市民社会とコモンズ
「市民社会」という言葉を聞くと、日本では
コミュニティ活動かなァと思われるかも
しれないですね。
でも、これは、21世紀において、もっとも意識を
高めなければならない原理だと思っています。
市民社会は英語の【Civil Society】の訳語ですが、
civilは、「市民に関係するもの」という意味があります。
ただ、それだけでなく、「礼儀正しい、寛大、善意、
慈悲心」という意味も含んでいます。
欲が悪いわけではないのですが、「礼儀正しくない欲」
が自由資本主義において常識となってしまう結末は、
この1年ぐらい、私たち体験している現実です。
私の「市民社会」の定義は、良識な市民が一人一人の
参加によって形成する社会です。
そういう意味で、コモンズのミッションである、30年後の
次世代の豊かな社会の創造は、日本に市民社会を促す
大プロジェクトなのです。
3~4年前にコモンズの30年投資の構想に取り掛かった
ときには、ここまで意識していませんでした。ただ、自然的に
市場や社会の流れと自分が感じていた流れが、たまたま
このような表現にたどり着いたのです。
「たまたま」は、示唆が深いですね。色々な意味がありそう。