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December 31, 2009

「なんで」も意味ある

今年1年を振り返ってみると、コモンズ30ファンドを世に
船出できたという喜びがありながら、「なんで」と思うような
出来事が年初から年末まで続きました。

その自分への「なんで」という問いかけの答えは、恐らく、
自分の勉強のため。苦労は金出しても買えと云いますが、
確かに、金もを出して、いろいろな体験ができた1年でした。

順境の当たり前のことをありがたく思い、逆境の障壁も
長期的に自分を高めるという面では、ありがたく思う。
こんな姿勢で新しい年を迎えたいと思っています。

Everything happens for a reason.

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

December 30, 2009

サンキュウ!

今年の1月19日に設定したコモンズ30ファンド
1年目のパフォーマンスは+39%でした。

「日本株式はダメ」という定説が間違っているという
ことを証明できたのは、私たち新人運用会社が提案
した「30年目線の投資」にご賛同いただいた全国の
皆さまのおかげです。本当に。

「今が精一杯で、30年後は、わからない」
「30年後に自分は、いない」

こんな声も少なくない1年でした。

しかし、

これから30年のために、
今日から、ちょっぴりと動くことが大切

という呼びかけに共感していただいた皆さまに
39%で、サンキュウ!と「お返し」できたことは、
とても感慨深いです。

どうもありがとうございました!

December 29, 2009

イエイエ、30 です

長年の友人のJ嬢。ヘッジファンド業の
「名物」ですが、いつも笑わせてくれます。

その昔、靴屋さんにフラッと入ったとき、
店員から「23ですか?」と聞かれて、
「イエイエ、30ですっ!」と
答えによう。

December 28, 2009

UnderとOver

Under-Promise, Over-Deliver
これが、運用の鉄則だと思っています。

政治でも、もちろん同じですが、言論NPOのアンケートによると、
どちらがUnderで、どちらが Overであったことが明白ですね。

信用を築くことにあたって、UnderとOverのあべこべは致命的。

今年のコモンズ30ファンドのパフォーマンスは良かったです。
来年も、期待しています。

が、今年は、日本株式でも、30年目線で投資する30銘柄が、
平均的投資と比べて優れたパフォーマンスを演出することが
ことが「できる」という意味で捉えてください。毎年、「する」と
いう意味ではありません。

「できる」ということがわかったなら、毎月定額の積立投資などで、
じっくりと行って、これからの30年を楽しみましょう。

December 27, 2009

ピント外れてる?

米旅客機のテロ未遂事件から夜が明けたら日本のテレビでは、
日本人の年末の旅行者が飛行場で不便がかかっているのかが
報道されている。

それも、知りたいが、、何か、もうちょっと大事なことがあるのでは。
たとえば、何故、このようなことが起こるという背景の報道とか。
どのように周囲の一般旅客が、テロを阻止できたとか。

日本の報道がちょっとピント外れではないかと感じた渋澤夫婦が
ピントずれてるの?

December 26, 2009

維持と成長

日本の経済が停滞していることは定説です。

ただ、GDPの六割が家計最終消費支出であるということは
私たち消費者は、およそ300兆円のお金を毎年使っている
のです。

この金額は、世界GDP総額ランクでも5位フランス、6位英国、
7位イタリアを超えますし、中国を除くBRICsは比になりません。

これだけの家計のお金が行ったり来たりしている経済であれば、
たくさんのビジネス・チャンスがあるはずです。けれど、なぜか
元気になれない日本の経済。そう考えると、不思議です。

答えは、おそらく、この支出の大半は「維持」するお金であり、
「成長」のためのお金ではないからでしょう。維持は、将来を
確定すること。成長は、不確定な将来にチャレンジすること。
それまでの秩序を壊すことが成長ですから、維持することだけ
にしがみついてしまうと、成長性が縛られてしまうのでしょう。

December 25, 2009

自分のなかの光

子供の頃からアメリカで育ったので、クリスマスは休日と
決め込んでいたのですが、結果的に電話会議が二度入り、
ドサクサしているうちに一日が終わってしまいました。

景気なのか、自分の気のせいなのかわかりませんが、今年
のクリスマスは、やや盛り上がりに欠けました。自分が子供
のころは、クリスマスまで毎日わくわくしていたのですが、
そんな雰囲気を感じる環境にいない子供たちがかわいそう。
休日じゃないし。

夜の教会で、ちょっぴりだけ味わえたかな。やはり、妻がいう
ように「パワースポット」なのかもしれません。神父様の御話で
「自分の中の光」とおしゃっていましたが、その光のことをときどき
忘れてしまうのですね。本来は輝いていて、決して消えるもの
ではないはずなのに、グチャグチャ考えたり、怒ったり、悩んだり
すると見えなくなるのかもしれません。

December 24, 2009

メリークリスマス!

