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これが、グローバルの歩調だと。
本当かどうかわかりませんが。
金融業は、
「規制緩和」⇒ ・・・でも、
「不正の抑制」 ⇒ により、
「投資家向けの情報の質を高める」
という大儀で、どんどん監視社会になっている
感じがしますね。
「禁じる」、「規制強化」、「業務改善命令」、
「業務停止命令」。こんなコトバがちらつくようでは、
本当に投資家の資本市場への信頼が高まるのかな。
法律は、多数の善意ある人たちのためではなく、
少数の悪意のある人たちのためですから、
しょうがないといえば、しょうがないのかも
しれませんが。
北海道のトマムに家族と
スキーに行ってきました。
あまり寒くないなァ
と思っていたところ、
初日のお昼過ぎから、
今シーズン初めての雨。
しかし、夜からかなり冷え込んできて雪に変わり、
次ぎの日は晴れました。
交通アクセスはかなりストレス・フリーでユーザー
としては広くて空いているゲレンデで快適でしたが、
経営者が変わっても事業として成り立つにはかなり
大変でしょうね。ちょっとやり過ぎた施設という
感じがします。スパの大プールには、波がうねります。
(その割には、客室のインターネット環境はまったく
ダメで、PHSモデムも接続できす。)
本土のスキー場と比べて、外国人(豪州、中国系)が
多かったですね。初めて雪を見る人たちもいたようです。
AFLACの創業者・最高顧問の大竹喜美さん
と面談しましたが、お会いしてお話をするたびに
元気を頂戴できる方です。
「官製型社会からの脱却」というお話をされた
ときにふと思いました。
「官製型」から「感性型」へ。
このような社会が造れればすてきですね。
ビジネスパートナーのVoyager Managementと一緒に
立ち上げた寄付プログラムSEEDCap Japanの第三回
審査会議を昨日開催しました。ファンドに投資して
いただいている機関投資家さんたち、事務局、そして
私が審査委員です。
今年の助成先は、組織形態に問わず、民間主導で
社会変革を生み出すことを事業化する「社会起業家」
であります。今年の候補は:
昨日、帝国ホテルの地下から階段を上っていたところ、
目の前の外人にふと目が止まりました。どこかで、
見たことある人だなァ。。。 米国財務長官?
いや、そうだったら警備が絶対についているはず。
と、思っていたら今朝の新聞でナゾが解けました。
某ファンド運用会社の会長さんで、「前」米国財務長官
でした。。。
そういえば、今日は某ファンドの日本における活動の十周年
記念パーティにご招待を頂いていました。ファンド・グループ
会社の会長さんは「元」米国副大統領。すごいですね。
政治と政策と運用の融合。。。
十年前。。。私が神谷町のビルで某ファンドの代表として
駐在員事務所を構えていたときに、それまで名前を
聞いたことがなかったこのファンドも引っ越してきましたが、
直ぐに人数が増えて出ていきました。その後に引っ越して
きたのは時ではほとんど無名だった米国のインターネット
ポータル会社、ライブドア。。。 この十年間、皆、それぞれの
道を歩みましたね。
米国大学基金は、世界最高クラスの投資家でも
ありますが、その代表的な存在は、Yale大学の
David Swensenさんです。
私のアメリカ人の友人(Yale卒)から送られてきた
NYタイムズの記事です。
For Yale’s Money Man, a Higher Calling
OBの寄付金に加え、このように独自に基金を
運用できることから、「ひも付き無し」の運営資金に
よって大学の質も向上し、世界級になれるんでしょう。
日本の大学基金の運用にも同じような「文化」が
根付けば良いのですが。。。
抵抗勢力は、多し。
銀行は、今年度末から施行されるバーゼルII基準の
リスク資産の算定へに向かって体制を整いていますが、
運用部門とリスク管理部門の間で意見が食い違う
ケースもあるようです。
運用部門は、もちろんヘッジファンドに投資をして
収益を上げたい。
リスク管理部門は、ヘッジファンドなど管理がややこしい
資産より、簡単なものへ再配分したい。
どのようなヘッジファンドに、どのような情報開示を求め、
その解釈が当局に受け入れられるかという不安が
まだ銀行には残っているようです。
この状況が落着きを見せて、銀行がふたたびヘッジファンド
投資に前進できるのは、新年度に、どこかに金融庁検査が
入って、その結果を見てからでしょう。
ビジネスパートナーのクリスが解約を考えている某ファンドの
マネジャーとの投資、そして個人的なお付き合いは12年ぐらいに
なります。その10年ぐらいは25~30%ぐらいの年率リターンを
出していた大変優秀なマネジャーなのですが、直近の数年間は
10~15%と(まあまあの水準なのですが)かなりペースダウン
していて本来の実績を出せていないとクリスとしては不満です。
そのマネジャー曰く、「エンジンの8シリンダーの内、1年前は
2シリンダーぐらいだけで動いていて、今は5シリンダーぐらいかなァ。
解約しても、構わないよ。そのほうがかえって、僕にとって助かる
かもしれない。落ち着いたら、また戻ってきていいから。」
この数年間、このマネジャーは、かなり激しい離婚手続きで
頭がいっぱい。今の段階で、個人資産を減らしたほうが、
奥さんと分けなければならない部分が減る、というブラック
ジョークのようです。
ちょっと前に、家庭生活を安定させるために長期休暇を
決断していましたが、半年間ぐらい仕事から離れたら
我慢できなくなって復帰しました。結果的には、仕事より
奥さんのほうが離れやすいという結論に至ったようです。
今日は、Voyagerのクリスと機関投資家へ挨拶回り。
色々と今後のヘッジファンド投資への体制や方向性に
ついて苦悩されている方々も少なくないよう。
やはり、この場合は、Simple Is Bestだ私は思います。
これからは、多彩多様な戦略を取り組むことによって
投資リスクを回避することを整理して、検査リスクを回避する
株式ロングショートのようにわかりやすい、透明性が確保
できるようなヘッジファンド戦略に特化する機関投資家も
増えてくることでしょう。
私は以前からヘッジファンドが上場することによって、
投資家は流動性が確保できて、マネジャーが運用の
ために安定した長期資本を確保できるということで
面白いと思っていました。
が、ヘッジファンド運用会社が上場する。。。
これでは、創業者・マネジャーの会社の保有価値と
株式の流動性を高めるだけで、クレイジーであると
思っています。
日本の高校では日本史が必修科目じゃないんですか?
