1%の威力
2009年度末の公募投信の純資産残高は63兆7000億円でした。
もし、、、
コモンズの純資産が、その1%であれば、6370億円になります。
コモンズの信託報酬が1%の場合、63.7億円の収入です。
(実際、純資産が増加するほど、信託報酬は下げる仕組みに
してあるので、これほどは高くなりませんが。)
それほど、知られていないかもしれませんが、コモンズは収入
の1%を助成金として、社会起業家などを応援することにコミット
しています。この場合、6370万円という金額を、毎年、社会的
事業を立ちあげようとしている志が高いチェンジメーカーたちを
サポートできるという計算になります。
はい、もちろん、これは計算上の遊びだけです。
しかし、SEEDCapIIという日本では例がない、民から民への
社会的プログラムになりえる可能性を示すことができたのでは
ないかと思います。
ヘッジファンドのFOFで2003年の運用から実施したSEEDCapは、
当時の日本では例がない助成プログラムでした。ここから6年間、
助成するプロセスの貴重な体験を身につけることができました。
SEEDCapは、成功報酬を助成金の原資としていましたが、
SEEDCapIIは、収入を原資としています。
この理由は、透明性を高めるためです。
いつか、収益が上がったら寄付するのが道理・・・という考えも
あります。ただ、外部からは企業の収益性はそれほど透明性が
高いものではありません。収益から寄付をすることを目標にして
いても、成長と共に費用も重なるようでは、いつになっても寄付を
実施できなく、期待を裏切るかもしれません。
一方、収入から寄付する仕組みは、透明性が高まります。
掛け算ができれば、大体、原資の金額が計算できるからです。
3月に決算を終えた、コモンズは、これからSEEDCapIIの初めて
の寄付に取り組みます。まだ、「助成金」と呼べるほどの金額
ではなく、「お気持ち」の程度です。
ただ、このプログラムの可能性への気持ちと期待は大きいです。
多くの日本人がコモンズの「30年投資」、「30銘柄」、「対話」に
賛同し、集まってくれれば、この民間をベースにした社会的資源
が湧いてくるのです。1%の威力でも、可能性は多大です。
コモンズの本業は、長期資本を社会に循環させることであり、
SEEDCapIIは、その一環です。これは、社会への「貢献」ではなく、
あくまでも「責任」であると思っています。