「シブサワ・レター」
セミナー活動などで、書籍のサインを求められることは、
字がきたないので恐縮ですが、やはり著者として、とても
うれしいことです。
しかし、昨夜のひふみサロンでは本当に感激しました。
草食投資隊の本の加えて、なんと、この本をお持ちくださった
のです。もう何年前に絶版になっている、この本のサインの
ご依頼を頂戴したのは初めてでした。

2004年に出版した
シブサワ・レター
日本再生への提言
1998年に、ひょんとした思いつきで
政治家や官僚へ毎月お送りはじめた
「手紙」をまとめたものです。
外部では、「レター」と呼ばれるように
なり、ときどき「レポート」とおしゃって
くださる方々もいますが、これは、自分
の偏見を含めた意見書なので、自分
では「View」、つまり視点、といってます。
なつかしく思ったので、久しぶりにアマゾンのページを
アクセスしてみました。星5つを頂戴したレビューが4件、
星2つが1件。当たり前ですが、広い世の中では、自分の
Viewと合わない方々がいらっしゃいます。
星2つの方のレビュー
勝ち組が「もっと勝ちたい!」と語っている書
期待して手に取りました。数年前に書かれたということも
あるかとも思いますが、「勝ち組がもっと勝つための土壌を
作ろう、資本主義はもっと進めよ、日本型社会主義(ここでは
批判100%として述べられています)を打ち破ろう!」という
主旨が展開されています。能力のある者・努力した者が
報われる社会をという意見には賛成ですが、コンゴの難民の
子どもと自分の子ども(渋沢栄一の6代目)がまったく同じ
スタートラインに立っている(教育を受ける機会でさえも)、
自由競争だと明言する氏の能天気さには少々驚きました。
一読の価値はあると思いますが、銀のスプーンをくわえて
うまれた階級が書いていることは頭の片隅に置いていただき
たい。そして日本は確実に渋沢氏の言う方向に向かっている
とは思います。
せっかく期待して手に取っていただいのに、自分が伝えたい
意図が、伝わらなかったことが残念で、申し訳なかったです。
それから、6年経った、いま。当時、レビューで頂戴した
お言葉をお返しすると。。。
・何をベースに「勝敗」の判断されているのか定かではあり
ませんが、勝ち組がもっとも勝ちたいのは当たり前。でも、
負けるときも当然あります。本人が気づいているかは別として。
また、負け組が、もっと勝ちたいと思うのも当たり前です。
勝ち組は勝ち組、負け組は負け組と勝手に線を引いて、
この線を越えられないものと決めつけることに、真の「やさしさ」
が欠けていると思います。
・日本型社会主義を100%批判している訳ではありません。
ただ、そのモデルが成功したのは、背景にあった高度経済
成長であり、それだけにしがみついていれば、日本の次の
良きステージは100%ないと思っています。
・コンゴの移民の子どもと自分の子どもが立っている同じ
スタートラインは命です。その生まれた命は同じように清く、
大切なもの。善なる親であれば、どのような民族、文化、環境
においても、同じ気持ちを抱いていると思いたい。次男と同じ
日に生まれたボルケーノー君。いま、元気に生活を送っている
ことを願っています。
・「教育を受ける機会でさえも」とは言っていません。このように
書きました。「人生のスタートポイントが公平ではないことは
事実です。しかし、同じ日からそれぞれの選択肢をできるだけ
増やし、そこから得る開放感で幸せをつかむという権利は
共通しています。」
・はい、自分が「能天気」であることは、おっしゃるとおり。
しかし、「No天気」よりマシでしょ?
・ただ、どのような「スプーン」をくわえてうまれたのかわからない
はずなのに、結構、色々と先入観がおありのようで。
・そして、誠に残念ながら、あれから6年。日本は確実に私の
言う方向には進みませんでした。
ま、あれからの6年。ひとつ言えることは、自分の体重の改革
には成功したことです。当時は、かなり多くのスプーンを使って
いたようで。。。
あれからの6年のコンテンツ。まだ、まとめて出版していませんが、
そろそろ、かな。