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November 30, 2007

ふたつのセミナー

今日はふたつのセミナーに参加しました。

500人ぐらいが駆けつけた大会場の
セミナーを拝聴した後に、50人ぐらいの
こじんまりとしたセミナーで「基調講演」
をしました。

大会場のセミナーのテーマは、「ヘッジファンド
に投資する場合のリスク管理」。もうひとつは
長期投資について考えてもらうセミナーです。

大セミナー会場に出席していたのは機関投資家。
多くが銀行の方々だと思います。なぜなら主催者が
金融当局だったからです。

小セミナーに出席してくれたのは個人投資家。
サラリーマンから、主婦から、学生までと多様な
集まりでした。主催は、個人に長期投資を考えて
もらう草の根活動です。

大セミナーの目線は、いかに行動を説明できるかと
いうことでしたが、小セミナーのほうはいかに行動
できるかと目線の角度が違いました。

November 29, 2007

大学での講義

昨日と今日は、連続に「投資顧問業協会・
投資信託業協会寄付講座」で名門大学
「A」と「B」で「ヘッジファンド」について講義
しました。何百人が入る大講堂で、資産運用の
専門家を外部講師として招いて開催するシリーズ
ですが、「A」は三年目、「B」は二年目です。

それぞれの大学のカラーがあって面白い
です。「A」の学生は、かなりまじめで、きちんと
話を聞いてくれます。講義が終わると、なかなか
良い質問に来てくれる学生もいる。「B」も、去年と
比べると引き締まった感じがして良かったです。

一方、数ヶ月前に訪れた「C」。ここは、ダメ
ですね。講義中に寝るのは許せますが、
(特に自分自身の学生時代を思い出すと。。)
おしゃべりは許せないですね。手前に座って
いる学生は、マジメですが、後ろや右左に座る
学生たちがウルサイ。講義を途中で止めてしまい
ました。

(そんなにキレてしまうのは僕だけだと思ったら、
同じ大学で別の講師も途中で止めてしまったようです。。。
温厚な方だと思っていたのに。)

ここも、二年間やりましたが、来年に依頼があったら
お断りしようと思っています。

November 28, 2007

30年の前の自分

「古典から未来を学ぶ」という講義
守屋淳さんと澤上篤人さんのお話を
お伺いし、長い時間軸のことについて
考えているときにふと思いました。

30年前の自分のことを覚えていますか?
そのときに、何を視て、何を聞いて、何を
言っていたか?そのときに何を考えて、
何を感じていたのでしょう?

自分は16才の高一年生。アメリカで
生活をしていて、自分だけで車を運転
できる免許書に書き換えができて、
親からの自由を手に入れていたとき
でした。ちょっと、羽目を外していたかも
しれません。

そのとき、いまの自分を想像して描けて
いたかというと、まったく想定外です。

そういう意味で、30年後の自分。
想像できますか?どのような日々を
過ごしているでしょうか。 

わからないですね。
いま、想像できる30年とはまったく
違う毎日を過ごしているのでしょう。

でも、どのように展開していくのか正確に
わかる物語を読んでも楽しくありません。
物語は、わくわくして読みたいものです。

November 27, 2007

農耕民族的思想の限界

「狩猟民族的にブランドを買ってくるグローバル
戦略はわかるけど、ウチは、耕してブランドを
造ることを好む農耕民族的かなァ。」 某上場
企業の社長との昼食会での会話でした。

日本人・農耕民族説はよく聞く話です。ただ、
思うのですが、恐らく、この世の中の人口では
農耕民族の数のほうが多いので、どちらかと
いえば、農耕民族的な経営戦略は歓迎される
はずです。

昼食会の場は、「とうふ屋うかい」。もっとも
農耕民族的な空間でした。日本人思想の限界は、
農耕民族云々ではなく、このような空間は日本
国内でしか成り立たたないというところにある
のではないでしょうか。もし「うかい」の空間が
そのまま中東、中国、中米、、、どこにでも造った
としたら、このような美しい空間でヘルシーで
美味しいお料理をいただけるとすれば、、、
現地の方々は大喜びすると思います。

農耕民族的思想そのものが世界競争への限界
ではなく、その思想が領土内でしか通用しない
というところに限界があるのでしょう。

November 26, 2007

小さい小さいSWF

今回、中東に行って気づいたのですが、
オイル・マネーは、「あぶく銭」ではありません。

次世代が、原油ガスに頼らない経済社会で
豊かに生活できるように、いま、資本として
出資しているお金です。イスラム金融により、
お金でお金を産む「金利」が好ましくないという
ことなので、債券投資でよりキャピタルゲインが
見込める株式投資に積極的なのでしょう。

