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November 30, 2009

中国古典と30年投資

今日のコモンズ30塾は、「中国古典と30年投資」の接点に
ついて考えてみました。講師は、私の「師匠」の守屋淳さん

今回の30塾には関心が高く、参加人数が多かったですが、
はるばる大阪から(車で!)受講のために上京された熱心な
参加者もいらっしゃって、とてもうれしかったです。
20091130moriya
私の本日のTake Away(お持ち帰り)は
デジタル(文明)のようにコピーできなく
伝達が容易ではないが、コモンズの30年
投資はアナログ(文化)で直感的で
オリジナリティがある。

でも、文化がグローバル化するには
①子供が好きになること、
②「論語と算盤」のように文化と利とつなげるというヒントが
ありがたかったです。

本日、中国古典で確認することができたのは30年投資は、
経験則の単純な延長の論理的なルールではないが、人々の
共感を呼ぶ合理性があること。

また、共感を呼ぶためには、
①文学を学び、表現力を身につける、
②歴史を学び、文脈(空気)を読むことも大切。

そして、共感を維持するためには、人格や品性が必要であり、
これは単に学問という知識(つまり、「見える価値」)に留まる
ことなく育成が必要であるということ。

守屋さんのお話は何回も聞いていますが、毎回、新たな
気づきを提供してくれます。本当にすばらしいです。
ツイッターでのコメント放送は、こちら #commons091130

November 29, 2009

BBQ

今日は、コモンズの仲間たちと始めてばバーべキュー。
天気予報では雨でしたが、誰かが「晴れ男・女」がいた
のでしょう。結構快適でした。次世代と共に、いろいろな
アクティビティで遊ぶことができました。私は、もっぱら
「燃やす」ことに執念していましたが。。。

バーベキュー委員会のKさんとSさん、指揮ってくれて
どうもありがとう!素晴らしい企画でした。また、汗を
「たれ」として?美味しいお肉を焼いていただいたKnta、
どうもありがとう! 

また、近いうちにやりたいですね。
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November 28, 2009

熱い部屋

数名の仲間たちと個室みたいのところで飲んでいたのですが、
この部屋は熱いなァ、と温度調整をチェックしたり、落ち着き
がないところ、理由が判明しました。

目が覚めて、お風呂の中で寝ていたのです。

これから、ベッドで寝ます。
おやすみなさい。

November 27, 2009

「平均的」。。。ではない

今日は大阪です。大手運用会社にお招きいただき、年金基金
運用の指揮を執る方々に講演する機会をいただきました。
「オルタナティブ投資の本質」というテーマの話を久しぶりに
しました。私がヘッジファンドと仕事の関係を持ったのは20年
ぐらい前ですから、「オルタナティブ投資」と一般的に言われる
前の時代です。

ただ、もちろん、「本質」ですから、20年前と今と変わるわけが
ありません。私が思うその「オルタナティブ投資の本質」とは
「平均」という考えの打破です。

ところが、果たして、このような話が年金基金の運用責任者
に響いたかどうか?「平均」的な行動すれば、失敗したときに
他と比べて違う行動をしていないので、責められるリスクを
抑えることができます。まさに、組織に勤める運用者のヘッジ
になるのです。

真面目の方々だけに、制度の枠内で行動することは当たり
前です。平均的には。

しかし、平均的な思想や行動では、残念ながら将来を拓く
ことができなく、ジリ貧の運命から逃れることができません。

その会場から徒歩10分。別の会場み向かいました。ここでは
おそらく「平均」というパフォーマンスにあまり関心を寄せる方々
ではないでしょう。20091127osaka
こちらはコモンズの個人向けの
勉強会。こじんまりとした集まり
ですが、自ら行動をとって、参加
している方々です。つまり、決して
「平均的」ではない。

心強いです。

November 26, 2009

企業のESGコミュニケーション

ESGセミナーでお話させていただきました。数ヶ月前に
ご依頼をいただいたときに「ESGって何ですか?」と
聞いてしまったのですが、これは、Environment,Society,
Governanceの省略です。

「SRIファンド」というと、特に日本では「宗教観」がある
ファンドとか、アメリカでは「左より」というラベルが貼られる
ので、最近ではESGファンドと呼んでいるようです。

