商品設計ミス?
今日、某大手不動産会社の社長さんと昼食会の
席でお話したとき、REIT市場の現状にやはり
嘆いていらっしゃいました。
予想利回りが30%!近くになっているものがいくつか
あるのに、買い手が出てこないほど信頼性を失った
市場になってしまいました。
基本的にそれほどレバレッジがかかている訳でも
なく、開発案件ではなくキャッシュフローが存在する
物件なのに、何で銀行から借り入れができないの
でしょうか。
そもそも商品設計としては、国債プラスαの利回り
を得ることが目的とされているのに、どこか間違った
のでしょうか?
ひょっとすると、個人投資家の比率が低く、大口の
機関投資家やファンドの投資先になってしまった
ので、彼らが売買すると、流動性が乏しいので、
市場のボラティリティが高まってしまうのかもしれません。
設計ミスかわかりませんが、いずれ、商品としては、
かなり、かなり期待外れのものになってしまって
残念です。
« 米バイオベンチャーの関心の理由 | Main | ストーリーメイクへ »
Comments
The comments to this entry are closed.
こんにちは。個人投資家の意見として述べさせていただきますと、REITはいわゆる株主企業との利益相反問題や、なんとなく「流動化事業」の流刑地のような印象を持っていまして、結局最終投資家に事実上「地上げ」のツケを払わされているような感じがこれまではしていました。
そういった不透明感の払しょくを今後望みたいです。
例のREITの破たんはびっくりしました。あんな簡単に破たんされるとますます、怖くて手が出ないという印象を持ってしまいます。
Posted by: katsu | October 15, 2008 05:14 PM