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October 31, 2009

修行の日々

先週は、毎日、講演、セミナーや収録などが入っていました。
もともと、私は人の前で話すが大苦手。子供の頃のアメリカ
生活で、学校でのクラス発表は大嫌いでしたし、大人になっても
人の前の話では緊張して、体がコチコチ、頭が真っ白で、声が
震えてしまう始末。

しかし、「やれない」と思い込んでいることでも、やってみると、
案外、やれるもんですね。数年前に、自分が数年後に、こんなに
たくさん、人の前でお話する仕事をしているとは夢にも思って
いませんでした。

まァ、でも、以前として得意としていなく、毎回が修業です。
いかに、ダラダラと話をせず、本質のポイントを押さえ、かつ
聴講者の耳だけではなく、ハートを掴むことができるのか。。

今日は、ホッと一息。話し相手は家族だけでした。
これは、今日だけの贅沢。明日から、また修行です。

October 30, 2009

コモンズ30塾―秋の読書会

今日は、「読書会」という初めての試みでしたが、ご参加
いただいた皆さんにご満足いただいたのではないかと
感じました。本の愛読者が多いということがわかりましたので、
また、来年の秋も実施したいです。
20091030book_review

October 29, 2009

札幌です

こちらの「ナンバーワン」を代表する経営者の会合で
お話させていただく機会に恵まれました。開拓精神
を感じることができて、心強かったです。

夕食は、今回の基調な機械の橋渡しをしていただいた
方々と夕食会。
20091029_ikura
これ、ご飯がネタ?


食べ物がおいしすぎる。

「こちらで住んでみれば・・・」
という誘惑にグラっとしている
自分。

October 28, 2009

六本木のセッション

六本木で澤上さんとトークセッション。

いつものとおり(登壇者が?)盛り上がりました。
7年ぐらい前に、澤上さんとパネルディスカッションを
ご一緒したことは、自分のいまの姿のきっかけです。
当時、澤上さんとの出会いまで、投資信託はベンチャー
精神で自分のこだわりを表現できるものではないと
思っていました。

ツイッター中継#DMToshinではmakiko8さんに、
またお世話になりました。どうもありがとうございます!

セミナー終了後の解散で会場の前で、「えッ?もう
終わったんですか?」とワールドインベスターズTV
石田さんがかけつけてくれました。

20091028_currymen
近場の冷やしカレー緬の
お店で、軽く一杯。

美味しかったです!

石田さんがアレンジした
中東・アフリカナイトという
面白そうなイベントを
紹介してくれました。
ラッキーなことに日程が
埋まっていなかったので、
私も参加しようと思ってます!

October 27, 2009

三本立て

朝は、eラーニングのSBI大学院大学での講義の収録。

お昼は、三菱マーケティング研究会での講演。

そして、夕方は(自称)中年シブガキ隊のヒデ坊ハルくん
と一緒にジャムセッション。いつか、デビューしますので、
お楽しみに。。。

「草食系投資」って有りかなと、話が盛り上がりました。

「草食系」というと、ややネガティブは感じがするかも
しれませんが、社会のためにちょっぴり役に立ちたい
という想いを持っている層でもあるという指摘もありました。

また、「奪う」肉食系より、「共存する」草食系の方が長生き
します。「株をやる」人たちは肉食系でしょうが、長期投資は、
草食系かもね、、ということになりましたが、いかがでしょう?

October 26, 2009

ランダムな発見の喜び

新聞という紙の媒体はいらないという人が結構増えています。
インターネットでニュースが簡単に拾えるからです。新聞紙
をペラペラめくるより、むしろ、ニュースを検索したほうが効率的
といえます。

でも、ね。効率的な一日を過ごすことが全てでしょうか。
なんか、それだけではドライな感じがしますね。

新聞をペラペラめくっていると、特に探しにいったような内容
ではないようなニュースや記事が目に入ります。このような、
ランダムな発見の喜びが新聞ではないでしょうか。

たぶん、新聞を読まないでネットだけでニュースを検索する
人は、ゴルフは好きだけど【球を穴に入れるという喜び】、ただ
散歩するだけでは喜びを感じないんだろうな。

もちろん、デスクが書いた見出しと記者が書いた記事の内容が
いまひとつ一致していないとか、いろいろな問題があるのが
新聞。その問題を認知しながら、「あ~、この人たちは、このような
意図で、このようにニュースを伝えようとしているんだなという
感覚を楽しむこともありえる?