20091224christmas_2
ふう。
騒がしい一日でした。

サンタの夢を見て、寝ます!

朝になったら、プレゼントが
ツリーの下にあるかな?

December 23, 2009

ひさしぶりに・・・

2009122_wine
久しぶりに妻とデート。

時間を気にせずに、ワイングラスを
傾けました。

競争が厳しい業界ですが、銀座に
本店がある渋谷のここが長年続いていることはうれしいですね。

グラスで、結構良い感じのワインをいろいろと楽しめます。
シャンペンからブルゴーニュ、ローヌ、そして最後は
カリフォルニアのピノノワール。おいしい食材を引き立てる
料理と相性がグッドです。

December 22, 2009

「草食系」投資も必要

自分はキャリアを米系インベストメントバンクやヘッジファンド
という世間では「強食弱肉」というラベルを貼られる界で築いて
きました。つまり、肉食系です。

肉食系は、そのときの獲物を仕留めることができないと
生存できないので、ライオンとトラは奪い合い、同じ空間で
過ごすことができません。

しかし、草食系の場合、水牛とゾウでも共生できるです。

いままでのの「投資」の常識は肉食系でした。その存在を
否定すべきではありません。しかし、共生、つまり長期的な
視野を持った草食系の投資も必要ではないでしょうか。

人間は雑食です。肉食だけではなく、草食も栄養分として
バラランス良く取り入れることによって、健康を維持して
幸せな人生を送ることができるのです。
20091222_soshoku
草食系投資の仲間たち

December 21, 2009

「1%層」を増やすべき

23-24年ぐらい前、私のビジネススクール時代の話ですが、
台湾系の友人に、なぜMBAを取りに来たと聞いたところ
「年収10万ドルがほしいから」と答えました。韓国系の女性は
「そうよ、そうよ、NYで年収5万ドルでは生きていけないわ」と。

自分のそれまでの仕事経験は日本の非営利団体だったので
雲の上のような話で、凄いなァ~と印象に残りました。 が、
卒業後、米系投資銀行やファンドの世界に入ってしまうと、その
「凄い」という感動が「たった」という気持ちに変化して行きました。

そして、独立したときの感覚。
「あ、お金を稼ぐことって、こんなに大変だったんだ」

いままで、他の人たちが長年かけて築いてきた組織とブランド
の上に踊っていただけであった自分に気づきました。

そういう意味では「お金」だけ成果の基準判断という考え方
には抵抗があります。たいした仕事をしていないのに、自分の
「成果」に勘違いを起こす可能性があるからです。

しかし。

今日の日経新聞の社説で、日経の社説で子育て手当ての
切捨てラインとなる年収2000万円は日本の世帯の1%と知って、
ビックリしました。

まァ、いままで世界第二の経済国であったという成果が「お金」
として現れていなかったといえる実例かもしれません。また、
社会主義のモデル国家として素晴らしい成果といえるでしょう。

けれど、この現状で「成長」をなんて言ってることに矛盾あると
感じます。

現役に子育てが可能な年齢の世帯で年収2000万円以上は、
全国1%どころか、統計的にはわずかな誤差の範囲になって
しまうのでしょう。

子供の「教育」は勉学だけに留まらず、この世の中ないろいろな
「本物」を体験させることだと痛感しますが、これが実践できてない、
中途半端な状態であることに嘆いている親御さんは少なくないと
思います。

このような現状で子育ては無理、あるいは、せいざい一人と考える
のは合理的判断と言えるのが日本のかなしい現実です。

本当に子育てを促進したいのであれば、このわずかな1%層を、
少しでも増やすことが政策の最優先になるべきではないでしょうか。
また、お金を持っている世代から、必要とする世代への循環を
促すために、教育・育児費の贈与税はゼロにすれば?

極少数をイジメるのが民主主義ではないはずです。

December 20, 2009

眠たい理由が判明!

