ガラパゴスの野球?
昨日、ある研究会の初会合に出席。その際に、
研究成果の発信は、国内目線で固めて、海外への
発信を考えるのはその後で良いという考えに、
私は国内枠だけで物事を整理すると「ガラパゴス島」
になる恐れがあるので、最初から海外発信目線を
持ったらどうかという話をしました。
ところが、初対面であった同年代の官僚の方から
その考えに「大反対」と反論され、やや熱くなり、
反論の反論をしました。恐らく、根は良い優秀な方
なんでしょうが、思ったこと躊躇なく「モノ申す」タイプ
の方。良い意味で刺激的でした。
研究会の会合、そして、その後の会食で通じてお話しを
お伺いすると、私の考えとちょっと違うところはありますが、
それほど正反対ではないので、振り返ってみると、たぶん
私が使った「ガラパゴス島」という言葉に反応されたのでは
ないかと思います。
私としては、「ガラパゴス島」の生態は、大陸から離れて
進化できたので存在している。でも、同氏としては、
「ガラパゴス島」にも立派な生態が存在しているのでは
ないかというお考えのようでした。だから、安易に
「ガラパゴス島」という表現を使うのは止めましょう、と。
確かに、その通りですが、もし、ガラパゴス島に大陸から
狼が入ってきたら、別に狼は「悪」ではないのに、本能
どおりに生きようとしたら、島の生態にどのような影響を
与えるか、あきらかです。
「良い鎖国化」ってあるのかもしれない。こう思っている
ぐらいですから、私はグローバル化の全てが「善」では
ないと思っています。
ただ、日本は、地理的には離れ島かもしれませんが、
思想的に世界から孤立し、ガラパゴス島化することは、
結果として離れ島の生態である日本人のメリットに
ならないと思います。
と、一夜空けて、新聞を開いてみると・・・・
攻める気持ち忘れミス続出
「普段の野球」できなかった選手たち
という記事が、私情に訴えました。
日本の「すぐれた」審判に慣れている為、海外のジャッジ
では「自分たちの野球」ができなかったせいにするなんて、
まったく、みっともない。「ガラパゴス島」のルールじゃないから
負けたと言っているように聞こえます。
さすがに体力の違いを言い訳にしていませんが。韓国が
金メダルを取っているんですから。
トップの日本野球選手が世界でもトップ・プレイヤーになれる
という近年の勢いが、しぼんでしまうのではないかと気に
なります。
どうも以前から日本でいう「野球」は、世界でいう「baseball」と
違うのではないか、と、ひっかかります。走者が塁に出ると、
マニュアルのように、すぐバントをしたり等、細々とした守りスタンス
が色々なプレー思想が、プロでも子供野球でも目立ちます。
精神論は高いのですが、プレイをお行儀良くすることが重視され、
豪快性が乏しく、「楽しみ」が欠落し、結果的に精神的にもろい感じ
がしてなりません。
今日はグチっぽくて、すみません。。。
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