今の政策競争
今の世の中では、各国は「国有化」、
「公的資金注入」という政策での
競争が起こっているという指摘が
あります。
うかうかしていると、この数年間、
「民営化」への路線で走っていた
日本が乗り遅れてしまう、と。
異常時にこのような政策は、出血止め
に必要なことは確かです。
ただ、平常時にいずれ戻ったとき。
綱を引いている政府がそんなに簡単に
解いてくれるのでしょうか。
民間が民間へ資金の循環機能を失った
経済社会で良い訳がありません。
このような異常時だからこそ、日本政府は
銀行の自己資本率は8%+ではなく、例えば
4%で抑えて、BIS基準まで必要な残りの分に、
「政府の保証」をつけるという間接的な介入でも
銀行は多少はリスクを取ってくれるのでは?
« ハッピーバースデー・ツー | Main | かゆい »