東洋経済の特集をきっかけに、ブログやツイッターでバトルが
展開してます。

ロールモデル的だったチャレンジャー先輩格から「逃げている」
という批判に嘆いている社会起業家。

社会起業家なんてカッコつけて、眠たくなると批判する起業家。

この週末、ずっと睡魔に襲われていた自分が思うに、
社会起業家とは最初から(カッコ良さそうだから)なるもの
ではなく、気づいたらそうなっていたもの。

共通点はチェンジメーカーという熱いこころ。言うだけでは
満足できなく、実際に動いてる人たち。営利・非営利という
体制に問わず。

何もないところから、アイデアだけで事業を起こし、人や資本
が循環して、価値を創造することを促進する人物は、もちろん、
活性ある社会にとって不可欠な人。

だから、自分も「社会貢献」という言葉は、実は、あんまり
好きではない。

権利と義務は同じコインの表と裏。自分は何々を成し遂げた
から「権利」があると思うのであれば、社会という存在があった
おかげで、何々を成し遂げることができたから「義務」も感じる
べきではないでしょうか。

December 19, 2009

チラシ

広告媒体として、どれほど効力があるのかわかりませんが、
とりあえず、こんなものをつくってみました。

Chirashi001

December 18, 2009

投機と投資の違いは何?

「投機」と「投資」の違いは何でしょうか?
両方とも、安いところで買えて、高いところで売れることを
目的とする行為です。

デイトレーディングのことを「投資」とは言わないし、30年
投資を「投機」とは言わないので、時間軸という特徴の
違いがあります。

ただ、「投機」と「短期投資」の違いが何かというと、はっきり
と線を引くことができません。「投機目的」で数ヶ月間の
ポジションを持つこともあります。

ただ、「投機」の場合、何か新しい情報が明らかになることで
値動きを予測してポジションを作るということは言えるかも
しれません。その情報とはいろいろありますが、一番単純
なのは「買い」が「売り」より多い(また、その反対)という
需給バランスの情報が明らかになることです。

投機の場合は、動機付けは、ピンポイント的な情報である
ことがほとんどです。一方、投資の動機付けは複数の情報が
明らかになることかもしれません。

そういう意味で、投機とは「価格」というピンポイント判断に
資金を投入することで、投資とは「価値」という複数判断に資
金を投入することと言えるかもしれません。

December 17, 2009

バブル期の処理

国際政治経済情報誌の「フォーサイト」が来年の4月号で
創刊20年を機に休刊します。根強い読者層がいるので、
普通の雑誌と比べると、同じ「部数」でも重みが違うので、
もったいないという声が関係者から聞こえてきました。
実際には、部数は若干増えていたようですが、雑誌ビジネス
の一律的な「仕分け」作業につかまったようです。

広告収入が激減しているので、最近、休刊が目立ちます。
80年代には雑誌種類の点数が倍増していたようですが、
そういう意味では、やっとこの業界でもバブル期の処理が
始まったと言えそうですね。

種類の点数を増やすことによって売上を伸ばそうとしたのは
この業界だけの特徴ではないので、似たような処理が
多くの業界で、今後、増えるかもしれません。

ただ、未だに処理が進まそうがないのは、政治家の数?

December 16, 2009

IRのコミュニケーション力

企業のIR(インベスターリレーションズ)担当へのワークシップ
に登壇する機会を頂きました。

コミュニケーション「力」とは、何も言っていないときは、実は
かなり強いメッセージを送っている可能性もあるという話を
させていただきました。「アナタを軽視しています」と。

また、「すべて」を見せることが将来への期待感を削ぐようで
あれば本末転倒です。

そういう意味ではコミュニケーションとはアートに近いものですね。

December 15, 2009

ハガキをもうちょっと書きたい

11月の円高局面では日本の株式市場が大幅に下落しました。
東京一部のTOPIXが月間-6.12%であり、世界各国と比べると
米国(SP500)  +5.74%
英国(FTSE)   +2.90%
中国(上海総合) +6.66%
日本の株式市場が取り残されました。

コモンズ30ファンドも月間で-2.87%下落しました。
しかしTOPIXと比べれば下落を半分ぐらいに抑えることができて、
類似の日本株式ファンド(A社-7.65%、B社-7.22%、C社-5.33%、
D社-3.49%)と比べても下げに強い月を演出することができました。