これがCSRとどいう違うのか。。。 う~ん、、、微妙ですね。

コモンズ30ファンドを、「SRI」とか「CSR」というラベルは
使っていませんが、「30年目線」の投資は企業の持続
可能性(Sustainability)が大前提になるので、ESGの
考え方とは、かなりシンクロニシティが高いと感じました。

会場の参加者は、主に企業のIRとCSR担当者のようでした。

コモンズ30ファンドの組み入れ銘柄のリサーチの際に、IR
だけではなく、CSR担当とも接触してみたいと思ったのですが
【なぜなら真のCSRは、その企業の根底にあるDNAだと
思っているので】、ある会社にあっさりと断れられて、がっくり
しました。「投資家の窓口はIR」という縦割りがあるようでした。
良い会社と思っていたのに。。。 

ところが、今日の発見は、一部の企業はアニュアルレポート
とCSR/ESGレポートの統合しているようで、これは歓迎
したい傾向であると思いました。

そもそもアニュアルレポートが発行されるのは、年度末から
半年間が過ぎてからですから、読者は短期的投資家では
なく、長期的投資家です。そこに、企業のCSR/ESGの考え
をきちんと伝えてくれるようであれば、読み応えがある冊子
になります。

日本企業のESGコミュニケーションが広がることに期待
したいです。

November 25, 2009

報告会のご案内

先週の体験をちょっぴり、ここで再現してみました。

下記の報告会を開催しますので、ご都合が付く方々は
是非、ご来場ください!

■報告会開催概要
「40代起業家・経営者が見た今のアメリカ 
~「平成の渡米実業団」帰国報告会」

日時:2009年12月7日(月)
開場     17:30
団員による報告会   18:00~20:00
レセプション 20:00~21:00
場所:日本工業倶楽部 2階講堂 
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1の4の6 
Tel : 03-3281-1711(代表))

参加費:無料

■「平成の渡米実業団」に関するお問合せ先
財団法人渋沢栄一記念財団 
研究部部長 木村 昌人/総務部 加藤 晶(るり)
Tel:03-3910-2314  Fax:03-3910-2849  
E-mail:research-dpt@shibusawa.or.jp

■お申し込み方法
下記の申込用事項をご記入の上、事務局までファックスか
Eメールでお送り下さい。
(メール送付先:research-dpt@shibusawa.or.jp)。
申込が定員に達しご参加いただけない場合のみ、
事務局よりご連絡申し上げます。(申込締切:11月30日)

ご所属 
ご芳名 
ご住所 〒
お電話番号 
メールアドレス 
その他、御連絡事項 

November 24, 2009

なんで? 答えはここに。。

自分たちが主催したものですが、その現場からの「声」を見て、
ジーンとしてしまいました。

「なんで、投信会社が社会起業家フォーラムを開催するの?」
と疑問を持っている方々へ。ここに答えがあります。

November 23, 2009

社外取締役の独立性

今朝の日経新聞の一面。

東証1部上場企業の社外取締役の4割近くが親会社など
の出身で、経営陣からの独立性が低い懸念があることが、
民間の調査で分かった。東京証券取引所や民主党は上場
企業の経営監視を強める狙いで、経営陣と利害関係がない
人材を社外役員に起用するよう求める方針。

「利害関係がない」Independent Board Directorの
必要性は最もの指摘です。東証1部の企業であれば、必ず
社外取締役を選任すべしというガイドラインがあっても良い
と思います。社外取締役制度が「自社にそぐわない」と主張
するなら、どのような大企業でも、どうぞ東証2部に「降格」
していただいても良いのでは。

ただ、日本の場合、「利害関係がない方針」が定めれられると、
神経質になって、過剰に確固とした人選に自身を縛ってしまう
恐れがあるのが留意点。

「利害関係」Conflict of Interestと「乗数効果」Synergyの
違いは、かなり細い、ファジーな線で別れています。

November 22, 2009

帰国

「平成渡米実業団」は無事に帰国しました。

日程がびっしり入っていた1週間だったので、どうなることやら
と途中でちょっと心配になりましたが、終わってみると、あっと
いう間でした。

9月に初めて顔を合わせた団員ですが、長年のお付き合い
という感じがした、和気藹々な雰囲気。皆さん、とても個性的で
期待通り、楽しくご一緒に過ごすことができました。質疑なども
活発に入れていただいたので、ミーティングでは団長(週の
終り頃には「ケンさん」と呼ばれるようになっていましたが。。)は
話を盛り上げる必要もなく、お陰様で楽をすることができました。

