わびすきワールド
今日は鎌倉の茶道宗流不審庵で
十一代目山田宗徧とゆったりとした
時間を過ごす機会に恵まれました。
家元邸内には、止観亭という後陽成
天皇の第九皇子の恵観公が300年
以上前に建てた山荘を京都から移築
してあり、かやぶきの補修工事など
行っていました。また、隣接する山田さん
とご家族のお宅は、加賀から移築した
100年前ぐらいの民家。居間には、アフリカ、
タイなど世界各地の民芸品が飾ってある。
むむ・・只者ではございませんというスケールを
感じます。 まさに、わびすきの生き方を実践して
いる方です。
侘び=ちょっと足りない質素な生き方。
数寄=自分が好きな生き方。
と理解しましたので、そういう意味では「わびすき」
とは矛盾の美意識ですね。
デジタルとアナログ。
機械論と生命論。
このような矛盾の中で、私たちは生きています。
そして、この世の中で、この矛盾の美意識をもっとも
生活の中に組み込んでいる達者は、日本人。。。
わびさび文化をこの世の中に広める。
こんなビジョンを持つ山田さん。すばらしい!
何らかの形でお手伝いできれば光栄です。
生まれて初めて、お茶を点てました。
家元のご指導で、お台所に立ちながら。
なるほど、泡を立てるにはコツが必要なんだ。。。
すっと入ってくる感じがしますね。
朝のコヒー代わりに、さりげなく、抹茶を立てる生活。
良いかもしれません。
奥様もとても素敵な方で、このような書籍をご出版
されています。心の内よりきれい数寄
帰国子女のキャリアウーマンから伝統の世界の
家元夫人に大転身されてエッセー集です。
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