もちろん、過去の実績は、将来を占うものではありません。しかし、
今年の1月19日の設定来からコモンズのお仲間に入った方々に
良い「お返し」ができて本当にうれしいです。

また、毎日、仲間が増えているので心強いです。ただ、12月に
入ってから(11月がトラウマになったのか)全体的にペース・ダウン
しています。

もし、口座開設申込書が周囲に積み重なっている書類にまぎれて
いるようでしたら、どうか、どうか、年末の掃除と共に処分しないで
ください! 「あ、そうそう」と思い出して、首を長くして待っている
コモンズの窓口へお返しいただければ幸いです。

既にコモンズのお仲間に入っていただいていましたら、忘年会・
新年会で、ちょっぴりだけ、今年コモンズに投資したことを自慢話
してください。(笑)

20091215hagaki
新しいお仲間を歓迎する
御礼のハガキをもうちょっと
書きたいのです!
(汚い自筆になりますが・・・)

よろしくお願いします。

December 14, 2009

第六回SEEDCap審査会

20091214_seedcap
今日は、第六回(そして、最後・・・涙)
SEEDCapの第二次審査会。審査の
メリハリのために、去年から助成先を
一団体に限定して助成額を拡大する
ことにしましたが、今回は特に審査が
難しかったです。

「社会起業家」という意味ではNPOだけ
ではなく、株式会社や合同会社という
様々な形体の最終候補の4団体が
それぞれの切り口の独創性で、社会
変革を促す活動に取り組んでいらっしゃいます。

80団体以上の応募からのファイナル4ですから、そういう意味では
全員がWinnerであることに間違いありません。一晩中、議論しても、
どちらに軍配が上がるかわからないほど接戦していたので、時間を
定めて、決断しました。

審査委員のファイナルアンサーは、年内に告知して、発表は年明け
の段取りです。

応募してくださった皆様、特に今日の二次審査会の面談にお越し
いただいた4団体様。どうもありがとうございました。

そして、この7年間、SEEDCapの事務局を務めていただいたJCIE
の皆さんに本当に感謝しています。ご協力がなければ、決して実現
できるプログラムではありませんでした。SEEDCapII として、再び
ご一緒できることを楽しみにしています!

December 13, 2009

目を伏せないで

今日の「坂の上の雲」のシーンで、日本国の軍艦と比べて
清国の軍艦の方が大きくて強力であるが、東郷提督が
艦内で清の水兵が賭け事したりやラーメンをすすっている
だらしない姿を見て、大事なのは外面ではなく、「人」なんだ
というような台詞がありました。

当時、本当に、日本国と清国の兵にこれほど差があったか
わかりませんが、このシーンは、いまの日中の関係に暗示
をかけたかったのかと考えさせられました。

このようなシーンは本にはありません。本では「長崎に寄港
したが、上陸した兵員に軍規がなく、艦隊の威をかりて市民
に乱暴をはたらいたり、物品を強奪するという事件が多発した」
でした。だらしない水兵シーンは、番組終了後に放送された
NHKスペシャルの「中国パワー」との意図的な兼ね合い?

いま、多くの日本人が日本と中国の差が「軍艦」や「大砲」
の大きさの違いであって、「人」ではこちらに軍配が上がる
と考えていたら、これは、かなり深刻な問題ですね。

今日より明日が悪くなるんでしょうと思っている人と
今日より明日が絶対に良くなると思っている人と
比べたら、いったい、どちらに軍配が上がるのか。

日本が中国に(いや、世界かもしれない)負けているのは、
スケールではなく、マインドセットだと思います。

日本の最大な資源は日本人だと思っているので、いまの
現状は本当にMOTTAINAI ことしていると感じてます。
目を伏せることだけやめたいですね。

December 12, 2009

SVP東京

今日は、ソーシャル・ベンチャー・パートナーズSVP東京
のネットワークミーティングでお話させていただく機会を頂戴
しました。二か月に一回ぐらい開催しているようですが、100名
ぐらいのキャパが、たった4日間で埋まってしまううです。半分
ぐらいが新規の方々らしいです。

すごいですね。コモンズも、この集客力に見習わないと!