October 25, 2009

投資セミナー@Twitter

今日は、自称?「中年シブガキ隊」のヒデ坊(藤野さん)、
ハルくん(中野さん)とケンちゃん(小生)のトリオが浦和
に参上し、長期投資家セミナーに参加しました。

今回は、Twitterの中継が入りましたが、スピーカーが
登壇している最中に、他のスピーカーが「つぶやき」で
茶々を入れることができるし、遠方からの参加も可能に
なりました。

御殿場からはるばるご参加いただいたご家族の8ヶ月の
赤ちゃんがあまりにも可愛くて、つぶやいてしまいましたが、
その「ズレ」が、かえって面白かったようです。

いつか、「子供連れのセミナー」を開催したいとつぶやいてたら、
@fu4さん(ヒデ坊)を含む、複数の方々から賛同のRT(Retweet)
をいただきました。セミナーの臨場感の次元が広まります。

外部に内容が漏れると神経質になる向きもあると思いますが、
もはや、セミナーをクローズドにしようとしても無理がある世の中
になってきましたね。

ハッシュタグは"#DMToshin"
書き込んでいただいた@makiko8さんには、大感謝です!
お・つ・か・れ・さ・ま !!

October 24, 2009

これ、おすすめです

20091024_rongo_2

守屋淳さんの『論語にに帰ろう』

いつものとおり、守屋さんは中国
古典を、やさしい語りで本質を
解読してくれていますが、第一章
には、「わっ」と声が出てしまうほど
感激しました。

「仁」が、もっとも難しい徳であると
いうことは、教わっていたのですが、
その仁=「思いやり」。。。う~ん、
でも、ちょっと物足りないなァ。。。と
感じていたのですが、守屋さんは本書で「仁」とは:

・愛を他人や人々に広げていくという「空間的」な観点。

そして

・世代間を超える育むという「時間的」な観点がある。

この二次元的な考え方を教えてくれました。まるで、
急に霧が切れて、いままでモヤモヤしていて隠れて
いたものが見えたような気分になりました。

そして、「仁」は、親子など「二人だけの関係」ということに
限界があるのが、ここで「義」という思想によって補う。。。

「義」= みんなのため。

そうか、「仁義」ってこんなに素晴らしい言葉だったんだ。
30年投資も、自分の「空間的」と「時間的」観点、そして、
コモン・ピープルという「みんなのため」を目標としている
投資・・・ ここを目指したいですね。

ページをめくると、守屋さんとご一緒にしているいくつかの
勉強会のシーンが蘇ってきて、うれしかったです。

ただ、今朝、悲しいニュースを知りました。その勉強会の
ひとつでご一緒していた荒川亨さんが亡くなられたことを。。
本当に残念です。「ただ、好きだったから」の延長で会社を
興し、日本のIT業界の第一人者になった筋金入り。心より
ご冥福をお祈り申し上げます。

October 23, 2009

米国大使と面談

20091023taishi
ルース駐日米国大使と面会する機会に恵まれました。
来月の「平成渡米実業団」とのメンバーですが、ご多忙の
ところに、なぜ我々にお会いすることに関心を示して
いただいたのか。

それは、やはり、大使は「ベテランの政府高官」というより
「ビジネスの精鋭」というご経験で、日本では、若手の分類
に入る54歳であるということではないでしょうか。

結構、たくさんの質問を浴びました。(弁護士さんですから。。)

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October 22, 2009

SEEDCap第一次審査会

今日は、第六回SEEDCapの第一次審査会に参加しました。
2004年から社会起業家を助成しているプログラムですが、
今年は過去最高の83件が全国から応募してくれて、大変
ありがたかったです。

ただ、その中から、12月に実施する第二次審査会に進む
ファイナル4を選ぶのが至難の業。それぞれが熱い想いで
作成してくれた申請書なので、重みがあります。

応募者から、これからも続けてほしいというコメントもあり
ましたが、去年のリーマンショックを受けた機関投資家の
全てがSEEDCapの原資であったファンド投資資金を年末に
引き揚げてしまったのです。ですから、ご期待に応じることが
できず、とても心苦しいです。

長期的な視野で投資してくださる個人の運用資金に恵まれる 
コモンズで、SEEDCapII を実施したいと思っていますが、
同じぐらいの規模のプログラムにするためには、運用資産
にゼロが二つぐらい少ないのが、今の現状。このような
プログラムに賛同いただけるのであれば、ぜひ、コモンズ
の存在と活動を周囲の方々へご紹介ください。

お願いします! Share the Vision. Spread the Word.