この1週間で、私たちが何を得たのか。何を残すことができた
のか。まだ、充分に消化しきれていないところも多いのですが、
12月7日に団員がふたたび集まり、日本工業倶楽部で発表会
を実施します。一般公開のものか確認とれていないのですが、
ご関心がある方々は渋沢財団の加藤にメールでご連絡ください。

November 21, 2009

シアトルDAY2

先日、NHKの社会起業家の特集で報道されましたが、営利セクター
の実業家たちが社会的起業のチャレンジャーを金銭的に助成する
だけではなく実務的に支援するSocial Venture Parrtners
本部を訪問しました。
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その後、シアトル本部が支援したNPOのFareStartを視察しました。
失業者やホームレスを対象に飲食職業の研修プログラムを実施して
います。ランチが美味しかった。
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午後は、シアトル地域で成功した日系スーパーマーケットの
UWAJIMAYAに訪問。元気いっぱいの日系二世の兄弟経営者
たちと面会しました。
20091121_uwanojima200921121_uwanojima2

シアトルは、100年前は、日系人がもっとも人数が多い少数民族
でしたが、いまでは#9。でも、もちろん、活躍していないわけでは
ありません。その代表的な存在がスーパーUwajimayaの二世代。
アメリカ人という位置づけを認識しながら、日本という意識を大切に
してます。

もちろん、現地に永住していて成功している日本人いもいます。
プログラムの最後の正式なプログラムは、日米協会がアレンジして
くれたレセプション。
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その後、団員との打ち上げ。メンバーの400年を誇る酒蔵の
家元からのお贈りものプレミアム酒で、1週間の体験をつまみ
として杯を交わしました。期待を裏切ることなく、濃~~~~い
メンバーでした!
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November 20, 2009

ワシントンDCからワシントン州に

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午前6時。眠い。。。けれども、 
すばらしい結束力。
全員が寝坊、遅刻せずに、
ワシントンのホテルを出発!

飛行時間が、ちょっと早めの5時間で、シアトルに到着。
ミーティングまで時間が余ったので、Pike Placeの市場をブラブラ。
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魚は、Monkfish、アンコウの種のようです。

ランチの後は、University of Washingtonで国際交流室の
副長と面談。国際交流プログラムなど結構積極的ですが、
大学の全予算の約半分が米政府の助成から成り立って
いるので、足元は予算削減などで、ちょっと厳しい様子。

日本人留学生は横ばいのところ、中国、韓国、インドからの
学生が増えているということは以前から認識していましたが、
ちょっと気になったのは、中国(政府系?)シンクタンクの
助成で、シアトルの幼稚園からChinese Language Immersion
というプログラムを実施していること。まさに幼いときから、
中国語で浸すことです。現地では、日本語の関心が全国でも
高く、また、UofWashingtonのJapan Studiesへの生徒の関心
度は全米一位のようですが、ウカウカできませんね。
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外は、シアトルの冬期では典型的な天候。にわか雨。

夕食には、総領事公邸にお招きをいただきました。
食後に団員の自己紹介をしましたが、総領事が
びっくりされるぐらい全員の熱弁で、終了時間を大幅
に過ぎてしまい、送迎スタッフに大変ご迷惑をおかけ
しました。。。もうしわけない。20091120_soryoji

November 19, 2009

ワシントンDCDAY2

20091119_edf_2
環境対策をコスト負担ではなく、
コスト削減のソリューションとして
大企業に提供するEnvironment
Defense Fund
。年間予算が100億円!
のNPOです。

このようなスケールの仕事ができるのは、
Private Foundation(私的基金)からの
助成の存在。アメリカの知的エコシステム
の凄みです。

20091119_ashoka
社会起業家であれば、誰でも知って
いる存在のAshoka Foundation
PresidentのDiane Wellsさんたちと
面会する機会をいただきました。組織
やプロジェクトではなく、「人」に投資
することが何よりのレバレッジに
つながるという設立者のBill Draytonさんの真情に
よって支援事業を発展を図ってきましたが、最近では、
「誰でもChangeMakerになれる」という新たな方針で、
12~20歳向けのYouth Venture Programを世界的に
発展させることを計画しています。

