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October 05, 2008

ご立派! 日中学生会議

今日は、発足時から応援している「京論壇」の
最終発表会に出席。日中の志高い学生たちから
たくさん良いエネルギーをもらってきました。

今年は、ビジネス、食安全、歴史、軍事意識と
いう分科会にわかれていて、それぞれの発表が
印象に残りましたが、かなりガツンと感じたのは
歴史分科会のnational identityという切り口。

確かに日本には平和による経済発展という
戦後のidentityがありますが、中国側では
まったく別のidentityが戦後形成されていた
のですね。

つまり、戦後、中国はひとつの国としてまとめる
ために「日本」という存在があったという指摘です。
当たり前といえば、当たり前かもしれませんが、
今まであまり認識していなかった視点でした。

ただ、学生らのquestionとして過去60年の
identityの形成がこのまま続く必要があるのか
という問いかけに希望を感じました。経済が
発展した中国が、別の形でidentityを形成する
ことも当たり前だと思います。

質疑応答で、「共産主義が民主主義に変わる
ことがあれば、歴史認識は変わるのか」という
鋭い質問に対して「民主主義と一言で言っても
実態はいろいろある・・・・identityという意味では
政府が変わったたとしてもあまり変わらないのでは」
とかなり立派な答えに感銘を受けました。

彼らは、お互いの歴史教科書も読み比べ、案外、
思っていた以上に客観的であったという結論でした。

ビジネス分科会では、日本企業が中国に進出する
際には①ワーク・ライフバランス、②給与を意識する
必要があるという指摘がありました。パーセプション
としては、両方とも日本企業は欠けていると。

食安全分科会では、日本側が日中問題の大きな
原因のひとつは「食の安全」という学生世論調査の
結果が示したのと比べて、中国側では「食の安全」
が日中関係の原因として意識がほとんどなかった
ことが面白かったです。(もちろん、我々も食の安全は
気にしているが、という意見が中国側からありましたが。)

軍事意識の分科会では、中国では日本は世界秩序の
脅威と刷り込まれていたのが、実際に来日して色々な
人の話をすると、日本は平和を大切にする国であるという
ことがわかったそうです。

多くの参加者がお互いの国のことを知らず、また、
京論壇に参加したことによって、初めてお互いの国に
訪れ、色々と議論を交わし、生活を共にしていると、
やはり視野がかなり広がり、今まで気づいていなかった
発見がいろいろとあったようです。

ご立派!京論壇の参加者の行動力と志に敬意を
示します。

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Comments

京論壇の山形宏之でございます。

昨日は大変貴重な総括のコメントを頂戴し、ありがとうございました。本当に数多くの場面で温かく支えていただいており、深く御礼申し上げます。

今後は、議論の成果を紙媒体やHPを通じて社会に発信していく予定です。多大なご期待に沿えるよう、志を忘れずに活動を続けて参ります。

今後とも宜しくお願い申し上げます。
昨日は、お忙しい中ありがとうございました。

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