October 21, 2009

日米関係を深める

近年、日米関係について考えるとき、必ず「中」が入って
きます。今日の某会合でもそうでした。

お招きした講師いわく、米国から見ると日本は同盟国
なのに、私たちを中国と天秤にかけているのか、と。

一方、日本側は、そもそも米中は私たちを天秤にも乗せて
いないのではないか、という不安不満があると感じます。

いずれにせよ、日米関係を政府だけに任すような時代では
なくビジネスなど民間同士の関係を深める必要性が、ますます
高まっていると思います。でも、財界の米離れは目立ちますね。

日本はテイクだけで、ギブという姿勢が乏しいと感じている
米国側の意識を正さないと。日本ファンがいないわけでもなく、
彼らが諦める前に。

October 20, 2009

新たな展開へ

シブサワ・アンド・カンパニーのウエブサイトをリヴァンプしました。
といっても、手作りサイトですが。。。

2001年に独立した際に立ち上げた会社ですが、環境変化に
よって事業内容も変わってきました。2008年の逆境に直面して、
捨てた(捨てられた)事業もある一方、多方面の活動から、自分
のニッチも築くことができたと思っています。 

今年、自分は年男でした。そういう意味では、人生の一周期を
経て、新たな展開に向っているということなのでしょう。

October 19, 2009

お大事に

新型インフルエンザが、すぐ近くまで忍び寄ってきましたね。

風邪などで体調を崩されている方々も結構いらっしゃるので、
何が新型インフルエンザで、何が感染してない陰性で「普通」
の病なのか、ちょっとわからないところがありますが。

いずれ、皆様、どうぞお体にご自愛ください。

October 18, 2009

公益法人の内部留保

今日の日経一面に厚生労働省所管の公益法人が内部留保
を「ためすぎ」
という批判的な記事がありましたが、これは
日本において「公益」とは政府の下請けという意識しかない
ところが浮き出ていると思いました。

米国基金の老舗のフォード財団ロックフェラー財団、そして
近年ではゲイツ財団は、グローバルな公益のために活動を
していますが、「内部留保」が問題になることありません。

基金の5%以上を社会活動を助成する寄付などで年間活用
すれば、米国税制度では「非営利」として税免税されます。
つまり、基金資金を運用する際に年間5%のベンチマークが
設けられることになり、それ以上の投資リターンを得られること
ができれば内部留保をして、基金規模が拡大します。結果的
には長期的にもっとたくさん助成する余力も出て、且つ、資本
市場には大切なリスクキャピタルの出し手にもなっています。

米国の「非営利」かつ「非政府」という公益の概念ですが、日本
では「非営利」や「公益」は政府の下請けという位置づけから
なかなか解かれない。日本の国家ビジョンにとっても、悩ましい
ことです。

民間の公益とはどうあるべきか。どのように促すか。国家戦略
として重要性がもっとも高い課題と感じるのですが、、、

October 17, 2009

未来を語る

今日は、某総合商社さんの「経営塾」で担当している
「論語と算盤」の最後のコマ。半年ぐらい、当社の幹部
候補の方々といろいろとディスカッションすることができ
ました。

いままで、遠い過去の思想を現代のビジネスの環境に
おいて考えてみましたが、最後のセッションは、ちょっと
遠い未来について考えて語り合ってみました。少しでも
皆さんの刺激になったようであればうれしいです。20091017_juku1
20091017_juku2

October 16, 2009

How2より5W

投資の世界で「ハウ・ツー」を求める向きは多いです。しかし、
他人の成功例をマニュアル化、モデル化したものを手にした
としても、それだけでは自分自身の成功につながることは、
まずないでしょうね。

投資にはHow toだけではなく、5Wも必要だと思います。
仮に、同じマニュアル、同じモデルでも結果が異なるのは、

Who: 投資は、属人的なのです。 これが現実。

When: 過去に当てはまったモデルが、必ずしも今や将来
      では上手く機能しない場合があります。投資環境
      が違うからです。

What: もちろん、何に投資しているかを知ることは不可欠。

Where: 金融商品の目先の高配当や高金利だけに目を
      奪われることなく、どこから、その収益が生じて
      いるか見極めることが大切。
 
Why:  そして、そもそも、どうしてそのマニュアル、モデル、
      金融商品が儲かるのかの本質がわからないと、
      後で、ナゼ!と嘆くことになるでしょう。