Ashokaは日本代表を探しています。経験、思想、
情熱など、かなりハードルが高いですが 、ご関心が
ある方は、ぜひ、チャレンジしてみてください。

20091119_mfc20091119_sr

午後は現地で成功を成し遂げた日本人の訪問。
低所得層の移民に送金システムを提供する
Microfinance Corporation。そして、S&R
Technology Holdings
という創薬ベンチャー
の持ち株会社。製薬を化合物から商品化できる
のは、確率的には1万分の一回といわれますが、
なんと2回の製品化も成し遂げていて、もう
1つがパイプラインに入っているそうです。

日本国内の「エコシステム」だけでは、このような
方々、そして、会社は育たないのでしょうか。

夜は、Mindshareという現地のベンチャービジネスの
CEOとの交流会。今回、はじめて認識したことは、
ワシントンDCは政治の街だけではなく、ITやバイオ
のベンチャーが盛んな地域であることでした。
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November 18, 2009

NYからワシントンDCへ

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午前中は、ロックフェラー邸の視察。マンハッタンから
北へ車で1時間弱。ハドソン川が見渡せる、すばらしい
ところです。

ロックフェラー家のフィランソロピー(慈善活動)の話を
お伺いし、そのスケールとビジョンの大きさに圧倒され
ます。富は、「神のお陰で成し遂げた富なので、社会へ
お返しすることは当たり前」、英語でStewardshipと言い
ますが、米国のよき富豪が共通する価値観、使命感です。

ロックフェラーのアーカイブでは、渋沢栄一とJohnD.
Rockefellerの間の文通(実物)を用意してくれました。
米国型のおもてなしは、おおらか、気さくでうれしいですね。
200091118_rockefeller220091118_rockfeller1
午後は、ワシントンDCに移動。ここでも素晴らしい、暖かい
おもてなしをいただきました。25年前からの友人のMatthewと
奥様のPattyが我々をご自宅にお招きいただきました。

Matthewは、政府・民間間の回転ドアでキャリアを築いてきて
いますが(現在はState Department)、彼の人脈で政府や
シンクタンクの若手「知日派」の友人たちも招いてくれました。
ワシントンDCの知日派の存在が最近失せてきたという観測が
一般的です。そういう意味では、数少ない、貴重な方々で、
今夜の出会いを大切にしたいです。
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November 17, 2009

ニューヨークDAY2

朝から夜まで日程がびっしり詰まっていた一日でした。

IBMの幹部とのディスカッションで印象に残ったのは、
いかに大組織の伝統的な情報伝達が(ツイッターなどを
含む)ソーシャルメディアによって、いままでの常識と
異なる時代に入ったこと。

このスピード感が増す潮流を、「Can't Stop It」という
実態に対応しようとしている同社のスタンスと比べて、
日本の大企業は、どうなんでしょうか。
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その後に面会したCoach
Lew Frankfort会長の
リーダーシップには感銘を
受けました。30年前に入社
した当時のCoachは、売上
6億円ぐらいのバッグ製造業
会社でしたが、現在は売上3200億円のブランドの
成長を成し遂げました。

品質の伝統を守りながら、コンサバ風のデザインを
若者向けのデザインへと革新したことも成長のカギ。

舵を切るときに失敗もあったと思うが、そのときに
どのように対応したのかと聞いたところ、その失敗の
元は、「Wasn't bold enough」と踏み込めなかったこと
だそうです。成長しようとしている企業が学ぶところが
多い名経営者です。

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夕方は、Japan Societyで
Acumen FundやBlackstone
財団など、フィランソロピー
活動をしている数名との
ラウンドテーブルディスカッション。

現在の流行言葉のGreen(環境)に関してマーケティング上、
課題もあるという話がありました。やや、グリーン・バブルかも?

レセプションの後、団員の数名と帰り際にトルコ料理
をつまみながら、「職人のマネジメント」という話が
盛り上がり、ここに、今後の日本経営のヒントがある
のではないかと感じました。

いや~でも、最近のTimes Squareは、びっくりですね。
13年前にヘッジファンドに勤めていた時代に仕事を
して、住んでいたところですが、その当時のにぎやかさ
を増す、エネルギー。渋谷や銀座のネオンと比べて、
スケールが違う。。。
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November 16, 2009

ニューヨークDAY1

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JFKに到着し、グランドゼロへ直行。
建設は、まだまだこれからという感じです。
しかし、隣接するハドソン河沿いの公園は、暖かい日
なので人出も多く、日曜日のアフターヌーンを大勢が
楽しんでいました。小さな子を連れている家族も多く、
平和のひとときで心が和みます。

