アクティビスト運用の変化
日本ではJ-Powerの経営陣に対して敵対的な
アクティビスト運用の行動で知られているTCIの
創業者のChris Hohnは、某雑誌のインタビュー
によると、その運用スタイルを考え直しているよう。
米国鉄道会社のCSXの経営陣との対抗で、
莫大なおカネと時間を使ったわりには、あまり
成果がなく、「アクティビイスト」投資は止めて、本来、
自分の運用スタイルであった「ディープ・バリュー型」
投資に戻ろうと。
やっぱり、常に喧嘩をしていなければならないと
疲れますからね。
そういう意味で、他のアクティビスト・ファンドも
これからの日本の案件は、「友好的」なものを
探したいようです。
単に、バランスシートを分析のスクリーニングで
「超割安」な投資先を発掘し、経営者に「モノ申して
企業価値を創造する」スタイルがワークする短期的な
タイミングはあるのでしょうが、長期的な持続性は
ないでしょうね。
会社は機械じゃなくて、生き物ですからね。全てが
合理的に進むわけじゃなくて、色々な矛盾を抱えて
いるのが現状であり、また、投資の魅了でしょう。
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