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February 28, 2011

世界の子どもたちに

社会起業家を応援する「第一回コモンズSEEDCap」の助成先
岩附由香さん特定非営利活動法人ACE代表)をお招きして
お話をお伺いしました。

「現状が変わらなくても、意識は変わる」と、いままで児童労働
以外のオプションを知らなかった途上国の村人の話が印象的
でしたが、そういう意味では、日本の児童労働への意識は
どのように変えることができるのか。

ガーナからのカカオやインドからのコットンは、私たち日本人の
日常商品に使われているのに、それが勉強ではなく、労働を
強制される子どもの手で栽培されているのかもしれないのです。

ただ、「児童労働」について、見えないふり、知らないふりをする
大人たちが少なくないのが悲しい現実です。

そういう意味では、「しあわせへのチョコレート」プロジェクトや
森永1 チョコ for 1 スマイル」プロジェクトのように、間接的に
児童労働問題の解決により参加意識のハードルを低くすることは
大切な取り組みです。

少子化国家の日本であるからこそ、世界の子どもたちに、何か
ができるはずです。

「怒り」→「驚き」→「発見」→「運命」による岩附さんのストーリー、
現在の活動のお取組み、そして、後半のトークセッションを録画
しましたので、どうぞご覧ください。

来場くださったrennyさん、さっそくブログでご紹介いただき
どうもありがとうござました!

UST中継をツイッターでつぶやいていただいた@myskさん
どうもありがとうございました!

February 27, 2011

アジアのフロンティア

地理的に日本は北海道から沖縄へと東アジアをすっぽりと
覆いかぶさる存在です。

20110227_japan


そういう意味では、昨今の中国やロシアの領土の揺さぶりは、
日本人にとって決して許せない行為ですが、彼らの視点から
見れば、日本のような地理的に優位な位置づけを確保したい
という立場がわからないでもないです。

日本は、アジア大陸のフロンティア線なのです。

そういう意味で、明治に日本が「西洋化」を取り組んで、東洋的
価値観と同化し、日本特有なものとして、アジア初の近代化
先進国となったことは不思議ではありません。

守ることは大切ですが、このフロンティアという立場を活かして
攻めに転じることは、もっと大切です。

February 26, 2011

草食投資隊in北見

今日は、北洋北見はまなす会(北洋銀行の顧客の親睦会)と
上光証券株式会社(創業70周年で道内唯一の地場証券会社)
が主催するセミナーに登壇しました。

二部構成で、前半は渋沢栄一の話をさせていただき、後半では
草食投資隊の結成来、最北端のセミナーとなりました。

後援していただいた北見商工会議所の舞台付き会場で、年齢
の層が広い方々にご来場くださいました。

20110226_kaijo

北見のみなさま、特に上光証券の松浦社長および元気な
笑顔の北見支店のみなさま、どうもありがとうございました!

20110226_jokou

セミナー後は網走へ移動し、FPの田村さん西岡さんのご案内で
流氷クルーズを体験しました!流氷はアムール川塩分の
濃度が下がる海水がシャーベット状態になってオホー ツク海
を渡ってきます。

この数日間は気温も上がり、風の向きも反対方向だったのですが、
ちょっと沖に出たら、流氷の中をクルーズすることができました。

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ちょっと、寒くなってきました!

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中野さんと網走駅で別れた後、藤野さんと一緒に網走湖
ご案内していただきました。

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20110226_kamakura

まさか、スーツで雪の滑り台を楽しむとは想定外。

20110226_slidechu_2 20110226_slide_2

が、楽しかったです!

February 25, 2011

北見に入る

今日の東京は、ポカポカ暖かくて春のようでした。

ただ、北見行きのために着込んでいたので、ちょっと
歩いただけで、汗がにじんできました。

が、20110225_memanbetu女満別空港に着いたら、
空も、大地も、真っ白でした。

羽田からずっと晴れていたのですが
阿寒湖あたりの山の上空から雲が
増えて、窓の外がホワイトアウト。

どこで空が終わって、地が始まって
いるのかわかりませんでした。

でも、そんなに寒くなく、午前中には雨が降っていたようです。

ただ、日が暮れてから気温が急激に下がり、主催者らとの
夕食会→二次会→三次会(パワフル!)の後に外に出たら
道がガリガリ状態になっていました。

よく車が走れるなぁと関心するぐらいでした。

20110225_kitami_roppongi_2

これは、北見の六本木・・?

February 24, 2011

うれしいニュースが再び

20101116100kungen

増刷の連絡が入りました!

