スタンと電話で話しました。
本当に、ひさしぶり。
ムーア・キャピタルを2000年に辞めてから、顧問
としてちょっと関与していたようで、基本的に自己
資金の投資をしていたのですが、ふたたびファンド
を立ち上げる意欲に敬意を示したいと思います。
奥さんのTracyいわく、「結婚したときには2年後には
引退すると言っていたのに、、、今度は文書に落として
もらうわ」、と。
Stanは65歳、再婚したTracyは私と同い年。
まァ、ちょっと間違っていれば、娘の年齢です。
(私が最初に知り合った当時は、別のガールフレンド
と同棲していましたが、電話を入れる度に、妙に
マーケットについて関心が高いと思っていたら、なんと
ソロス・ファンドのトレーダーであるということが後から
わかりました。)
「別に、これ以上カネが必要な訳ではないが、今ほど
ファイナンスと実業の実態に乖離があることは、かつて
自分の経験ではない」と血がウズウズしてしょうがない
様子。ファンドに100本、自分のお金も投入するようです。
本当に好きなんですね。
ムーアに採用した優秀な「ボトム・アップ」の若手(35歳)
ファンド・マネジャーとタグを組んで、スタンは得意の
「トップ・ダウン」のトレーディングで腕を振るう。確かに、
今の市場でファンダメンタルズだけに頼るヘッジファンドは、
ズタズタにされる可能性が高いですから、面白い戦略だと
思います。
とにかく、旧知を暖めることができることうれしいです。
スタンと話すと、いつも元気をもらえる自分に気づきます。
また、定期的に話そうと言ってくれましたので、次回を
楽しみにしています!