ワシントンDC
この週末にワシントンDCで開催された三極会
(The Trilateral Comission)にゲストとして出席
しました。ダボスが「世界経済」について議論する
ために各国から数千人の有識者が集会するものと
比べて、Trilateralは二百人程度とやや小規模で、
「安全保障」の内容が中心的です。
もともと、「秘密主義」と云われるビルダバーグ・
クラブに日本の参加も受け入れるべきだと主張した
デビッド・ロックフェラーの意見が通らず、同氏が
仲間達と1973年に設立したものです。従って、
Trilateral Commissionにも「陰謀説」が立った
時代がありました。
もちろん、世界征服を企んでいるなんていうことが
ある訳ありません。しかし、「Intellectual」、つまり
「有識者」という人たちはまさにこのような方々であると、
同じ空間にいるだけで良い刺激を受けました。
同じ議題でも、米国人と欧州人のカラーの違いが観察
できて、面白いです。アジアからの参加者もいますが、
これから中国とインドからのメンバーも正式に取り込もう
という傾向になりそうなので、議論のカラーも今後
変わってくるでしょう。中国人とインド人に声に日本人の
声の聞こえなくならないようにがんばらないと。