自ら期待に応える
『日米ソフトパワー:地球的課題への取り組み』
というシンポジウムを聴講しました。
「ソフトパワーの根源」というセッションでは、
日米中という三極関係、北朝鮮問題と話が
展開し、何がソフトパワーの「根源」であるという
ところがまったくフォーカスされませんでした。
私は「人」だと思っているんですが。
そういう意味で、議論のべーズが国ではなく、
ひとつの国のなかでも「政府」、「会社」、」「人」
という三極関係があるという視点からソフトパワー
とは、と議論してほしかったです。
また、「将来に向けて」Looking Forwardという
セッションでは多くのパネリストの視点は、勉強に
なったものの、次世代がLook Forwardできるような
わくわくする視点はゼロ。問題や課題が多いのは
わかっているんですが、それだけじゃ~ね。
「ハーバード大は、日本人留学生の数を増やしたい。」
「ワシントン大では、スペイン語に続き、日本語がもっとも
人気高い外国語で、Waiting Listが80~100名ぐらい。」
だと。
第一セッションでGerald Curtis先生のご発言、
Popularity is not Power. 人気と力は違う。
なるほど、と思いました。
日本が、いや、日本人が自ら期待に応えないとね。