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June 02, 2009

会社の成長と肥大化

企業は、早期成長の期待に応えるために
社内のOrganic Growth(自然成長)だけ
に頼るのではなく、他社を買収して、
「時間を買い」ます。確かに、自然に育つ
ことは時間と労力がかかりますから。

その成長に期待に長年応えることが
できれば大企業になり、周囲からBlue
Chipとして評価を得られます。

そして、いずれ、「Too Big To Fail」
にもなる。

でも、この数年間気になっていることは、
「Too Big To Fail」になった大企業は
「Too Big To Manage」になって問題を
起こしていること。金融機関でも、今回の
GMでも同じような現象を見受けます。

会社は、やはり、機械のように動きません。
人という生命体の集まりですから、どこかで
スケールアップが自然の法則を反するのでしょう。

成長するために、時間を買っていたつもりが、
時間が経つと、肥大化したメタボ企業に
なっていたのです。

いずれConsolidationで、「コア・ビジネス」に
集中するという経営方針によって、事業が
切り売りされます。

成長の後の、建設的破壊と言うことができれば
良いのですが、実態はいのちに関わるような
疾患なので、急激にダイエットしてリハビリしな
ければならないということでしょう。

何のための成長か?
最近、大切な教訓が示唆されていると感じる
のですが、なかなか上手に整理できていません。

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