ファンドと運用会社の利益優先度
大手スイス系金融機関の運用会社を経営された後、
学術の世界へ戻られたスイス人学者とお会いしました。
スイス経由でおよそ3000億ドルの資金がヘッジファンド
業界へ流れ込んでいて、これは全業界の1/3ではないか
と先生は推測されていますので、スイスは、ヘッジファンド
投資業界のリーダー格ともいえます。また、上場型FOFも
スイスではかなり盛んで、400億ドルぐらいの市場であるようです。
色々と話し込みましたが、同氏が学術界に戻った
ひとつのきっかけは、その運用会社の取締役会で、
「ファンド」の投資家への利益優先度を主張したために、
「運用会社」の利益優先度を重視するために居づらく
なったそうです。
ヘッジファンドは、「供給側」の視点ではかなりの収入源を
期待できますが、「需要側」の視点では、なかなか運用・
販売手数料という「対価」に対して、ファンドが提供する
「リスク・リターン」の選択肢の幅がそれほどないという
ジレンマが業界の動向です。
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