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February 29, 2008

人生の窓

知名度、資金力、影響力が抜群の海外組織の
日本現地の手足になることについて、今日、ある方
から相談を受けました。

確かに、自分達の存在のレバレッジになりますが、
独立性、中立性の観点のマネジメントが難しくなり、
レバレッジですから、しっぺ返しの可能性もあり、
必要以上の注目を浴びるかもしれない。

ときどき、人生に窓が開く。
ただ、その窓が開いているのは、その時だけかもしれない。
その開いた窓に飛び込むか、飛び込まないか。

難しい判断ですが、飛び込んだ後に、次の窓が増えそう
であれば、迷わず、飛び込むべきなんでしょうね。

米大統領候補のオバマにも、その窓が開いたときに、
リスクがある承知で、飛び込もうと決心したのでしょう。

February 28, 2008

機能の最大限より

某電気メーカーさんとのお話。消費者に「商品の機能を
理解してもらい、最大限に引き出す使い方」をしてほしい、と。

確かに、作る立場として、そのとおりでしょう。

ファンド・マネジャーも同じように投資家にリスク・リターン
(機能)を理解してもらい、最大限にリターンを引き出す
使い方をしてほしいと思っています。

ただ、これは供給側の勝手かもしれません。
消費者(投資家)は、必ずしも、その機能を最大限に
活用しない。むしろ、使わない機能のほうが多いでしょう。

どちらかというと、機能より、その商品が持つ「意味」や
「楽しさ」を求めていると思います。もしかすると、
機能がたくさんある(が、実際に使わない)ことに意味が
あるのかもしれません。

だから、投資の機能(真のリターン)として疑わしい、
毎月分配型投信が飛ぶように売れたのでしょう。
多くの投資家にとって投資の意味は、リターンを最大限
することより、お金が毎月戻ってくることでした。

メーカーでもファンドマネジャーでも作り手の機能だけでなく、
意味を消費者(投資家)に伝えることが大切と言えるのでしょう。

February 27, 2008

SWFと夕食

SWFに務める長年の友人と夕食。
いろいろと話をしましたが、内容は非公開・・・(笑)

日本株のファンドマネジャーですが、ま、彼は
ベジタリアンなので、日本企業が心配することは、
まず無いでしょう。

良い会社がたくさんあるのになァ。。。
ただ、もうちょっとバランスシートのレバレッジ
(資金余剰の場合は株の買戻しで)をかけて
もらったほうが良いのに・・・ と、いう意見でした。

February 26, 2008

米シンクタンクとの朝食会

今朝、有力米シンクタンクのBrookings Instituteの
Tom Mann
氏と日本の「若手」経営者の朝食会を
ホストさせていただきました。

外国から識者が来日されたとき眼に触れるのが、
「旧」世代のリーダーの方々だけだと、いまの日本
社会の本質を見出せない恐れがある(と、思いたい・・・・)
ので、今朝の皆様のご参加はとても大切であると
思いました。

対話も一方的ではなく、かなり白熱した場面もあったので、
Tomにとっても良い刺激になったと確信しています。

白熱したシーンは、「オバマのキャンペーンはロック・
コンサートのように騒いでいるが、大統領になったときに
何をするのかという内容がわからない」という疑問を
某氏がふっかけたとき。

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February 25, 2008

130周年記念対談

本日は、東京商工会議所の岡村会頭と対談する機会を
頂戴しました。なぜ、私のような愚者がこのような光栄な
ご指名を頂けたかというと、すべて先祖様のおかげです

設立130周年を記念する、この対談は約1ヵ月後に
日本経済新聞の記事として記載される予定です。

対談することは不慣れではありませんが、今日は関係者の
ギャラリーが多く、最初は、ちょっと舌がよく回らない感じが
しました。しかし、会頭が温厚に接していただいので、お蔭様で
エンジンがかかり、いろいろと持論を述べてしまいました。

ただ、話の内容が散らばってしまったため、記事の原稿を
まとめるのは大変かもしれません。失礼いたしました。

February 24, 2008

米国のミレニアム世代

某都内ホテルで家族に夕食のファミリー
サービスをアテンドした後に、本夕食会で
ワシントンの「インサイダー」の方といろいろ
とアメリカの社会・政治状況についてお話
をすることができました。

アメリカでもベビーブーマーという団塊の世代
があるのですが、興味深い現象は、この世代
より人口が多い、「ミレニアム世代」です。
つまり、ベービーブーマーの子供たち+移民
ですが、1970年代後半から1990年代前半
の世代を示すようです。

