高齢者の株譲渡益優遇
本日の「高齢者の株譲渡益、500万円以下非課税」という
記事に、自分の最初の反応は、これは間違っている方針
だという感じがしました。
そもそも税金制度を更に複雑化することは避けなければ
ならないという大前提がありますが、年齢で税優遇を設定
するというのはどうなんでしょうか。高齢者は、「お金を持って
いる層」というのは、単に「票を持っている層」と聞こえて
しまいます。
むしろ、
・若者が高齢者になるまで長期投資したら譲渡益を無制限
・高齢者が自分の子や孫に株式を投資を積立投資する際に、
その積立金額の贈与税を年間ある程度まで無税
という時間軸を活用し、持続性に努力している層に優遇する
制度を工夫したほうが、「貯蓄」という将来の不安に対する
資金の素質に沿って、「投資」がその代替になるゆると思います。
長期投資する投資家に信託報酬を優遇する突破口を創って
くれた運用会社も出てきました。運用手数料のイノベーションも
はじめる兆しがありますので、税のイノベーションを感じさせられる
制度を期待したいです。
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