『渋沢栄一 100の訓言』
(日本経済新聞出版社)

計6刷、累計26000部です。

一昨日の売上データでは出版社の
文庫(計500冊以上)の中で、
売り上げは7位に入るようです。

販売約半年で6刷りまでいく書籍は担当編集者のキャリア
の中でも少ないようです。

うれしいです!支持してくださった読者のみなさま、
本当にありがとうございます。

他の言語でも出版できるか検討したいです。

今年のダボスでは「資本主義のあり方」について
議論が高まったようですが、日本を代表する「若手」
経営者が、日本では「Confucius and the Calculator」
という経営思想がもともとあったのだと紹介した、と
教えてくれました。

会場の反応は、はてな?だったようですが(笑)。

RONGO and SOROBANで普及させるしかないのかな。

February 23, 2011

公立学校の耐震化

まず、NZで亡くなられた方々へのご冥福を、そして、行方
不明になっている方々の救命を心よりお祈り申し上げます。

今朝、妻と公立学校の多くが1981年の建築基準法施行令
改正(新耐震)以前に建てられていているので、耐震化されて
いるのか不安だと話し合っていました。

文部科学省は、耐震化の推進を進めていますが
22年度の予算は、21年度と比べると微減しています。
23年度の予算は、どうなのでしょう?そもそも、1000億円
ぐらいの年間予算で足りるものなのでしょうか?

22年7月の発表によりますと、小中学校施設の耐震化率は、
73.3%であり、過去最大の伸び率になっているようです。
が、まだ、33,134棟が耐震化されていないようです。
(内、大規模な地震によって倒壊等の危険性が高いと推計
 されるのは7,498棟)

それなりに耐震化を進んでいるようですが、まだ、かなりの
小中学校にはリスクが高いということが浮かび上がってきます。

また、この「耐震化」の質について、本当にこんな簡易な補強で
大丈夫なのかという心配が親の間ではヒソヒソと伝達されて
いるようです。

日本人は、見えないものはリスクと思わないという傾向がある
と思いますが、これだけは、起きた後に「みんなも同じだった」
ではすまないことなので、耐震化の質についても第三者の
監査制度を導入すべきではないでしょうか。

もしも、のときに予算が成立しなかったでは許せません。

February 22, 2011

新・下田会議

「新・下田会議」に参加しました。

下田会議」とは、1967年から1994年まで9回開催された
日米民間政策対話であり、日本の高度成長中、両国の基盤
づくりに貢献した会議です。17年ぶりの復活となるわけですが、
めまぐるしく変化している昨今の世界情勢の中、両国の関係の
再確認、あるいは、再構築を目標に70~80名ぐらいの財界、
政界、学界、メディアの識者が集まりました。

本会議の設立趣旨は、日米間の外交、通商、安全保障、メディア、
教育などに関する非公式な対話の場を提供することでしたが、
このような「パイプ」が近年では貧弱になってきていることが
問題視されています。

ただ、ジャパン・バッシングの時代からジャパン・パッシングと
いわれますが、これは正確ではありません。今回は、予算審議
という多忙なスケジュールをこなした後、米議会のシニアメンバー
6名が会議に参加しました。こういうのは、悪いニュースではない
ので、報道されないでしょうが・・・

また、「新しい」日米関係を築くという意味では、日本の政界や
学界からは複数の「若手」が参加していました。ただ、問題は
ビジネス界です。「若手」(と言ってもアラーフィーですが)の代表
が小生、そして、お誘いしたお二人が、ご多忙のところ、日程を
調整して参加していただきましたが、それだけです。

国力の源泉は民間力であると思っています。自分の仕事や会社
だけではなく、国境を超える国同士の共同運命について意見を
述べて対話できる民間の現役世代が、このような会議に参加して
いないということは、私たちの子や孫たちの世代への責任を果たして
いない、と思ってしまいます。

February 21, 2011

審判の日

今日の朝日新聞グローブは、面白かった。

財務省の理財局の仕事が、このように一般紙で大きく
取り上げられることは今までなかったのではないでしょうか。
「何か」の兆しなのかもしれません。

20110221_globe

また、今回、取材にあたった記者のメンバーが、1971年~
1980年生まれの「アラフォー」の構成であることが興味深い
ですね。つまり、彼らは、人口構造上、「逃げ切り組」には
入れなく、国家の大借金をツケを負う世代ですから、「団塊の
世代」の記者団より、視点がちょっと違うのかもしれません。

でも、もうちょっと踏み込んでほしかったかな。

たとえば、2011年度の「国債費」の要求が
24、132、100、000、000円であり、そのうち、
10、700、000、000、000円が利払い費であること。
(こんな低金利なのに。。。金利が正常化したら、この数字が
数倍になる単純計算になりますね。)

国債費の他は基本的に国債の償還費ですが、
102、610、900、000、000円の新規国債が発行される
予算になっています。

また、「審判の日」が来たときに、①国債を大量に持つ銀行の
時価評価を凍結する、②日本銀行が長期国債を大量に購入する、
と説明されたようですが、これだけでは収まらないでしょうね。

