高レバレッジ経営の怖さ
新興不動産会社の破綻が相次いでいます。
ワンルームマンションなど「収益物件」から、
ハイエンドの分譲型物件など色々なタイプが
ありますが、共通点は、売り上げを伸ばす
高レバッレジを活用していたこと。
特に上場会社の場合は、高売上・高収益を
伸ばし続けるプレッシャーがかかり、、、
・中古物件の改装を目利きとするところが、
更地からの物件のデベロッパーとして手を
広げようとした、
・ある地域のデベロッパーとして目利きが
あるところを、新たな地域へ事業基盤を
広げようとした、、、
、、、等の事業発展ために、高レバレッジに
頼っていたところ、物件が動かなくなり、銀行は
新たな流動性の蛇口を閉めてしまうので、ゼネコン
など建設業者への支払いすると、運転資金が
枯渇してしまうパターンが多いようです。
つまり、ヘッジファンドで言えば、自分の
目利きがある分野の”Style Drift”と
高レバレッジのコンビネーション。これは、
ちょうど10年前にロングタームキャピタル
マネジメントが破綻したパターンと似ていますね。
高レバレッジ経営は、トレンドがあるときには
資本をもっとも効率的に活用していますが、
トレンドが失せたときの事業への破壊的影響は
恐ろしいほど短期間で訪れるということが
身に知らされます。
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