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August 27, 2008

高レバレッジ経営の怖さ

新興不動産会社の破綻が相次いでいます。

ワンルームマンションなど「収益物件」から、
ハイエンドの分譲型物件など色々なタイプが
ありますが、共通点は、売り上げを伸ばす
高レバッレジを活用していたこと。

特に上場会社の場合は、高売上・高収益を
伸ばし続けるプレッシャーがかかり、、、

・中古物件の改装を目利きとするところが、
更地からの物件のデベロッパーとして手を
広げようとした、

・ある地域のデベロッパーとして目利きが
あるところを、新たな地域へ事業基盤を
広げようとした、、、

、、、等の事業発展ために、高レバレッジに
頼っていたところ、物件が動かなくなり、銀行は
新たな流動性の蛇口を閉めてしまうので、ゼネコン
など建設業者への支払いすると、運転資金が
枯渇してしまうパターンが多いようです。

つまり、ヘッジファンドで言えば、自分の
目利きがある分野の”Style Drift”と
高レバレッジのコンビネーション。これは、
ちょうど10年前にロングタームキャピタル
マネジメントが破綻
したパターンと似ていますね。

高レバレッジ経営は、トレンドがあるときには
資本をもっとも効率的に活用していますが、
トレンドが失せたときの事業への破壊的影響は
恐ろしいほど短期間で訪れるということが
身に知らされます。

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