ホテルのチェックイン後、日本総領事公邸でコロンビア大と
ニューヨーク大のビジネススクールの学生との討論会。
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日本の匠をどのように米国など外国でブランド化できる
のかなど的を得た質問もあり、いろいろと出会いがあって、
とても面白かったです。

話が中心で、あまり食べることができなかったので、
イベントの後に田端さんと青野さんと一緒にSOHOで、
以前に通っていたBlue Ribbonに行きました。10年ぶり
でしたが、メニューがほとんど同じなったので、ちょっと
うれしかったです。
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November 15, 2009

平成実業団の出発!

平成実業団」のメンバーです。 
全員が「若手*」実業家で、好奇心が豊富な行動派。
(*日本では50歳以下という意味)

青野仲達   株式会社GABA 
         設立者・前代表取締役社長

片山淳一郎  環境機器株式会社 
         代表取締役社長

栗原一博   フェニックスアソシエイツ株式会社 
         取締役副社長

渋澤健(団長) コモンズ投信株式会社
         会長、
         シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 
         代表取締役、
         渋沢栄一記念財団 
         理事

下妻慶悟   下妻液化ガス株式会社(深谷市) 
          石油事業部長

田端陽子   株式会社太新 
         代表取締役

蜂谷真弓   坂口電熱株式会社 
         代表取締役

吉村俊之   株式会社豊島屋本店 
         代表取締役社

MBO→IPOを成功した起業家から、400年の歴史を誇る
酒造の家元、女性経営者も二人。最近、紙面に登場したり、
大賞を受賞したり、ダイバシティがある団員構成です。

良い意味で、個性的で濃いグループですね~
忘れることない、体験をさせてくれそうで楽しみです!

成田航空のラウンジで。(久しぶりのNorthwest Air)
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November 14, 2009

オバマ大統領

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オバマ大統領の生演説を聴講
する機会に恵まれました。

「ちょっと、疲れていたのでは」
「目新しい内容がなかった」
という声もありますが、その場
にいた自分が感じたことは、

・やはり、話が上手い。
原稿なしで、アジアを取り巻く
広範囲な課題を語りかける
ような演説で米国のスタンス
を示しました。(会場前列に
座っていた日本の政治家群が、
同じことをできたのか。。?)

・会場の聴講者のダイバシティ。老人、中年だけではなく、
若い人たちも結構来場していました。お知り合いのシニア
学者は、「米国大使館でいろいろとリストアップがあるん
だろうなァ。日本政府だったら、同じようにいかないだろう」と。

・入場は混むと思っていましたが。。。。想像を超えました。
それも雨が降っている中、、、まるで野外のロックコンサート
のよう。。。となりにいて立ち話したアメリカ人のオジサンは
米南部のミシッシピ出身のブルーズギタリスト

・米国のSPはデカッ。 まるで、鉄のかたまりのよう。

・印象に残ったコメント
- My life is a part of this story. The Pacific Rim shaped
my view of the world.

- One needs not to fear the success of another.

- Not two nations knows more what these (atomic) weapons
can do... Japan is an example, that without nuclear arms, one
can attain real peace and power.

- Moment of renewal... know that it is possible.

明日、渡米実業団の100周年を記念する「平成渡米団」が出発。
向こうで「オバマさんと会いたいなァ」と冗談で言っていましたが、
まさか、それが東京で実現できるとは。この予定にはプログラムに
入っていない、たまたまの偶然でしたが、すばらしいキックオフに
なりました。

November 13, 2009

コモンズの月末のセミナー

今月の「コモンズ30塾」には、守屋淳さんをお招きします!
中国古典と長期投資。 どのような接点が関係あるのか?
守屋さんの、やんわりとした口調で解いた中国古典を学んで
みませんか? 

特に中国古典とまったく自分が縁がない、と思っている方
(数年前の私のように)にお勧めです。もちろん、守屋ファンも
ウェルカムです。

お申し込みは→ 「中国古典を学ぶ・生かす」


また、大阪方面の方々へ。11月27日にコモンズのチーフ
ファンドマネジャーの吉野
と社長の伊井が梅田でセミナー
を開催します。 ぜひ、お越しください!