一方、その昔のジャパン・マネーは、どのように
いま、稼ぐかことにしか眼中がなかったような
気がします。元本が保証されている外債に
投資することは健全な投資であるという大儀で
大量に入札していたのでしょうが、所詮、それは、
いま稼ぐことだけに留まり、現在は資本として
姿はありません。

中東のお金は、王様のお金、つまり、Sovreign
のWealthです。でも、ちょっと視線を変えてみると
日本の個人投資家だって一家の王様です。小さな、
小さなSovreignかもしれませんが、集積すれば、
世界最大級の”Wealth Fund”です。

必要なのは、Awareness,ちょっとだけの気づきです。

November 25, 2007

オマーンのトップ?記事

オマーンの新聞に、われわれの視察団訪問が出ました。
彼らの期待に応えてあげたいですね。

20071125_oman_paper1

20071125_oman_paper_2

November 24, 2007

帰国

昨日の夜に帰国しました。

今週は、毎日、早朝からスケジュールがびっしり
入っていて、夜になると飛行機に乗ることの繰り返し。 
ちょっと疲れました。

ただ、今回は、中東の視察に参加することができて
本当に良かったです。眼が開けました。

ご一緒した団員の皆様に恵まれ、また我々の一日が
スムーズに運ばれたのも、事務局の皆様のお陰です。

本当に大感謝です!

20071123_home_2

November 23, 2007

バスの旅

早朝から、マスカットからバスで高速道路を北西へと
向かいました。

ガソリン価格は、一リットル20~30円だそうです!

20071122_highway_1

でも、どの社会でも同じなのは、子供たちの笑顔です。

20071122_highway_2

2時間半後、ソハール港に着きました。

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November 22, 2007

オマーンの一日

オマーンの首都、マスカットも深夜に着き、
朝に窓の外を見たら、ここにも海が広がって
いました。今回、視察に参加する前の中東の
イメージは砂漠でしたが、これほど海を見る
ことができるとは想定外。

でも、確かに「湾岸」諸国って言いますよね。

20071121_oman_1

オマーンは、UAEやカタールと比べると伝統的な景況を
保存することに意識しています。規制によって12階以上
やガラスのビルを建てることは禁止されています。

20071121_oman_2

政府建物の周辺を囲む山の上に古い見張り塔が
たくさん建っていました。

20071121_oman_3

オマーンの人たちは民族的もUAEはカタールの人たち
と一味違います。白服や頭の巻物の形も違います。

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November 21, 2007

カタールの一日

昨日は深夜にカタールの首都、ドーハ
着いたので気がつきませんでしたが、
目が覚めたら、ホテルの前には美しい
海が広がっていました。

20071120_qatar_1

カタールも日本にとって大事な国。
原油総輸入量の9.3%(第4位の原油供給国)、
天然ガスは12.0%(第4位のLNG供給国)
【ここの天然ガス埋蔵量は世界3位で
 100年以上分。原油は37年弱。】

カタールの総輸出の41.5%は日本向けです。
(2位は、韓国@13.9%)【2006年】

ただ、ここでもUAEと同様に日本との関係を
原油・ガスを超えた関係を築きたいという
意識があります。

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November 20, 2007

アブダビの一日

20071119_abudhabi_1

アブダビの都心は、実は島です。マンハッタンの
ように道が縦横と規律よく計画されている街並みで、
この地域にとって原油より高価な水(海水から真水化
される)をまいているために緑が多いところです。

20071119_abudhabi_2

アブダビはUAE(アラブ首長国連邦)の金庫箱。
ここに原油・ガスの資源があるからです。

日量260万バレル、埋蔵量1000億バーレル
(世界第5位)。原油輸出量の約半分が日本へ。
日本の石油消費の約1/4を供給しているという、
私達にとって大切な国です。

原油価が安いときでも、日本はきちんと買ってくれた
日本の「貢献は忘れない」とアブダビ皇太子
安部総理の中東訪問の際に明言されました。

ただ、これからは石油だけの関係では無理でしょう。
(確か)2015年に日本との長期契約が切れる予定で、
現在エネルギー需要が拡大している各国からUAEに
接近しようとしていますから。