October 15, 2009

長期投資の有効性

先日、FPの深野康彦さんと対談したラジオ日経の放送
番組の第二部(30分)がオンデマンド・ポッドキャストで
聞くことができます
ので、ご関心があれば、どうぞ
よろしくお願いいたします。

第三部のQ&Aは、放送はされませんが、たとえば
このようなご質問をいただきました。

「昨年のリーマンショック以来、長期投資の有効性について
懐疑的です。例えば、老後の資金としてコツコツと長期
運用で増やしてきた資産を、そろそろ取り崩して使おうと
思った矢先に急激な大暴落に見舞われてしまうという
悲劇です。マーケットの状況次第では、長期投資にも出口
戦略というものが必要なのではないでしょうか。」

私がお答えしたポイントは、

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October 14, 2009

常識にかえす言葉

ふと「30年投資」の新書のレビューを覗いてみたら、なんと
☆1点の評価が。。。 「常識知り」という方からのお叱り
だったので、早朝から腹にボディブローを受けた感じ。

まァ、いままで頂戴した評価(二つしかありませんが)で見える
のは、「30年投資」は平均的ではないということの確認。評価が
分かれる、分かれる。そういう意味では、狙い通りです。

ということで、ここは、大人らしく受け止めることが常識であると
わかりつつ、、、でも、非常識な自分はガマンできず、ちょっと
お言葉を返します。

100億円資金集めれば年間信託報酬が1億円以上、』
はい、当たりです。計算上、そうなります。

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October 13, 2009

農業改革

今朝、ある研究会で農業改革について勉強する機会が
ありました。講師によると、この課題は三つのキーワード
で整理されるということ。①「コメ」、②「農地」、③「農協」。

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October 12, 2009

ラジオの公開録音

20091012_radio_nikkei
ラジオNIKKEIで放送される深野康彦さんの「マネーマガジン」
の公開録音にゲストとして招かれました。キャスターの江連
弘子さん
の司会のリードのおかげさまで、とても楽しいトーク
セッションの展開となりました。

レコーディングのインタビューの最中に、息子からのメールの
着信音がなるハプニングもあり、(そういえば、野球の試合の
結果を教えてくれとお願いしたので。。。ちなみに、勝ちました。
入部して3年目に入って初めて試合に。。。!)、公開録音だから
こそ?の臨場感?があったのではないでしょうか。(言い訳です)

「平均」では新しい時代が拓けない(だからコモンズは30銘柄
への集中投資)、長期投資には積み立て投資の相性が良い
(だからコモンズは3000円という低額でも実施できる)などの
内容の話の展開になりましたが、トークセッションの内容は:
【第一部】は、10月14日(水)16:45-17:30の番組で
(私は、最後の10分ぐらいに登場します)
【第二部】の「話題の著書に訊く」の拡大版は、オンデマンド&
ポッドキャストで限定期間の配信になります。

このようにコモンズの30年投資と新書を取り上げていただき
大感謝です。どうもありがとうございました!

October 11, 2009

銀行の社名変遷図

渋沢栄一は、「銀行を創った」といわれますが、どれほどの
銀行にどのように関わったのかを包括的に、かつ一目で
把握できるサイトができましたので、どうぞご覧になってください。

渋沢栄一関連会社社名変遷図

これは、第一国立銀行、日本勧業銀行、日本興業銀行が、
どのように現在のみずほ銀行・みずほコーポレート銀行へと
変化して行ったかの図です。他もたくさんあります。
20081011_banks

October 10, 2009

時間がない人へ

Tony Robbinsとい「カリスマ」自己啓発コーチのTweeterを
ファローしていますが、こんなエントリーがありました。
Love the Dream the impossible Honda documentary series:
take 7 minutes on the race against time...