November 12, 2009

12名の6分スピーチ

10月6日に実施した社会起業家セミナーの12名の「熱い」
6分スピーチをCOMMONSTVにアップしました。 Please Enjoy!

自分は、早くしゃべりすぎ。。。。  

November 11, 2009

TOPIXを圧倒

コモンズのチーフ・ファンド・マネジャーの吉野がブルームバーグ
記事でクロースアップされました!
20091111_chart
.
「アクセスが予想以上に多い」と取材者も喜んでいました。
集中投資でTOPIXを圧倒-73歳キャピタル日本元代表
Ex-Capital Group's Yoshino Returns 32% English Version

吉野いわく、「いや~『73歳』が見出しかァ・・・」と嘆いていましたが、
この写真を見てください。20091111_yoshino

少年の笑顔でしょ。

目がキラキラ光ってます。

「ファンドマネジャーと語ろう!」
というオープンオフィス
を定期的
に設けていますので、ぜひ、
実物をご覧ください。

そして、いろいろと語り合ってください。たくさんの「引き出し」を
持っている宝箱ですよ。

吉野のこちらの面(写真)の腕前も会議室にご披露してます。
20091111_yoshino_pic

November 10, 2009

10周年おめでとうございます

20091110_eacess社外取締役として務めているイーアクセス
の10周年記念レセプションに参列しました。

2年半前にサービスを始めたイーモバイルは、
今月でユーザーが200万人を達成。つい最近
まで100万人を予定より早く突破して、関心して
いたところでした。

会場に紹介されたスライドショーでは、10年前
のスタートアップ時のガランとしたオフィススペース創業仲間たちの
笑顔。。。心強いです。

「常識に縛られない、飛躍」という千本会長の熱いメッセージは、
今後のコモンズの運営スタンスに、とても参考になります!

November 09, 2009

ケチだから、使える

2003年から一緒に日本でファンド・オフ・ファンズの事業を
立ち上げたクリスが来日。久しぶりに夕食を一緒にすること
ができました。クリスとパートナーのライルのおかげで、
SEEDCapを立ち上げることができました。

先日、社会起業家への支援援助の例としてSEEDCapを
取り上げたいとNHKの取材を受けました。(今週の金曜日
の7:30(pm?)の特報首都圏の放送の予定と聞いてます)
ただ、リーマン・ショックの影響で、日本の機関投資家が
ファンドを解約したために、今年が、その助成プログラムの
最後になるとは、、、正直に言って、哀しいです。その分、
コモンズでがんばりたいと思いますので、賛同していただける
方々は、ぜひ、応援してくださいませ。

クリスは還暦過ぎですが、子供たちがまだ若くて、16歳と14歳。
お金に苦労しない身分の家柄ですが、そういう意味で、子供
たちにお金の大切さをどのように養育するのかと話込みました。
クリスは、かなりシビアで、(まァ、自分で言ってますが、要は
「ケチ」。)自分の中古車を子供に譲るときに、ある部分はきちん
と代金払わせたとか。

「ケチ」だけど、寄付をする。
もしかすると、「ケチ」だから、大切と思ったものには躊躇なく
使えるのかもしれないですね。

お金の「よい使い方」を知っている人です。

November 08, 2009

予防的投資。。。って、あり?

銀座で開催された勉強会の講師としてお招きいただきました。
若手官僚が主催する私的勉強会ですが、参加者は30~40代
が中心でしたが、学生さんや団塊世代の方々もいらっしゃい
ました。私の都合で午前中からお願いしたのですが、70名
ぐらいの方々が参加していただき、大変ありがたいです。

終了後の懇親会でも大勢の方々とお話することができました。
私の「滴から大河へ」の話をしっかりと受け止めていただき、
色々と投げ返していただいたことが、うれしかったです。

このように志が高く、好奇心が豊富の方々の集まりの会合
でしたら、毎日、実施したいくらいです。こちらも、元気が
たくさんもらえて、心強いです。

別の集まりでも話をしてほしいというありがたいオファーを
数名の方々からいただきました。ひとつ、早速、実現したい
のは予防医療の研究者とのコラボです。以前から、医療と
コモンズの接点を図りたいと思っていたのですが、そのとき
の病症を治療する医療だけでなく、そもそも健康的な体を
つくって、維持する長期目線の予防医療も大切です。

これは、30年投資に通じるものがあると思っています。
そのときの儲けを目的とする投資ではなく、長期目線で、
自分の豊かさを確保するための「予防的投資」と、いえる
かもしれないですね。