この新成人が、これからアメリカの政治勢力に
なるということを示唆していますが、基本的に
リベラル思想であり、そのひとつの現象が、
オバマ大統領候補に影響を与えているという
ことがいえるでしょう。

しかし、米国は劇場だけでなく、政治舞台でも
大変面白い「ショー」を提供してくれますね。
一方、日本では再放送だけ。

February 23, 2008

SWFの必要条件

自民党が日本版SWF(政府系ファンド)を検討する
プロジェクトチームを立ち上げました
。私も数年前から
SWF設立論者でしたが、最近、ちょっと考えが変わって
きました。日本がSWFを立ち上げると本来の意図と
別のものに化けてしまうのではないかという懸念が
湧いてきたからです。

「損失は国民負担」という責任説明に応えるために、
「優秀なファンドマネジャー約十人を募り、競争原理を
導入し悪い担当者は毎年入れ替えていく」・・・

これじゃ、ダメですね。

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February 22, 2008

新橋ナンバーワン

また、「新橋ナンバーワン」の芸者さんの席に
連れ行ってもらいました。

新橋の芸者さんが着いてくれる料亭は11件。
大部屋に席に着いてくれる人数も多く、決して
合理的とはいえないのです。

誘われなければ、私のような青い若者が気楽に
出入りできるような所じゃないですから、このような
日本文化にお金が付かなくなり、いずれ失せていく
ことにちょっとさびしさを感じます。

でも、おばあさんの語りは、すごいですね。
(昔話が多いですが。。。)

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February 21, 2008

おめでとうございます!

かいたく投信 と 楽知ん投信の両社が
独立系投資信託会社(ファンド・オフ・ファンズ)
として登録できました。

数年前まで、一般個人投資家を対象と
する投資信託会社が、親会社を販売会社
としない、純粋な金融ベンチャーとして
立ち上がれることは、さわかみ投信
ありがとう投信以外に例がありませんでしたが、
これからは、投資信託業界に独立系という
オルタナティブの新風が吹きそうです。

おめでとうございます!
心強いです。

February 20, 2008

規制は大切です。 が、

投信を買うのに説明時間が2時間必要とか、
70歳以上は付き人らしいですが、恐らく
行政が想定する以上に、日本の金融機関は
過敏に新規規制に反応しますね。

録音されている職場の電話会話を逃れる
ために携帯電話を不正取引のために使用
したと言われる某証券では、全社員から
出社した際に携帯電話を没収するらしい
という話を聞きました。

まるで、幼稚園か小学校みたい。

そんなところには、お金を預けたくないですね。

February 19, 2008

Reactionary Investment

安いところで買って、高いところで売る。
これが、投資の基本です。

アセット・アロケーションでは、値下がりして、
ポートフォリオ全体の中で配分のウェイトが
低くなったものを買って、相対的に値上がりして
配分のウェイトが高くなったら売る。

このような「逆バリ」ポートフォリオ運用が、
長期的には良い結果につながります・・・ 
当たり前のことですね。

ただ、「プロ」の投資家でも、行動パターンは、
このような「当たり前」のことではなく、
「Reactionary」、つまり、目先の状況に
受身スタンスで反応することがほとんどです。

値下がりしている資産の配分を、もっと下がる
かもしれないから、低くくしたままにしておく。
値上がりした資産配分を、もっと上がるかも
しれないから、高くしたままにしておく。

確かに、間違えるかもしれない難しい判断を
下すより、Reactionary Investmentのほうが
リスクが低いかもしれません。が、その代わりに
リターンも低いでしょうね。

February 18, 2008

詭道(きどう)

いつわる道。つまり、騙し討ちです。

これは、実体より
一、 強く見せるのか、
二、 弱く見せるのか。

孫子の兵法によると、後者の二のようです。

確かにブラフがばれたら、それまでですからね。
一気にやられてしまうでしょう。でも、現代の
会社間だと前者の一のほうが目立つような気がします。

また、いまの日本国のように、特に戦略的な
意図なくても、実体以上に弱くみられてしまう
場合は、どうなんでしょうか・・・

February 17, 2008

Table for 2

日本医療政策機構でご一緒している近藤さんらが
発案し、ダボス会議でも発表されたものです。

Table for 2のプログラムに参加する企業の社員
食堂や飲食店で、ヘルシーメニューを注文すると、
売上のうち、20円(開発途上国の子供たちが食べる
学校給食の1食分)が寄付される仕組です。