米国人向けという感じがしますが、ホンダらしいメッセージ
が伝わっていて、自分のように「時間がない!」と嘆く人たちに
大切なことを教えてくれます。
日本人向けのメッセージはもうちょっとカワイイですね・・・)

October 09, 2009

大学入試改革が必要

気になったので、引き続き昨日と同じテーマです。日本では
センター試験が年一回ですが、その日にたまたま風邪を引いた
とか避けれらない都合が生じた場合、一年間を棒に振るとは
あまりにも過酷ですね。(今年は、新型インフルエンザ対策として
特別措置を取る
ようですが。)

米国ではセンター試験のSATは年に何回か実施され、もっとも
良い点数で志願できます。大学に入学した学生のスコアの平均値
が公表されているので、志望校のレベル感はわかりますが、
あくまでも平均なので、それより低い点数でも入学できないわけ
ではない。

返って、良い学校ほど、世の中が五択で物事が解決するような
思考を重視するのではなく、エッセーや高校のカリキュラム外
での活動を評価します。当然、これがインセンティブになるので、
優秀な若者こそ、勉強一筋だけではなく、いろいろと学校や社会に
貢献するという良い循環が生じます。

0.5点の差で足切りで不合格なんていうことは、学生の能力を
公平に計ろうという姿勢でなく、学校側の負担を減らそうとして
いるだけに見えますね。

大学入試の改革が必要ではないでしょうか。

October 08, 2009

大学のダイバシティ

はじめて認識したのですが、東京大学の学生の6割ぐらい
が関東地域(その大半がたぶん東京)の出身者のようで、
1~2割が関西(内、多くが神戸?)のようです。早慶など
私立のトップ校は、もっと偏っているのかな? 

ま、もしかしたら単に人口比率の問題かもしれません。
ただ、地方では進学校でも学年の5%ぐらいが東大生に
なるようですが、東京の進学校はもっと高いですよね。

米国には国立大学というシステムがありませんが、トップ校
のハーバード大の学生の過半数がニューイングランド出身、
スタンフォードが北カリフォルニアとは思えません。

日本のトップ大学は、ダイバシティのために、もっと留学生を
取り入れるべきという意見がありますが、そもそも、国内の
ダイバシティがないのはどうなんでしょう。。。経済的や思想的
に同じような人に偏らないのでしょうか。

トップ校の入試が試験という定量的判断で決まることが常識
ということが、非常識なのかもしれません。。。

October 07, 2009

本当にわくわくする車

今日、あるパーティで、電気自動車のSIM-Drive
発表を聞く機会をいただきました。このお話を聞くのは、
二回目ですが、本当にわくわくします!

電気自動車なのに。。。最高時速370キロ!
停止状態から時速160キロに達するまで7.04秒
(ポルシェが9.20秒)というビックリするパフォーマンス。

車の中央にモーターが設置されている構造ではなく、車輪に
エンジンが付く自立しているインホイールモーター型なので、
クラッチやトランスミッションがいらない。

いわゆる車のプラットフォームになるので、例えば、クラッシック
カーの偽装を、その上に載せることができる。

FF車の中古車であっても、後輪にSIM-Driveを付ければ、
低コストで電気のハイブリッド自動車になる。

そして、技術的が優れているのだけではなく、これから展開
するビジネスモデルが画期的です。このプラットフォームを
「オープンソース型」にするのです。つまり、他社が技術を持ち
帰って利用することができる。。OSシステムを提供するような
感覚です。日本は「ガラパゴス」と言わせない、と。

いろいろな会社が既に出資していますが、この技術とビジネス
展開に着目されて、積極的に動かれて、会社の代表取締役会長
兼CEOとして就任されているのがベネッセの福武總一郎さん。

さすが次世代の事業に取り組んでいらっしゃるだけに目を付ける
ところにエッジがありますね。

October 06, 2009

パッションの6分間

20091006_social20091006_social2

参加された皆さんのお陰様で、
今夜の社会起業家フォーラム
は、とても盛況なイベントとなり
ました。

6分でのお話、という通常では
あり得ない設定で登壇された
スピーカーの方々ですが、お話
にパッションが溢れていて、
本当に素晴らしかったです!

また、来場された皆様も意識
が高い方々ばかりなので、
スピーカーだけが「長期答弁」
するのではなく、参加者同士でも対話できるように、たっぷりと
休憩時間と取りましたが、結構盛り上がっている様子でした。

今日の「気づき」が「想い」となり、その滴(しずく)が共感によって
寄せ集まれば、大河となります! 必ず!