November 07, 2009

次のステージのため

10月6日にコモンズが主催した社会起業家フォーラム
登壇した荻原さんのピースマインドが実施した調査によると
リーマン・ショック後の2008年10月から2009年3月の間に
うつ傾向カウンセリングの利用者が47%から60%に増加
したという現象が観測されたようです。また、景気の後退は、
働き盛りの40代のビジネスパーソンのメンタルヘルスの
不調をもたらすようです。

わかる気がします。。。 私も、そのときは、2003年から西海岸
のファンド・オフ・ファンズと一緒に築いてきたビジネスが頓挫した
最中だったので。。。

でも、これは、自分「」起こった逆境ではなく、自分の「ため
に起こった現象だと思うようにしました。ファンド・オフ・ファンズ
のパートナーのクリスも某機関投資家から解約を喰らった後に、
丸の内の仲通りの路上で、Everything happens for a reason....
と、つぶやいたのをはっきりと覚えています。

そのように考えると。。。逆境に伴う、うつ傾向とは、自身の次の
ステージの進化へのためのものかもしれません。

November 06, 2009

2周年記念

「とりあえず、準備会社を創っておこう」という呼びかけで、
二年前の今日にコモンズ準備会社が設立されました。

準備を進めながら、年が明けてから当局に接触し、春に
かけて登録申請書の制作に取り組み、初夏から増資を
実施し、真夏に申請を受理されて。。。。リーマン・ショック!
まさに、金融危機の真っ最中に投信会社としての登録が
完了しました。

そして、今年の1月19日にコモンズ30ファンドを設定し、
今月の2日には、1000人目のお仲間をお迎えすること
ができたのです。

今日は、仕事を終えてから会議室に集まり、
①コモンズに最初に関与したときの想いと
②10周年記念にどうのようなコモンズの姿を描いているか
を会社のメンバーたちと語り合うことができました。

自分の想いはメンバーの一人ひとりに「どうもありがとう」です。
私の「滴」をしっかりと受け止めてもらい、一人ひとりの「滴」も
提供し、まだ「大河」にはなっていませんが、流れを確認する
ことが出来たからです。彼らの共感と参加なしには、コモンズは
存在はありません。
20091106_2year

今日、思ったことは、来年の3月30日までに、コモンズの口座数
3030件に増やすこと。今までやってきた仕事を地道に続ける
ことは大切ですが、現状の延長では届かない数字なので、何か
飛躍が必要となります。

これから、ますます多くの方々にコモンズへの応援を表明して
いただくことをお願いしたいですし、また、既にコモンズの仲間
に入っている方々から、いろいろな智恵を拝借したいと思います。
ミッション・インポッシブルかもしれませんが、まァ、ちょっとスリル
があったほうが面白いストリーになりませんか。

November 05, 2009

わからないものに、投資しないでください

今朝は、京都から東京・上野経由で水戸市へ向かい、
茨城県金融広報委員会主催のセミナーで講演しました。
初めての水戸市に訪れましたが、駅前の空が大きく
感じて、住みやすそうな環境ですね。

1時間半の時間をギリギリまで使ってしまい、大きな
会場だったので、質疑の手が上がりにくかったですが、
手を上げた年配の女性のご質問は、「仕組み商品を
よく勧めてくるのですが、これは、何ですか?」でした。

「儲け話が良さそうだったら、それは、仕組み商品と
思ってください」と答えてしまいました。金融機関に
お勤めの方も会場には少なくなかったと思うので、
ちょっと暴言を吐いてしまったのですが。。。

まァ、仕組み商品で個人投資家が常に損をする訳
ではないですが、リスクをとっているわりには儲けが
少なくなっていることは確かです。だって、仕組みを
作っている売り手が、常に儲かる仕組みになって
いるから。。。

何に投資しているか、わかることが鉄則ですね。

November 04, 2009

道経塾シンポジウム

京都で開催された「道経塾」創刊10周年記念シンポジウムに
お招きいただきました。300名以上の方々が集まった会場で
お話しさせていただくことは、やはり、ピリッとします。 また、
人間性・道徳性を高めるモラロジーという価値観を共感している
皆様なので、檀上から会場の熱さをビビッドに感じ取ることが
できて、とてもうれしかったです。
20091104_seminar1_220091104_seminar2_220091104_seminar3_3

