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March 02, 2009

ものづくり

今日、参加した勉強会は示唆に富む内容で
素晴らしかったです。講師は東京大学ものづくり
経営研究センター
藤本隆宏先生。

先生曰く、アメリカとか中国南部は移民社会。
ここでは「すり合わせ」をなるべく無くす製造業。
つまり、標準化してモジュール工程できるものです。

この「すり合わせ」は、専門用語でインテグラル・
アーキテクチャーというらしいですが、総合調整で
あり、日本が得意とする分野。

私の理解では、ひとつひとつがバラバラでベストな
状態に仕上げるというより、有機体のように全体が
すり合わせられた状態がベストになるという、職人業
を重視する工程です。

まさに私がいつも例として紹介する、
機械論【モジュール】 vs 生命論【すり合わせ】
ですね。

また、先生は、今の厳しい環境で、全てが「ドボン」
と沈んでいるが、また、いずれ浮き上がる会社と
沈んだままに分かれる、と。

その浮き上がる会社は、こういうときだからこそ
「現場を鍛えている」。一方、アタフタしている会社
はダメ。

そして、相性が良いものを造っているところが
いずれ浮上すると。例えば、日本はフィルムの
ように「フニャフニャ」したものを造るのが得意。

こういう話を聞いていると、「ものづくり」思想は、
製造業に留まることないなァと思っていたら、
先生は、まさにそのように話を展開してくださいました。

我が金融業について、会社は金融庁ばかり見て
いて、お客さんを本当に見ていない、と。だって、
10万字もあるような説明書、誰が本当に読んで
理解できて、且つ、買いたいと思うのか。

これは、全員万能な資料を作成することにしか
眼中がないから、と的を得たご発言に感銘しました。

先生は、「ものづくり」という定義は、もっと広義的に
使われるべきとして考えておられ、正確にいうと、
「ものづくり」=「良い設計」であると定義されます。

「ものづくり」には付加価値がある。
で、その付加価値が何処にあるかというと
「設計情報に宿る」という発想です。

そして、「製品とは設計情報が媒体【=素材】に
転写されたものである。 たとえば、コップという
形相【Form】が本質であり、ガラスや紙という質量
【Material】は、異ってもコップやコップである、と。

では、「現場」とは何か?
先生の現場の定義は「顧客(市場)へ向かって設計
情報が流れる場」です。

この設計の良い流れを作れるのが良い会社の決め手
であるそうです。

なるほど。。。コモンズ投信の質量は、株式投資ですが、
形相や設計は、30年後の豊かな生活と社会を創ること。

設計は、まァまァ良い線を行っていると自負していますが、
「流れ」については、これからですね。

がんばらないと。

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