じゃじゃ馬に乗る
新興国投資を考えるときに、配分によってリスクを分散すべし
と言われることが多いです。確かに、これから高度成長が
期待できる経済社会ですが、変動が大きい割には透明性が
必ずしも高くないということなので「全ての卵をひとつのカゴ」に
入れることは避けてほうが賢明でしょう。
ただ、リスク分散という意味では資産配分だけでは十分では
ないかもしれません。それまで相関性が低かった市場でも、
大きな「ショック」に直面したときには相関性が高まるという
傾向が少なくからです。
そういう意味では、時間軸の配分も大切です。つまり、全ての
卵を同じタイミングでカゴに入れないこと。
もちろん、「右上がり一直線」に確信を持つのであれば、時間
軸の配分(つまり、積み立て)の意味はありませんが、長期的
に経済社会が右上がりであっても、その市場はそのときそのとき
の希望や失望によって変動します。
ボラティリティという「じゃじゃ馬」を上手く乗るコツは買う(売る)
ことの時間軸の配分投資です。新興国投資は、まさに時代的
構造成長を楽しむ長期投資です。熱くなったときに乗ったり、
冷めたときに降りたりすると、振り回されるだけでしょう。
一方、熱くなって理性を失って無理やりに市場を追いかけて
投げ飛ばされるのではなく、コツコツと積み立て投資を行うこと
が、じゃじゃ馬馴らしになるのです。