第二部のパネルは、新経営サービスの専務取締役の田須美
弘さんとイシダの取締役社長の石田隆英さんとご一緒させて
いただきました。

田須美さんは700社以上の企業の指導実績を持つ経営
コンサルタントですが、色々な「引き出し」を持っている方で
あると察しました。長年の経験が詰まっているアンチョコが
お手元に置いてあって、どのような見識が書き込んであるのか、
ちょっと覗いてみたかったです。また、じっくりとお話をお伺い
してみたい方です。

石田さんは、30代後半ですが、来年から次期社長になられる
五代目です。116年の歴史を誇る老舗計測機器メーカーですが、
幼児の頃から会社を継ぐという意識をしっかり持っていらしゃった
ようで脱帽です。お父様の隆一さまと懇親会でご挨拶させて
いただきましたが、京都危機メーカー(有名なところが多いですが)
の先輩格(社歴が長いので)と伺っていましたが、笑顔が暖かい
人格者で、30分内に5回ぐらい握手してくれました。

長寿企業を誇る京都では30年はまぶたきの一瞬でしょうし、
たくさん素晴らしいご縁をいただいたので、コモンズの10周年
記念は、ここで実施したいなぁと思いました。

今夜は、ここで一泊しますが、初めて京都に訪れて京都駅から
一歩も離れませんでした。紅葉シーズンなのに残念!
20091104_hotel1_220091104_hotel2_2

November 03, 2009

1000人突破!

今年の1(イ)月1(イ)9(ク)日(二)に設定したコモンズ30ファンド
の全国からのお客さまの数が1000件を突破しました!

1000人目の方は、愛知県の小学校の先生です。
どうもありがとうございます!

次世代にイイクニを遺したいという大きなビジョンを描いて立ち上げた
小さなファンドですが、この想いに共感して、早々と応援を表明して
いただいた1000人の方々に心より御礼を申し上げます。

コモンズは、証券会社などに商品を卸す販売手法に頼らず、直接、
お客さまとの対話に心掛ける直販の投信会社です。これから、次の
ステージに成長するには、より多くのお仲間の応援が必要となります。
どうぞよろしくお願いします!
Share The Vision

November 02, 2009

儒学とガバナンス

私は、この(分野の)人をこの(分野の)人とご紹介したら、
面白い「化学反応」が起きるかもしれないという試みを
実践するのが好きですが、今日は中国古典を研究されて
いる守屋淳さんとコーポレートガバナンスを研究されている
田中一弘さんの両氏をランチにお誘いしました。

田中先生がご指摘されるのは、一般常識とされる(上から
下への目線の)「垂直型」ガバナンスでは限界があり、
経営者が自らの意志で多様な利害関係者へ実行する
「水平型」ガバナンスという斬新型の経営学を研究されて
いますが、「儒学」と「時間軸」の考え方が参考になるそうです。

だったら、守屋さんに紹介したら、何かご参考になるかも
しれないと思い、守屋さんも経営者への講演活動を活発的に
実施されているので、何か参考になるかもしれないと
思ったのです。

儒学は、遊牧的民族より農耕的民族の社会に広がった
という意味では、同じところに留まり、同一的な価値観が
ベースになった思想ということで、グローバル・スタンダード
にはなりにくい面がありそうです。

ただ、このような「水平型」ガバナンスという(古きをベース
にした)新しい考え方を受け入れるのは多様性に価値を
見出せる社会ではないかと感じました。

案外、「水平型」ガバナンスを評価するのは欧米社会で、
それが、日本に逆輸入される、というパターンかもしれません。

いずれにせよ、田中先生の研究の今後の展開が楽しみです。

November 01, 2009

成るときは成る

人生を振り返ってみると、あの時、あんなことをしなければ
良かった、、、このようにすれば良かった、、というシーンの
一コマがところどころありますが、自分はどちらかというと
あまり過去を引きずらない性格かもしれません。

「人事を尽くして天命を待つ」という教えが好きなので、
そのとき出来る限りのことをしたのではないかと、自分に
言い聞かせるようにしています。

まァ、本当に出来る限りのことをしたのかと突かれると、
完璧主義者ではなく、B型の自分は、ちょっと弱いところ
ではあることが確かですが。。。

でも、成るときには成るし、成らないときは成らないという考えに
智恵があると思います。 

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