それにしても、アブダビでお会いした各責任者の
方々は、お若い。

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November 19, 2007

ドバイの街、アブダビの夕日

20071118_dubai_port
ドバイは、国際金融や観光レジャーだけではなく、
メディアやロジスティックス(物流)の中東のハブ
(センター)になる構想に基づいて発展しています。

外資保有の制限や事業参入への認可制が
基本的に厳しい国柄のようですが、ハブとしての
発展を促すだめに、制限や規制を撤廃もしくは
大幅に緩和させるFree Zone(特区)を設置。

20071118_dubai_building_3
20071118_dubai_building_4
建設ラッシュは凄いです。世界一の
高層ビルも建設中で、106階の住宅
2BDRは、円換算で約5億円とか。

20071118_dubai_building_2
20071118_dubai_building1

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このようなハプニングも。
市内でバスが角を曲がったときに、
なんと下のトランクスペースのドアが
空いてしまい、スーツケースのいくつか
転げ落ちてしまいました。私のはセーフ。

20071118_dubai_bau
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アブダビ行きの途中のサービス
エリアの隣のモスク。

20071118_abudhabi_mosuque

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ドバイからバスで約2時間半でアブダビに
到着。ドバイと違って、もうちょっと普通の
「生活観」が感じられる街並です。
緑も結構多いです。

アブダビで夕日を見送りました。
20071118_abudhabi_sunset

November 18, 2007

ドバイの早朝

今日は、ドバイで朝日を迎えました。
20071117_dubai_sunrise

経済同友会の中東視察団の副団長として
参加しています。昨日の深夜に関空から
飛び立ち、ドバイは今朝の6時に着きました。

ホテルで一休みできましたが、午前9時過ぎに
集合がかかっています。かなりハードな一日に
なりそうです。

20071117_dubai_hyatt

November 17, 2007

何にお金を使うべきか

「敵対的防衛策」のために付与した
新株予約権の買取費用 = 21億円

「敵対的防衛策」のために支払った
弁護士・証券会社の助言費 = 6億円

中間決算の最終損益 = -19億円
       売上は80億円

株価は、、、下落。
「防衛策」に賛同し、応援してくれた
株主の価値も大きく毀損。

これは、「教育費」なのでしょうか?

何にお金を使うか、最初にきちんと判断すべき。
教育費と働き方について取材されました
20071117nikkeikids



「日経キッズ+」

November 16, 2007

ヘッジファンド投資のうんちく

今週は、ビジネス・パートナーのVoyager Managementの
Chris Knightが来日しました。今回は、ヘッジファンド・
リサーチを担当するNour Daoudも初めて一緒に来日。

ブティック系(つまり、小規模)のファンド・オフ・ファンズ
ですが、運用パフォーマンスはかなりしっかりしたもの
であるし、なんと言っても彼らの経験(Chrisの場合は
30年、Nourの場合は15年のヘッジファンド投資暦)から
基づいた「うんちく」が素晴らしいですね。

ヘッジファンド投資を、定量的分析に基づいたモデルで
運用を最適化することをうたう大手ファンド・オフ・ファンズも
あって(かなり日本からたくさんお金を集めていますが)
Chris曰く、不完全なデータ・ポイントで、いかに意味が
あるように演出することには不信感を持っている、と。

右脳的な「うんちく」と比べると、左脳的な「モデル」は
味気ないなァと、私は思います。

既存の投資家さん達には、Voyagerの運用スタイルと
成果に満足していただいているようだし、これから色々と
投資家層も広げたいですね。

November 15, 2007

数値化で失われる意味

何事でも分析する際に、数値化された
尺度は便利です。数値であれば、
違う立場にの人たちでも「物事」が
通じる共通言語になるからです。

でも、数値化されたものは、その「物事」の
意味が圧縮されているものであり、その
過程で失われる情報が少なくありません。

例えば、ヘッジファンドのポートフォリオの
市場リスクの尺度になる基本中の基本の
ネット・エクスポージャー【買いポと空売り
ポジションの差額】。

これは一つひとつの買いの証券と売りの
証券が同一に上下に動くという過程の
リスク尺度ですが、そんなことは、そもそも
実世界ではありえないですね。

数値化されたデータを見て、安易に安心感
・不安感に惑わせられることには気をつけたい
ところです。

November 14, 2007

小人化社会のために

君子は義にさとり、小人は利にさとる。

論語の明言です。
『行動に際して、義を優先させるのが君子、
 利を優先させるのは小人である』

今日は、文京学院大学のエクステンション・
アカデミア
で「論語と算盤」について話をしますが、
本講座の後半の「先生」は、守屋淳さん。

冒頭の訓言の解読は、最近、出された『論語の経営学』
『日経BP社】というCDブックから引用させてもらいました。

経営など戦略について参考になる中国古典は孫子
一般的ですが、守屋さん曰く、孔子のことを最初に知らない
と孫子のことを勉強してもダメ。つまり、論語は基本中の
基本ということです。

