健康管理の「リターン」
医療制度についてちょっと勉強していますが、
仕組みが複雑で難しい問題ですね。
同様なレベルの医療サービスを公平に国民に
提供する理念はすばらしいと思うのですが、
その医療サービスにお世話にならないように
日頃から健康管理に努力する国民が、自分の
健康を疎かにする国民と同じように保険・税
負担がかかるので、金銭的には報われない
ことが悩ましいです。
また、専門家の意見だと、健康管理のプロセスと
健康や疾患というアウトカムが必ずしも因果
関係が証明できないことも「自己投資」が
金銭的に報われることに限界があるようです。
ということで、このような「自己投資」のリターンは、
マネーとは交換できない「健康」と割り切るしか
ないのでしょうか。
ただ、「罰則」的な制度は検討すべきですね。
自分だけではなく、周辺の健康に悪影響を
脅かすタバコの増税を医療費に与えるという
構想は、ぜひ、実践していただきたいところ。
また、関係者からはブーイングがあると思いますが、
塩分、糖分、油分などが高くなる外食産業(年間
市場規模~24兆円)、添加物などが多く含まれる
加工食品産業(年間市場規模~21兆円)の
売上に5%ぐらいの「健康維持税」でも加算したら
ちょっとした財源にはなるのではないでしょうか。
外国では外食で10~15%ぐらいのチップを残すのが
常識なので、5%ぐらい価格がアップしても、大して
消費行動は変わらないと思うのですが。
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