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September 13, 2007

債券ではなく、株式の代替投資

「説明責任」を果たすために、機関投資家や年金基金は
いろいろな記号を使います。

例えば、アルファやベータ。

ベータは、投資対象の市場方向性をあらわす変数。
一方、アルファは、市場方向性に関係ない超過リターンを
あらわす指数です。

ヘッジファンド商品を売り込む側は、このアルファや
ベータという記号を使って、顧客を説得できたため、
大量な金額がこの投資家層に流れ込みました。

ベータにはお金を払うべきでなく(これは、インデックス
ファンドというパッシブ運用で安く得られるから)、
アルファに払うべきだと。

顧客側の多くも、そのもっともらしい説明になっとく。

ヘッジファンド投資でベータは、「悪」というラベルが
貼られていた近年。多くのコンサルタントも、もっともらしく、
「アルファを追求して、ポートフォリオの標準偏差を
下げて安定性を維持するリスク分散」を目標としてあげます。

でも、単純な頭脳を持っている僕としては、なかなか
この理屈は腑に落ちませんでした。

だって、高いフィー払うのは、収益を上げる期待感が
あるからでしょ、と思ってしまうからです。それが、
アルファという服を着ていようが、ベータでも良いのです。

リスク分散だけのために高いフィーを払うのは、よく
わからない。。。??

株式ポートフォリオの中に、株式ロングショート戦略を
組み込めば、同じ素材(株式)を使っているわけであるから
「説明」しやすいと思います。また、長期的に見れば
株式と相関性が低く、絶対的を収益を上げるという
期待利益を上げることを優先とするリスク分散が
当たり前であると思っています。 

つまり、収益を上げるほうが目的であるべきで、
リスク分散を目的することは、本末転倒であると
考えます。(だから、ぼくはコンサルタントとして
務まらないのでしょう。。)

もちろん今までの主流は、アルファをいかに抽出
するかということをうたい文句にする人たちです。
「ポータブル・アルファ」と「アルファ」を「持ち歩く」
という人たちもいます。

僕の理解では、これは基本的に債券ポートフォリオの
リターン + アルファという考えで、ヘッジファンド投資は、
株式ではなく、債券投資の代替という考えです。

ふむふむ。。。でも、同じ収益を上げられるのであれば、
簡単なほうが良いなァと僕は、やっぱり、思ってしまう。

株式ロングショートは、同じ素材を使っているのだから、
やっぱり株式ポートフォリオの代替だろう、、、

と思っていたところ、今日の発見。
最近では「アルファ・エクステンション」という考えが
じわじわ浸透していているよう。

何を『延長』しているかというと、運用の縛り(対指数への
相対的リターン、トラッキングエラー云々)から自由度を
高めるということのようです。

つまり、これは、株式ポートフォリオの代替。
100の買いに対して30の空売りを実施する
130・30戦略です。

な~んだ。
これは、ほとんど僕が長年考えていたことと同じ。

ただ、つながれていた鎖からは開放されましたが、
(フィーが通常のヘッジファンドと比べて割安のかわりに)
まだ庭の周りが垣根に囲まれているということで
完全な自由度があるということではありません。

しかし、運用の職人さんの目利きで収益を上げる株式
ロングショートとはちょっと違うスタイルですが、Keep It Simple
という意味では同じ考えです。

簡単なポートフォリオ構成のほうが、説明しやすいですよ。

説明しやすいポートフォリオで長期的に収益を上げる
ことができるのであれば、何が不足になるのでしょう。

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