SVP東京は、10万円づつ「パートナー」が出資して、
ソーシャル・ベンチャーの候補の社会性や実現性などを
基軸に厳選し、当選者には経済的支援だけではなく、
アドバイスやオンハンズを含めて事業を軌道に乗せること
を図るプログラムです。

本部は米国のシアトルで、先月の渡米実業団の訪問先

来場される皆さんは視線が熱く、志が高いので、こちらが
熱く語っても、しっかりとキャッチボールしてくれる感覚を
覚え、とても楽しく、コモンズの「滴から大河へ」について
訴えることができました。どうもありがとうございます!

December 11, 2009

いのちのクリック

今朝、出勤中、東西線が「人身事故」で止まっていました。
私は半蔵門線なので影響がなかった。。。と思っていたら、
その後、田園都市線で、また「人身事故」があって、半蔵門線
もストップしたようです。

冷たい雨が降る金曜日の影響が、気分に圧し掛かってきて、
その線をついに越えてしまうのでしょうか。

そんなときに、ピースマインドの荻原国啓さんからメールが
入り、『ストップ!自殺会議』という非営利の活動のご紹介
をいただきました。この自殺予防サイトを訪れた人たちが
クリックすると、1クリックあたり1円が自殺防止のために
活動をしているNPO団体に協賛企業の支出を通じて寄付
される仕組みです。

さっそく、クリックしました。
みなさんも、どうぞご協力ください。

December 10, 2009

アニュアルリポート

今日は、日経アニュアルリポートアワァード審査会。
新委員として初めて参加しましたが、同じリポートの
評価でも、様々な視点や好みがあって、とても良い
勉強になりました。

結果発表は、月末の日経ヴェリタスと日経新聞朝刊
に掲載される予定です。

自分を長期投資を目線とした一般投資家の視点の
代表と位置付けましたので、平易な言葉づかい、
わかりやすく、かつ、魅力的なレイアウトを重視しました。

リポートの刊行のタイミングは年度末から半年以上かかり
ます。そのときそのときの財務的な情報を把握するため
の情報ソースではなく、中長期的な視野で、会社の方向性
について経営者がきちんと自分の言葉で語っているのかが
大事なポイントだと思います。

また、社外取締役など「外部」の声を重視しているか。一部、
とても良い例がありましたが、全体的には、もっと工夫の余地
があると思いました。

英語のレポートしか作成しない会社も少なくないのですが、
これは、「Annual Reportは外国人投資家向け」という
メッセージが明らかなので、私にとってはマイナス点数。

本来、アニュアルリポートとは、株主へのコミュニケーション
ツールだけではなく、内外のステークホルーダー全員へ
メッセージを伝える媒体であるという認識が企業側に高まって
ほしいと思います。

そういう意味では、アニュアルリポートとCSRレポートの統合化
の動きがありますが、長期的な企業価値の創造に期待をかける
「30年投資」では、大歓迎。もっと傾向として現れてほしいです。

一方、コスト削減で、アニュアルリポートを冊子ではなく、サイトで
ダウンロ―ドできる形式に変更している企業もありますが、これも、
結構クリアなメッセージを送ってると思います。ステークホルーダー
へのコミュニケーションの順位は、それほど高くない、と。
ダメダメ点ですね。

December 09, 2009

投資家のおかげのパフォーマンス

長期的に腰が座っている投資家で、かつ、積み立てなどで、
毎月、新規資金が流入するファンドA。

目先の利を追う忙しい投資家で、利食いなどで、毎日、換金
資金で流出するファンドB。

もし、同じファンドマネジャーが、同じ環境で、同じ銘柄を
運用しても、この条件が異なるだけでファンドAとファンドB
のパフォーマンスには大きな差が出ます。

毎月、新規の資金が流入するようであれば、買い入れ
ポイントを定め、引き締めた運用ができます。つまり、運用
執行の選択肢が増えるのです。

一方、毎日、換金資金を手当てしなければ、買い入れ
ポイントを定めることができず、場合によっては、マネジャー
が最も売りたくない場面で売らなければならない。つまり、
運用執行の選択肢が狭まれるのです。

残念ながら、日本の株式投資信託の多く(ほとんど?)が
ファンドBのパターンに陥ります。なぜなら設定時に販売
会社ががんばって運用資産を集めますが、成績が良く、
儲かった投信の利食いを勧めて、新たに設定された投資
信託への入れ替えを勧誘するからです。

これでは、良いパフォーマンスが出る訳がない。

ですから、昨日の書き込みでコモンズ30ファンドの好成績は
「良質な投資家のおかげさま」というのは、決してお世辞では
なく、本当にそうなのです。どうもありがとうございます!

