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May 01, 2006

投資の循環

毎回、かならず目を通すマネジャーの投資家レターがあります。
Oaktree Capitaという米国最大手クラスのディストレスト・
ファンドの創業者・会長のHoward Marksのレターですが
いつも重宝しています。

ディストレストというと「ハゲタカ」というイメージがありますが、
Mark氏の持論は、「非効率的な市場で淡々と投資を実施を
すること」であり、大当たりは、他の人たちにくれてやるという
考えです。

そして、この世の「絶対」はひとつしかなく、それはこの世の「循環」
であるという考えです。これは、彼が60年代に学生のころに
日本文化のコースを五つ受講したときに学んだ「無常」であり、
変化は避けられないということを示唆することに影響されたようです。

この循環を鑑み、状況判断をすると、今後の投資は慎重に
なるべきということが今回のレターの内容でした。

When high returns are not in prospect,
we shouldn't invest as if they are.
 高いリターンが期待できないときは
 高いリターンを得られると思って投資するべきではない。

When safe investments appear unlikely to provide the returns
we need, we shouldn't rush to riskier investments to get them.
 安全な投資で求めたいリターンを得られる可能性が低いとき、
 それを得るためにリスクを高めた投資案件に急ぐべきではない。

This is a time for caution, not aggressiveness.
For reaping more than sowing.
 現在は、慎重になるべき、積極的になるべきではない。
 収穫の時期で、種を蒔く時期ではない。

High realized returns must never be confused with
great opportunities to invest more.
高い実現益は、絶対に投資の高機会と
混同してはならない。

High past returns don't imply high future returns;
more likely,they've borrowed from the future.
過去の高リターンは将来の高リターンを示唆する訳ではない。
どちらかというと、将来から借りたということである。

Particpate in alternative investments if you want -
but do it with your eyes open.
オルタナティブ投資に参加したいといことであれば
参加するべき。ただ、眼を開いて実施しよう。


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