カロリーを採り過ぎの社会の大人から、
カロリーが足りない社会へ。

確かに、自分がこの1年間減らしたカロリーを、
カロリーが足りない子供たちに輸出することが
できていれば。。。 

素晴らしいプログラムですね。

February 16, 2008

日本の医療でグローバル貢献

理事として務めている日本医療政策機構
主催する「日本医療サミット」、そして機構が
世界銀行などと共催した「グローバルヘルス
サミット
」に出席しました。

日本と世界の識者が集まった会議ですが、原則
クローズド・セッションなので、内容を紹介できなく
申し訳ないのですが、午後のセッションの先導に
小泉元首相のスピーチで、「変人」を訳すときに
StrangeとかEccentricではなく、Extraordinaryに
してほしいというコメントには会場から笑いを誘いました。
やはり、国を代表する人物がordinaryだと、期待は
高まりません。。。

TICAD IV(アフリカ開発会議)及びG8へ日本は
どう貢献できるか。

答えは、政治・政府ではなく、恐らく日本の一般市民の
気づきにあるのでしょう。政治・政府がいくら動いても、
日本の一般市民の理解がなければ、立派なイニシアティブ
の認知度が高まることなく、いずれ失せていきます。

統計や問題に、「顔」を付けることができれば、日本の
良識な市民の気づきと行動が高まるのではないでしょうか。

February 15, 2008

同一で解決するか?

ある経営者を囲む私的勉強会の新メンバー
として招かれました。毎月35年以上続いて
いるようです。すごいですね。

日頃、お世話になっている先輩の方々が多く、
また新しいご縁を頂いてうれしかったです。

ただ、今回の講師(大学教授)の「格差問題」の
解決案には賛同しかねました。

同一労働・同一賃金。

いったい、どのような基準で労働が「同一」と
定められるでしょうか?資格?でも、資格を
持っている人より、能力が高い人がいたら?

同一になることは、モチベーションにつながる
のでしょうか?

February 14, 2008

日本の資源が枯れるとき

アラブ諸国のリーダー層は、原油資源がいつまでも
地面から吹き上げてくることがない現実に直面し、
現在、オイル・マネーとして、次世代の豊かさを
確保するために世界を巡り回って投資をしています。

一方、日本の「原油」、つまり資源は、マジメに働いて
稼いでくれた一人ひとりの日本人。しかし、少子化
などの影響で、この資源がいつまでも、勢いよく
地面から吹き上げることがないということは明白です。

では、日本は次世代の豊かさを確保するために、
いま、何をしなければならないのか。

日本でもSWF構想があります。私も、日本にSWFを
設立するべき、と思っていました。ところが、湾岸地域に
行って、ちょっと考えが変わってきました。

SWFが機能するには、意思決定できる責任者(つまり、
王様)が大切。日本で、そのようにSWFの運用に意思
決定をくだせる責任者がいるのか?

でも、マジメに働いていて、お金が溜まっている日本人の
一人ひとり。慣れていない習慣かもしれませんが、実は
一個人であるから、意思決定できるのです。

日本の次世代の豊かさは、小さな小さなソブリンである
一人ひとりの日本人の意思決定と行動に懸かっているのです。

February 13, 2008

お役所巡り

今日は、お役所巡りの一日。

午前中は、準備中の「金融ベンチャー」の設立に
関する打ち合わせ。いろいろなハードルが残って
いますが、やっとスタートラインに立てた感じがします。

午後は、某省で「ヘッジファンド研究会」の講師として
いろいろと考えていることをお話する機会を頂戴
しました。やはり、産業発展・繁栄のためには
ベンチャーなどの参入で新陳代謝を促すことが必要です。

その直後に、階を移動し、別件の面会で、日本の技術を促す
長期資本などについてざっくばらんと対話させていただきした。

February 12, 2008

respected investor

今日、某機関にお勤めのお知り合いと長時間、
長期投資について雑談しました。去年、会社を
説得し、長期投資班を立ち上げられましたが、
その際に内部に訴えたメッセージは

sophisticated investorから
respected investorになりたいと。

お勤めの機関は、日本におけるsophisticated
investorの代表格として有名なところですが、
確かにおっしゃるように、この世の多くのsophisticated
investorは、世間や経営者から必ずしもrespect
されていない現状があります。

同じ「山」を登る仲間が増えて、心強かったです。

February 11, 2008

表紙の担当

しばらく、「長期投資仲間」の会報誌、インベストライフ
表紙の絵の担当になります。

20080211_investlife

1月号のイメージは、「最初の第一歩」

2月号のイメージは、「鳥の眼」
(飛行機の窓から眺める富士山です。)