December 08, 2009

Even Better

Patient Capital【辛抱強い資本】で社会革新を促そうと
チャレンジするAcumen FundのJacqueline Novogratzさん
からのメールで紹介いただいたPRビデオ。

90秒がある方。 是非、ご覧ください。
Good...Better....Even Better


合わせて、これもご覧ください。
日本株式投資でも、Not So Bad
コモンズ30ファンドがイボットソンの同分類順位ランキングで
過去3ヶ月間 2位 / 251
過去6ヶ月間 1位 / 246

青い新人運用会社の私たちのことを信じてくれて、
託してくださった皆様に、このような「お返し」ができて
本当に光栄です!

このパフォーマンスは、良質な投資家のおかげさまである
ことに間違いありません。どうもありがとうございます!

December 07, 2009

発表会

「平成渡米実業団」の発表会を日本工業倶楽部で開催
しました。自己紹介は、サラッと2~3分でお願いしたのに、
案の定、団員はガツンと話してくれました。後半のパネルも
適当に質問をエサとして投げれば、いろいろと食いついて
くれるかなと思いましたが、これも、期待を裏切ることあり
ませんでした。
20091207_happyo20091207_happyo2
この数週間、自分の拍子がやや抜けていたと感じていた
のですが、理由がわかりました。11月中旬にアメリカで
毎日一緒に過ごした、この熱い、濃いメンバーとの日々の
接触がなかったからです。

レセプションの後の二次会も、渡米中と同じ乗りで盛り
上がりました。いや~、今晩はこころの教養になった。
どうもありがとうございます!

December 06, 2009

100年前の海上からの電報

ちょうど100年前、渡米実業団 はサンフランシスコから出発し
ハワイへに到着したようです。

サンフランシスコの新聞には、12月4日の朝に1500マイルの
海を渡って渡米実業団から返事が届いた、という内容の記事が
掲載
されています。

毎日、渡米実業団の日録をお知らせいただいている
渋沢財団の茂原さん
、お疲れ様です。もうちょっとで
旅が終りますね。

明日の夜は、 日本工業倶楽部で「平成渡米実業団」の
発表会を行います。フラッと寄っていただいても、ご対応
できると思いますので、ご関心があればどうぞお立ち寄り
ください!

December 05, 2009

早稲田大学大学院で講義

早稲田大学大学院ファイナンス研究科川本裕子さん
の講座にゲスト講師としてお招きいただきました。

お仕事の後の夜間や週末に時間を割いている受講生
だけに、皆さん結構熱心に聞いてくれて有難かったです。

この約半年間、果たして、日本は資本主義ではない方向を
模索しているのかと思うような動きもあるので、我が国の
資本主義の原点について考えてみることも有意義では
なかったのでしょうか。

「滴から大河へ」、そして「30年」という視野の長期投資。
いろいろと考える題材を提供できたようであれば幸いです。

講義の終了後、挨拶してくれた受講生のSさん。お手元に
汚い字で書いたハガキを見せてくれました。私が差し出した
ハガキが偶然に、今朝、お手元に届いたようです。

コモンズで口座を開設してくださった方々に、感謝の意を
示すためにお送りしているものですが、う~ん、、やっぱり
字が汚いなァ。。。日本の最高学歴が小学校二年なので
お許しいただきたいのですが。。。ちょっぴり恥ずかしかった
ですが、このようにコモンズのお仲間とお会いできて、とても
うれしかったです。

今まで書いたハガキが1080枚ぐらい。早く3030枚まで
書きたいなァ。 お待ちしております!

December 04, 2009

季節感

「『平均』と『単年度』の思考から解かれてください」

1週間前の大阪での年金セミナーに続き、今週は東京で
登壇。大手運用会社が主催する場で、こんなことを言って
も良いのかと、ちょっと気になりましたが、懇親会では
何名か「面白かった、印象に残った」というコメントを
いただきました。

ま、全員とお話した訳ではないので、平均的な印象では
なかったかもしれませんが。

先週は「平均」について書き込みました
今週は、なぜ、単年度に縛られてはならないのかについて。。。

それは、経済や市場には「季節感」があり、それが人為的な
会計年度内に収まるようなサイクルではないからです。

また、「収穫時」に積み重なったカゴを見て、種をまく投資家
の傾向が少なくありませんが、収穫時の季節は冬です。
いい結果が出るわけがない。

いまは、大局から見ると冬。一段と寒さが厳しくなる局面も
あるかもしれません。しかし、そのような寒さは、冬から春の
兆しであり、長期投資の仕込み時期と考えても良いのでは
ないでしょうか?