今日は、ツイッターでのハッシュタグで会場の雰囲気をライブで
発信
してみましたので、ぜひ、ご覧ください。

October 05, 2009

自分というバイアス

マスコミが描く姿と実物は違うということは認識している
つもりでしたが、今日の夕食の話では「へえ~」という
感じでした。自分が見えた「弱い」というイメージが、本人
と仲が良い人には「マジメ」に見えているようです。

また、「なぜ、こんなことができる(できない)のであろう」
と嘆く姿勢には、自分からの視点しか見えていなく、相手
が置かれている立場や感情が見えていないといえるの
でしょう。

自分というバイアスを乗り越えることができるのは、自分
しかいない、ということが厄介ですね。

October 04, 2009

コモンズ30塾 『秋の読書会』

秋といえば、、、読書。(食欲という説ありますが!)

今月のコモンズ30塾は、皆様が良い本と出会える
ように、本を造る側、本を評論する側、そして本を
読む側からの視点を提供する空間を設けます。

文藝春秋・文春文庫編集長の柏原光太郎さん
読売新聞東京本社・文化部次長の尾崎真理子さん
をお招きし、私と共に3冊のお勧めの本をご紹介!

参加者の皆様からも、よろしければ、お勧めの本を
是非ご紹介ください。文化の風性を感じる、国際文化会館
で、ワインを片手に、良き時間を楽しんでください。
(3人から1冊づつ本をくじ引きでプレゼントも実施します!)

お申し込みは →  こちらから  ←


下記は、本塾とは関係ない画像です。
が、柏原さんの撮影ロケのリクエストに渋沢史料館が応える
ことができて実現しました。同じ場所で、何回も写真を撮られて
いるのに、なんで、こんなに出来栄えが違うのか?
(ひょっとして、、、モデル?)
20091004_shiori0120091004shiori0220091004_shiori04_2

October 03, 2009

生態系の辺境から

最近、アメリカでのBuzz Word(流行言葉)は、"Silicon
Valley Ecosystem"だそうです。つまり、米国のベンチャー
精神を促すのは、制度や施設という整備ではなく、「生態系」。

日本がいろいろな枠組みを真似しても、様々な「いのち」が
繁殖できる環境がなければ、精神も宿らないのです。

生態系のひとつの特徴は、ダイバシティ(多様性)です。
多様性をいかに自然体に取り組むことができるのかが、
21世紀における日本の繁栄のカギでしょう。

また、20世紀の曙に渡米した実業団を記念とする「平成
渡米事業団」の団員の一人が面白い示唆を提供してくれ
ました。「新しい文明は、辺境から始まる。新しい生態系も
はびこっている場所からではなく、辺境からではないか」

新しい想像や創造も、辺境から始まるのでしょう。

October 02, 2009

慈善活動と米社会

100年前の渡米実業団を記念する「平成渡米実業団」の
勉強会を開催しました。小生が団長とする8名が11月
中旬に米国の三都市(NY,ワシントン、シアトル)での
民間交流を行います。

今日は、米国大使館の公使から話をお伺いしましたが、
「フィランソロピー(慈善活動)を知らずに米国社会のこと
を語ることは不完全である」という指摘が腑に落ちました。

確かに、昨今の「米国型資本主義」云々を批判する声は、
一面にしか光を当てていないなァ、と。

October 01, 2009

セカンド・ステージへ

創業してから、「出来上がり」の企業になるまで、ベンチャー
は概ね三つのステージがあると思っています。

ビジネスモデルという構想を具体的な事業に落として実践
し始めるアーリー(初期)ステージ。ここでは、事業環境の
実態など、エクセルワークシート上では見えなかったものが、
見えてくるので、事業展開の方向の再確認ができます。
ある意味で、当初の軸をずらす誘惑もある時期ですが、その
誘惑に負けてしまうと、恐らく、良い結果に至らないでしょう。

次のステージは、売上げも立ってきて、事業の特徴を掴んだ
ところで、経営資源を確認して投入するグロース(成長)
ステージ。ある意味では、坦々と実行する地味なステージ
ですが、いうまでもなく、ベンチャーの持続性には不可欠です。

最後が、仕上げの、レート(後期)ステージ。ここでは、公開
・非公開の企業として事業を拡大していくのかという価値観
の判断によって、取り組みが異なるでしょう。

大勢の方々の支援と応援で立ち上がったコモンズ。
初期から成長というセカンド・ステージに入りつつあると感じて
いる昨今です。どうぞよろしくお願いします。

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