われわれの社会は、小人化しているかもしれないですね。
同友会でお知り合いの「若手」経営者も最近の
傾向に危惧されていて、守屋さんもお誘いして
「論語と算盤」の勉強会を定期的に開催しています。

November 13, 2007

日本病

本日の日経新聞コラムの「一目均衡」によると、
年初から十二日終値まで、世界の51ヶ国・地域の
株価指数を上昇率順に並べると、日本は、上から
かぞえて50番目。下にはベネズエラの指数しか
ないようです。びっくり。

一方、ワシントンDCの現地情勢を教えていただける
方によると、『少々過激からもしれませんが、米国から
見る日本は国際社会の動きを無視しているか、それとも
逆行しているのではないかと思えてきます。一言で言えば
「日本の対応は内向きで身勝手」という印象でしょうか』と。

『最大の問題は日本の情報発信能力が依然低いなかで、
米側の対日関係者の受信・分析能力も低下しており、
誤解や不信感が置き易い状態であること。』

投資益だけではなく、国益にも、いまの日本病の状態が続く
ことは断じて避けなければならなければ。風邪なら、ちょっと
うがいして、漢方薬でも飲めば回復することはありますが、
いまの日本の場合は、もっと本格的な治療が必要のようです。
が、その意識が低いことが、そもそもの問題なんでしょうね。

November 12, 2007

財団のヘッジファンド投資

某財団の理事会に出席しました。
上年度の資産運用実績の報告を
受けて、もっともパフォーマンスが
良かったのは、ヘッジファンド運用
の部分。

4年ぐらい前から、ヘッジファンドに
運用の選択肢を広げるべきと主張
していましたが、やっと実行できたのが、
実は、2006年初。。。日本ヘッジファンド
戦略として最悪のタイミングでした。。。。

が、2007年は、好調。年度初から50%強
のファンドも幸いのこと、組み込めていました。

ヘッジファンド投資に対して、半信半疑の
長老の方々も、少しは見直してくださったかな?

November 11, 2007

リスクのコントロールか、維持か

9月、10月と絶好調な株式ロングショートの
ヘッジファンドが目立ちましたが、11月から
入って厳しい市場環境を食らっています。

8月の「サブプライム問題」相場では、月の中央に
リスクをコントロール(つまり軽減する)マネジャー
ではなく、厳しい環境のときに投資先のポジションに
信念を持ってリスクを維持した方に軍配が上がり
ました。

今週に11月の折り返しを迎えて後半戦へ。
今回はどちらに軍配が上がるのか。

November 10, 2007

ひとつしかない大切な存在

先日、中国古典を学びながら、気がついたこと。

われわれ一人ひとりは、世界では間違いなく
ひとつしかない大切な存在。

しかし、社会の中では、日本人・アメリカ人、
サラリーマン・ニート、若輩・年配、などなどの
「類」に当てられます。

では、世界と社会の違いは何?

世界のほうが、社会より大きいのに、なぜ
世界ではひとつかない大切な存在にになれるのに、
社会ではなれないのでしょう。

それは、世界は、大自然。
大自然の中では、我々は
ひとつしかない大切な存在。

しかし、社会は、人に造られたもの。
人の目線では、ひとつにかない大切な存在に
なれないようです。

November 09, 2007

UCLA同窓会

UCLA日本の同窓会の「Westwood Reunion」が
開催されました。年一回の総会とパーティです。

同窓会の副会長ですが、この頃、活動幹事会に
なかなか参加できなくさぼっていたのですが、
夕方の5時ぐらいに、携帯が鳴り、「岡田達雄ですっ!
ごぶさたしています!!」と同窓会会長の元気な
声が。。。「司会、お願いしますっ!!」と。

メールだと断れるですが、岡田さんの元気な生声
だと、なかなか断ることができません。

200名ぐらい?が集まり、お久しぶりにMBAの同窓生や
その他学部の方々、またはじめてお会いする方々も
たくさんお話することができました。

November 08, 2007

同友会起業フォーラム2007

今年も経済同友会は起業フォーラム
を開催します。

シンポジウム【無料】は、12月5日で、
2008年1月開講予定の「起業塾」も募集
しています。今年は四年目ですが、
過去の起業実績は、年4~9名の
塾生のうち、半分ぐらいの方々です。