December 03, 2009

JHFIチャリティ

昨夜、JHFI(Japan Hedge Fund Initiative)のチャリティ
レセプションに参加しました。今年で三年目ですが、
主催者は大手ファンド・オフ・ファンズのグロブナー。
発案者である日本の代表の芦澤さんからご相談を受けて、
後援軍としてお手伝いしています。

参加者からのギフトは児童養護施設の至誠学園へ寄付
しています。100年ぐらいの歴史があって、すばらしい
ご活動をされているところです。

今年もレセプションの前半は子供たちと一緒にマジック
ショーを楽しみました。子供たちの笑顔と笑い声に心が
癒されます。

アメリカのヘッジファンドなど金融業界の慈善活動は盛んです。
日本では同じような「よいお金」の循環が乏しいなァと感じて
2003年にSEEDCapを立ち上げましたが、芦澤さんも同じような
問題意識を持たれていたので、(現在、自分自身はヘッジ
ファンド業界の仕事から以前と比べて遠のいていますが)
お役に立てるようであれば、喜んで参加させていただきたい
という気持ちです。

去年の二回目は、業界のきびしい環境の中でも実施し、
今年の三回目では、参加者と賛同者が過去最高のようです。
これからの発展を期待し、来年も楽しみにしています。

December 02, 2009

大切な今日を繰り返す

30年前の自分はアメリカの大学の一年生。
当然、30年後の生活は全く描けていませんでした。

しかし、80年代の日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
「アナタたちは四半期の成果など短期的の視点しか持って
いない。私たち日本人は長期的な視野を持っているから
成功したのだ」と日本の経営者は胸を張っていました。

20年前の自分は米銀のトレーダー。
バブルは崩壊していたのですが、それに気づいていた人たち
はまだ少数派でした。現状の延長という答えが一番簡単で
あるからでしょう。だから、自分の延長で、現在の自分がいる
とは全く想像できませんでした。

10年前の自分は米大手ヘッジファンドの東京駐在員事務所
の代表。ロングターム・キャピタル・マネジメントとうい大手
ヘッジファンドが、数年間の短期間で莫大な利益を上げた後、
過剰レバレッジの罠にはまって、破産された後でした。長期的な
(Long Term)ではなく、まるで間違った(Wrong Term)資本の
ように。。。

ただ、10年後に、30年という資本のことについて語っていること
も想定外でした。

30年前の自分がいたから20年前の自分がいて、
20年前の自分がいたから10年前の自分がいて、
10年前の自分がいたから今の自分がいる。

そういう意味では、30年後の自分は、全く描けないが、
今日の自分がいるから存在している。30年後の自分のため、
もっとも大切な今日を繰り返すのですね。

December 01, 2009

バブルのあのとき

CIOの吉野と一緒にインタビューを受けましたが、トピックが
20年前のバブルのピークのとき。吉野は、さすがにスラスラ
と答えていましたが、私は、あんまりそのとき(1989年12月)
のことを明確に覚えていないんですよねー。

当時、債券のディーリングからFXオプションのマーケットメイク
の仕事に移ったぐらいだったので、そういう意味では株式市場
は「他人事」。株式を触ったこともありませんでした。

でも、あのときを振り返ってみると、あまり豊かさを感じません
でした。選択肢が少なく、急いでいないと出遅れるという感じ
がして。

そういう意味では、いまの方が選択肢が多く、画一的な価値観に
縛られることなく、豊かであるといえるかもしれません。。。
「草食系」というラベルもありますが。

しかしながら、あの時といまの最大な違いは資産価格より
目線の置き場所ではないかと思っています。あのとき、
平均的な日本人は「今日より、明日が良くなる」と思っていた。
いまの日本人は「今日より、明日が悪くなるだろうし、辛うじて
同じであれば救いもの」と思っているのではないでしょうか。

根拠ない自信(驕り)で、価格と価値の非現実的な乖離は
いずれ調整されるのでしょうが、目線を上に置くか、下に
置くかによって、本源的な「価値」も変わる。

理論的ではない飛躍かもしれませんが、共感から生じる
合理性があるのでしょう。

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