
 預金のようなリスクの極めて低い商品から
 新興国投信など高リスク商品に個人の運用が
 一足飛びに流れる傾向がある。

というコメントがありました。

確かに、預金の全額をインド株投信に振り分けるようで
あれば「リスクばの取り方のバランスが悪い」と言えるでしょう。

ただ、例えば、預金100の内、5をインド株投信に振り分けて
いるようであれば、リスク感覚として極めて重要な初歩では
ないでしょうか?

リスク感覚が、本当の意味でつかめるのは、
機関投資家や年金基金のような説明責任やその他に縛られる
「仲介投資家」ではなく、一般個人投資家という「最終投資家」です。

まさに目覚めの時です。


March 12, 2006

投資はゼロ・サムか?

文京学院大学院エクステンションの「オルタナティブ投資講座」
の聴講生OBからメールが入りました。知り合いのエンジニアが、
株はゼロサムゲームではないかと いう話になり、その人は、
株は他からの金融資産の移動で、価値の創造ではないというのです。

聴講生OB(自身もエンジニア)、株は企業が創った付加価値への
対価だと捉えて、市場の時価総額は、大不況、バブル崩壊が
あっても、長期的には上昇を維持しているから、ゼロ・サム
というのは事実と違う思うが、説明しきれなかったとのこと。

単純なレベルですが、私は、こう思います。

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March 11, 2006

宣伝会議

20060311kankyokaigi

宣伝会議の春号に
私のインタビューが載りました。
「渋沢栄一『論語と算盤』を読む」

今回、初めて知った雑誌ですが、
なかなかレベルが高い雑誌ですね。
(自分が載ったからじゃないですけど)

March 10, 2006

大企業のCSR活動

ふう。やっと、つながった。。。
ココログは、ほとんど二日間、書き込みが出来ない状態。
グレードアップのメンテのはずが。。。

今日は、NTTグループのCSR活動について、
「ステーククホールダー」としてコメントする
会合に参加しまた。

さすが、複数の会社を抱える大企業。
かなり幅広い活動 ~ 環境問題、災害対応、
ICT(Information, Communication, Technology)の開発で
豊かな社会を構築すること、その他社会貢献など ~
をステーククホールダーにコンパクトに伝える作業は
かなり大変なことであると感じました。

CSRは、経営トップやCSR推進室だけではなく、
20万人のグループ従業員一人ひとりが、
それは自分の「責任」であるという自覚ができるか。
大きな、大事なチャレンジです。


March 08, 2006

ゼロ金利解除

10年ぐらい前に、私がヘッジファンドに勤めていた時代に
JGB(国債)でお世話になっていたお二人と久しぶりに、
ポルトガル料理とワインを堪能しなながら、お会いしました。

いよいよ日銀の量的緩和が解除される動きになっていますが、
彼らのように長年、円金利のマーケットで仕事をしている人が
かなり少なくなっているのが、もしかすると今後の市場動向に
影響を与えるかもしれません。

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March 07, 2006

日中間系

40年以上、日中関係に関わってきた大御所を
囲む小規模な勉強会に出席してきました。

中国が今後、取り掛かるポイントは三つと
予測されました。

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March 06, 2006

また増税

今朝のNHKニュースで、社会の格差への懸念を示している
声が上がっているために、自民党税調会では高額所得者への
税金を引き上げることを「抜本的」税制改正で検討している
ということ。

びっくりです。こんなちまちました制度で、格差の問題が
抜本的に解決される訳がありません。

社会全体の元気を増進する議論のほうが
重要だと思いますが。。。

March 04, 2006

2月のヘッジファンド

1月はヘッジファンド業界は全体的に絶好調でしたが、
2月は、まちまちですね。
あまりパッとしないパフォーマンスもあります。
特に日本株式関係は。

March 03, 2006

ソニー社長

先日、ソニーの中鉢良治社長と夕食会で
お会いすることができました。

技術者上がりの経営者ですが、すごくおしゃべりで、
めちゃくちゃ明るい方ですね。

March 02, 2006

下関

はじめての山口県です。
西京銀行下関で主催したセミナーで講演しました。

宿泊先の窓から見える海の直ぐ向う側が九州です。
shimonoseki

潮の流れは、さすがに速そうです。

春帆楼という宿に泊まっていますが、
秀吉が朝鮮出兵のときに食べ物がない兵が
目の前で大量に取れるふぐを食べ始めたら
バタバタ倒れてしまったようで、それ以来
禁止されていたふぐを、明治15年に伊藤博文に
差し出す魚がなく困った女将さんが、
ふぐを出したところ、こんなにうまい魚を禁制
するなどけしからんと伊藤博文が解禁の命令を
下し、河豚料理の公許第一号店という歴史が
あるようです。

明治28年に伊藤博文は、ここで日清講和条約に
調印 した、このような歴史の場でもあります。

March 01, 2006

最後の?裁定取引戦略

一般投資家や機関投資家という他の投資家が取れない
マーケット・リスクを取れることに、投資の甘みや「裁定」
が存在します。

他の投資家が取れない信用リスクを取れることにも、
この甘み・裁定が存在する。

これが、今までの「オルタナティブ投資」が考える範囲です。

後、もうひとつ、面白い魅力的なリスクが存在します。
このリスクは「ファンド」である以上、なかなか
取りにくい、最後の甘み・裁定であります。

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