November 07, 2007

英国FSA

さきほど、英国FSAのChief Executiveの
Hector Sants氏の話を英国大使館の
セミナーで拝聴しました。

英FSAは、ヘッジファンド規制へのスタンス
を参考にすると、個人的に一番評価が高い
金融当局ですが、同局の基本的な考えは:

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November 06, 2007

真のかっこいいお金持ち

昨夜、米国大富豪のロックフェラー家の当主である
デイヴィッド・ロックフェラーさんの回顧禄の
日本語版
出版記念パーティに妻と出席しました。
20071106
妻の母が大ファンという
ことですが、一緒に写真を
撮ってくれた、気さくで
素敵なお爺さまでした。
92 years youngと言うほど、
しっかりされていて、ウィットに
富んだ方です。

慈善家としても有名ですが、
このようなスケールの
「かっこいいお金持ち」は、
日本にはいないですね。

パーティの発起人の一人である緒方貞子さんが
素晴らしい英語のご挨拶で、本当に読みやすい
と推奨されていました。

デイヴィッド曰く、原稿をまとめるのに10年間
かかったのですが、最初に出版社に持ち込んだ
ところ、「とても良い内容ですが、300ページほど
カットしてください」と頼まれたとか。

大作ですが、かっこいいお金持ちの生き方に
触れたいと思われる方には是非。

November 05, 2007

すべての人の幸せ

ある経営者からお伺いした話ですが、
元英国首相のマーガレット・サッチャー
彼へ助言した言葉

「私がやる政治の仕事であろうと、
 彼方がやるビジネスの仕事であろうと、
 すべての仕事は人を幸せにするため」

いまの日本の政治は誰を幸せにしているのでしょうか・・・

November 04, 2007

天命を待つ

あのとき、こうすれば良かったと
終わった後に、よく思いますよね。

まぁ、そのときは、そのときでベストを
尽くすつもりでいたのですが、その瞬間が
去った直後に、いろいろと気づきます。

と、言っても既にそのときは瞬間は過去となり、
過去は変えることはできません。悩むより、
人事を尽くして天命を待つ
とは、良く言ったものです。

November 03, 2007

サブプライム問題のパラドックス

証券化は、特定のリスクをひとつの機関から
排除できる最適な手段であり、これは、その
機関に取って極めて合理的な動きです。

ただ、今回のサブプライム問題からの教訓は、
機関という各ユニットが、このような合理的な
動きをしても、資本市場全体というシステムが
必ずしも合理的にならないというパラドックスが
あります。

「見えざるリスク」は実態より高まるということ
でしょう。

十月末までの株式ロングショート戦略は概ね好調。
今年は、後二ヶ月。

November 02, 2007

みっともない

日本が、世界社会の平和の維持のために
軍事的資産を活動できることは限れている
ことは承知していますが、国内政治のどさくさで、
この結末とはかなりみっともないですね。

このような身勝手な行動を取りながら、
頼られる「パートナー」として思われる
ことを希望することはムシが良すぎる
と思います。

November 01, 2007

ASEAN経営者会議

20071101_asean
第33回日本・ASEAN経営者会議に参加しています。

午前中のセッションでは、エネルギーと環境
というキーワードがよく出てきました。

ベトナムなど経済発展国では電力発電所の
ほととんどは原油に頼っているので、最近の
原油価格の高騰は死活の問題。発電所など
エネルギーインフラ投資に積極的です。

原油価格と共に穀物価格も高騰しっている中、
バイオ燃料について、植物がよく育つ地域だけに、
フィリッピンなどから、食物を原料としない
次世代バイオ燃料についてかなり積極的な
話がでました。

環境に関してはGreed(成長)とNeed(貧困から
の打破)という背景がありながらも、やはり
無視できない重要課題という意識が一致して
いるようで、エネルギー効率活用の技術を
取り入れることに期待が高まっているようでした。

昼食会は、ミャンマーのビジネスマンたちと
ご一緒しました。最近の母国の情勢で、まるで
歴史が逆戻りしているようだと嘆いていました。
が、鉄道などのインフラ構築できれば、アジアに
おいて新しい南西物流リンクが可能であるという
構想を紹介してくれました。

このように鉄道、道路、港湾、空港というインフラ
構築がASEAN各国の共通のニーズです。この
ニーズに日本は応えることができるのか。

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