100の事実
日本のアイデンティティを考える上で、
半世紀以上前の不幸な戦争時の
「事実」を正すことが重要であると声が
上がることがあります。
もちろん、正しくないことが事実として
流布しているのに、自分自身で考える
能力を失う風潮は断じて避けなければ
なりません。
ただ、仮に100人が同じ歴史の事実を
同時が見ていたとしても、そこには100の
異なる立場と視点があり、100の事実が
存在します。
自分の視点でしか見えていない事実が、
万人の事実であると一方的にモノを申す
姿勢で対話力を失ってしまうと、多様性が
増している世の中の環境の変化への
適応性が失せてしまう恐れがあります。
環境の変化へ適応性が失せたときには、
進化が閉ざされ、生存が問われるるときです。
« コモンズ流 | Main | コミュニケーション力 »