実感で動く実世界
現在、アメリカでは約8割の国民が国が悪い方向へ
向かっているという世論調査の結果があり、消費者
心理は26年ぶりの最低レベルに推移しているようです。
しかし、今度の大統領選では、与党である共和党候補が
まだ勝利する可能性は否定できないようです。6ヶ月前
ではあり得なかったシナリオですが。そういう意味で、
オバマ対ヒラリー候補の戦いが続くことは、とても面白い
ドラマであることに間違いないですが、民主党が大統領の
席を獲得する目的が遠のいているという意見が米国内で
広がってきているようです。
このような政治的背景で、例えばオハイオ州の有権者の
世論調査によると、8割が自由貿易が自分達にとって
マイナスであると答えているようで、保護貿易主義が米国
で強まる傾向に危惧している向きもあります。
自由貿易は鈍化している米国経済へ、実はプラス要素として
貢献しているマクロ・データの事実が、一人ひとりの生活者には
実感できていない。実感というバーチャル・リアリティが実世界
を動かすこともありえるということでしょう。
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