維新に学び、未来を拓く
今日は、日本FP協会東京支部の研修講演で登壇しました。
「維新に学び、未来を拓く」というテーマ設定が大勢の方々の
関心を引いたらしく、600名という大会場にも関わらず、定員
締切になったほどでした。
やはり、目先の将来がぼやけて見えない昨今、日本の原点に
戻って、ふたたび将来を見つめなおしてみたいという潜在的な
意識が社会にあるのでしょう。
後半は私が担当し、前半はベストセラーとなった『岩崎弥太郎
と三菱四代』の著者の河合淳先生がご担当しました。河合先生
は、都内の公立高校学校の現役教員でありますが、歴史研究家
でもあり、特に日露戦争をご専門にされているようです。さすが
専門家、お話の内容が濃く、とても興味深く聴講しました。
江戸時代の教育力では吉田松陰を取り上げられ、
・誉めて、長所を伸ばす
・最新情報を提供する
・大きな志を持たせる
という教育方針の特徴をご紹介いただき、なるほどと思いました。
自分でもそうしたいのですが。。。
また、坂本龍馬は、「ねぶと(おでき)がよく腫れた」というタイミング
ではなければ針を刺してはならぬと、時勢を極めていた人物で
あったようで、また、同時にあきらめないというしぶとさがあった
ようです。聞き上手でありながら、会話を楽しみながら、最後には
自分の説を訴えると、やはりコミュニケーションの天才でした。
プレゼントが上手という面も面白かったです。
また、岩崎弥太郎については、やはり、TVドラマで描けられている
像とはかなり異なり、汚い格好している貧乏下士どころか、小作人
を10人ほど雇っていて、それなりに裕福な生家だったようです。
ただ、お父さんは、かなり強烈な方だったらしく、弥太郎自身も
遊びの金遣いは豪快だったようです。政治家願望を強く持って
いたことは知らなかったですが、もし実際にその願望がかなって
いたら、その後の功績も残らなかったでしょうから、人生の岐路は
大切ですよね。