両方とも、長期投資には大切な要素だと思います。

February 10, 2008

月刊フィランソロピー

200802010_philanthropy
月刊フィランソロピーの2月号に
インタビューを記載していただきました。

どアップの写真にはギョッと
しましたが、内容は自分が
最近考えていることをお上手に
まとめていただきました。

.
次世代に、私たちはどのような世界社会を遺す
べきでしょうか。正解な答えは、わかりませんが、
私たち一人ひとりが当事者意識を少しでも持つ
ところから始まるのでしょう。

February 09, 2008

株の原語

株主は英語で「shareholder」と言いますが、
shareとは、
・分け前、取り分
・役割、参加、貢献
という意味があり、「取る」ことだけではなく
「責任」も含みます。

そういう意味で日本語でいう「株」には、
そのような意味合いがないなァと思って
いたところ、実は原語は「根っこ」であると、
先日、藤沢久美さんに教えてもらいました。

「株をやる」というと軽い感じがしますが、
実は、強風でも飛ばされないための「根」
という深い意味があったのですね。

February 08, 2008

利益相反とシナジー

利益相反は、良くないこと。
たとえ、Win-Winであっても。

シナジーは、良いこと。
Win-Winだから。

では、利益相反とシナジーの違いなんでしょう?

かなり細い線ですね。

February 07, 2008

Japan can now CHOOSE

戦後の高度成長、バブル崩壊の不況を経て、
景気が回復した、日本。

いま、選ぶことができる、と。

数年ぶりに再会した米国コンサルタントの
Keith Yamashita
の心強いメッセージです。

また、初めて会うことができたAcumen Fundという
「社会貢献ベンチャーファンド」の創業差者の
Jacqueline Novogratzから読み取れたメッセージは
「一人じゃ世界を変えることできないかもしれない。
 でも、一人から変えることができるかもしれない。」

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February 06, 2008

農耕民族の性質

長期的に複利で拡大させることなく
毎月分配が好きな個人投資家。

経済拡大を促して税収入を増やすことより
毎年必ず税金を取りたがる当局。

共通点がわかりました。

農耕民族。

周期的に収穫する性質がDNAに組み込まれて
いるのでしょうか。。。?

February 05, 2008

ベンチャーフォーラム

Japan Venture Awards2008の記念シンポジウムに
パネリストとして参加することができました。場所は、
東京国際フォーラム。この場所でベンチャーの
シンポジウムに参加したときは、ITバブルのときに
聴講者として以来です。

当時は、「上場」という目的に眼をギラギラさせた
若者が多かったのですが、本日では、「ベンチャー」
という言葉と並列に「志」、「社会」という言葉が
シンポジウムの題名になっています。

時代の潮流が変わった結果でしょうか?

日本の競争力の根源は「感性」。
必要な投資は、合理性・効率的な運用を求めるだけ
の価値観だけではなく、「長い時間軸」を使った
Patient Capital(辛抱できる資本)という価値観の
今後の発展も必要ではないか、という話をしました。

藤沢さんの聞き出す司会力は、相変わらず素晴らしく、
他のパネリストの方々もすごい功績のお持ちの会社を
代表されるいきいきとされている経営者だったので、
とても楽しいパネルでした。

February 04, 2008

痛ましい機会

今週は、ビジネス・パートナーのVoyager Management
(ファンド・オフ・ファンズ)の共同創業者のLyleが来日。
2007年は、素晴らしい運用パフォーマンスを出して
くれましたが、2008年1月は、恐らく、彼らにとって、
設立後の最も悪い月になりそうです。

ただ、このような厳しいときを経てこそ、本当に優秀な
マネジャーの選別ができる"painful opportunity"
【痛ましい機会】として前進するのみという姿勢で
取り組んでいます。

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February 03, 2008

今日はよく降りましたね

20080203_snow

どこにも出かけず、家でゆっくり?できているはずですが、
何故か進まない原稿を抱えている私・・・・

February 02, 2008

幕末人物判断

caprilifeさんから教えてもらった
1分で出来る人物判断です。

私は、この人でした。
20080202_sakamoto_2

坂本竜馬

コネクターという意味では
なんとなく、当っているような。
でも、同じ結末にはなりたくないなァ。。

February 01, 2008

自然を冒とくすると・・・

ひどい事件ですが、すべての「中国産」があぶない
というような認識(報道)はいかがなものでしょうか。

こういうときには、誰かに(中国、会社、行政)に
指をさすということが普通の反応です。しかし、
(大勢の主婦から批判を浴びる覚悟で言うと)
コンビニエンスと低価格を優先した消費者に、
まったく責任がないと言えるのでしょうか。

新型ウイルスも、動物(トリなど)を冷凍工パックに
なるブロイラーとしか見ていない、自然を冒とくする
人類たちへの「目覚ましコール」かもしれません。

怖いですね。

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