今朝の日経新聞の「ニッポンの教育」のコラムで
初めて知りました。
一部教員らが国歌演奏のときに起立しないとか
するべきとかが社会問題になるお国柄ですから、
それほどびっくりすることでもないのかもしれませんが、
なさけない。
今、那覇空港です。
金融特区が設けられているのは沖縄本島の北部の名護です。
まだ「やんばる」という大自然が残っている地域です。
一方、那覇市がある南部は人口が多く、あまり昔の景観が
残っていない地域です。
北と南はつなぐ高速道路ができたと言っても、会場から空港までの
移動は一時間以上かかります。
そういう意味で、金融特区としてアクセスが悪いという意見も
実際に進出している企業からもあります。「機能」ということ
だけを金融特区に求めるのであれば、「安い」、「近い」に座を
奪われるでしょうから、やはり名護は、「Function」というところだけ
ではなく、名護「スタイル」という「Significance」を打ち出すことが
大切でありましょう。
昨日、ソニーマーケティングのアドバイザリーボードに
出席し、色々と新製品の説明を聞くことができました。
TV用なPC(丸くてちょっと可愛いですね)とか家庭内LAN
をどのように活用するとかの話がメインでしたが、最後に、
3月から販売するオーディオシステムの紹介がありました。
ソニー側としてもPCやビジュアル関係に重点を置いてきた中、
起点であるオーディオの軸を再確認したいということです。
団塊世代のお父さんのために、値ごろ感がある、高質
オーディオシステム。ほっとする音を提供したいよう。
気が付いたら、本当に久しぶりでした。このようなほっととした
オーディオ・サウンドを味わうのは。音楽のダウンロードとか
ポータビリティに気がとらわれていましたが、なんと自分は
「オーディオ難民」になっていたんですね。
去年に独立した日本人ヘッジファンドマネジャーと
お久しぶりに会いました。ファンドを立ち上げたのが
去年の4月ですから、かなり波荒い船出となりました。
パフォーマンスのボラティリティをコントロールしなければ
お金は集まらない、と先輩ファンドマネジャーから助言
されたとか。確かに、今回独立したマネジャーの前職は、
ボラティリティがかなり高いファンドで、結果的に去年に
閉鎖されました。
そして、確かに、ボラティリティが低いファンドのほうが
年金基金、機関投資家など大口投資家のお金が
集まりやすい傾向があります。
ただ、「堅い」と思って投資したファンドが穴を掘ってしまうと、
そこから這い上がるのも大変です。「堅い」と思っていた
期待感に応えることができないと、その大口のお金が
いつ飛び出してしまうかとう心理的な重石もかかります。
ヘッジファンドでパフォーマンスを取るには、やはり、
ボラティリティがちょっとあるかもしれないという覚悟が
投資家として必要なのでしょう。
これは、われに取って凄いニュースです。
週末のサンケイ・ビジネスアイで気づきました。
ポリスの再結成のうわさ。
彼らがRoxanneでデビューしたときには、
私は高校生。当時は、このポップ・パンクは何だ、
とハードロックに没頭していた私はそっぽを
向いていましたが、大学生になったころは、
彼らの音楽は、自分の日常生活の一部に
なっていました。
秋の野外コンサートで、急な冬風の突風の中で
彼らの演奏は、くっきりと記憶に刻み込まれて
います。たった三人で、これくらいの多量多彩の
音が出せるなんて。
まさに過去からMessage In A Bottleが
送られてきた感じがします。
10年以上前にヘッジファンド業界に直接
関与していた日本人は少なく、当時で
ヘッジファンドに勤めた経験がある日本人は、
自分を含めて本当に片手指数本で数えられる
ぐらいでした。
その一人の方と、ランチをご一緒させて
いただきました。ヘッジファンド業界の
大発展にうれしく感じる一方、昔の日々も
懐かしいですね、とOld-Timerのように
二人で嘆いていました。
ただ、仕事外で一緒にやってみようという活動の
アイデアで話も弾みました。