①見えるべきもの(時価)を見えなくする(簿価)にすることは、
強いていえば時間稼ぎになるかもしれないが、解決ではない。

②日銀が国債を買うということをはおカネを増やすこと。Sounds
Good? デフレだし。

でも、インフレ、それも、「ハイパーインフレ」ということになれば、
これは、我々国民の現金の価値を強制的に下げるという政策です。

余分な現金は、庭のつぼに埋めて置くのではなく、他の資産へ
分散したほうが懸命ですね。「審判の日」は、いつ来るか
わかりませんが、わかるのは、昨日より近くなったことですから。

February 20, 2011

朝の名古屋

あっという間に朝になったという感じでしたが、今朝の名古屋は
晴れていて気持がよい朝でした。

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午前中のセミナーでしたが、Oさんのご縁のおかげで、多くの
方々が来場くださいました。また、既存のコモンズの「お仲間」
もいらしゃってくださいましたし、昨夜、得仙で初めてご一緒させて
いただいたHさんもお仕事を抜け出して駆けつけてくださいました。

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地方でコモンズ主催の「渋沢栄一セミナー」をはじめて開催
してみましたが、名古屋には「ファン」が思っていたより多くて、
うれしかったです。他の地域でも開催してみたいですね。

February 19, 2011

広島の朝、名古屋の夜

今朝は、今日の徒歩数のノルマを稼ぐために、ホテルから
二葉の里歴史の散歩道」を散策しました。地図では2~3
キロぐらいのコースだから大したことないと思っていたら、
山への道の角度が掲載されていませんでした。キツイ!

20110219_hiroshima1

しかし、二葉山平和塔から見渡す、広島の朝は絶景でした。
ちょっと霞んでいましたが、瀬戸内海に浮かんでいる島も
見えて、思っていたより市街から海が近かったです。

20110219_hiroshima2

帰り道の方が楽でしたが、舗装道路ではなく、山道。

20110219_hiroshima3

結構、けわしい階段を下りて行くと・・・

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鳥居が並んでいる、ちょっと神秘的な空間に囲まれました。

20110219_hiroshima5

思ったより時間がかかったので、すぐにホテルからチェック
アウトして、駅で「活あなごめし」を調達し、新幹線に駆け込み
ました。大阪あたりで、弁当をぺロリと食べたのですが、結構
有名店だったらしく、ツイッターでは好評でした。

20110219_nagoya 20110219_nagoya1_3

名古屋には無事に到着。駅周辺がすごく混んでいました。

夜は、某上場会社のT社長のご案内で「得仙」という日本料理屋
で旧知や新しい友とあんこう鍋を囲みました。

T氏によると、1年前から予約を入れなければならなく、
キャンセルしたり、「お行儀が悪い」と次の年の席が用意
されないようです(笑)!

やや緊張しましたが、とりあえず、私たちのテーブルは
「優等生」というご評価をいただき、ほっとしました。

しかし、あんこう肝のタレは絶妙!本当に美味しく頂戴
いたしました。

February 18, 2011

ネット時代でも偶然あり

朝は、スゴイ雨でしたが、新幹線の運行には支障無く、
予定通りに広島に到着しました。
20110218_hiroshima
平日なのに、大勢の方々が
草食投資隊のセミナーに
駆けつけてくださいまして、
感謝です!

ツイッターでつぶやいていたら、
平成渡米実業団の団員で
大阪在の@junichiro1106さん
たまたま広島の出張で、岡山まで
の移動まで時間が空いたという
ことだったので、来場してくださり、
久しぶりに再会しましました。

インターネットは、得たい情報を直接に検索するので、
生活の偶然性が失われるという見方もあります。

これが、必ずしも正しくなくですね。新たな偶然の可能性
を広めているんだなぁと感じました。

ネット時代になっても、やはり、ご縁は大切です。

February 17, 2011

強い市民社会に向け、変化を起こそう

月初に、言論NPOで行った座談会の内容が編集されて
動画としてアップされました。代表の工藤さんがパーソナ
リティーをつとめるラジオ番組On The Way Journalで、
ご紹介いただいたようです。

20110217_genronnpo_2

動画のリンク先は、こちら

テキスト坂は、工藤さんのブログでも掲載されています。
「強い市民社会に向け、変化を起こそう」
-ON THE WAY ジャーナル 2011.2.16 放送分

「市民社会」英語のCivil Societyの訳語ですが、
平たくいえば、一人ひとりの当事者意識と参加に
より形成される良き自由社会です。

「そんなの理想に過ぎない」と冷ややかな反応もある
でしょうが、理想を実現にできることは、この世の中で
人類だけが恵まれている特権です。

「ポタポタ垂れている滴が集まれば大河となる」という
信条により、日本初の銀行の設立や合本(株式)制度を
導入した渋沢栄一も、大きな理想を描き、実践しました。

「一人ひとりの『ストーリー』のために、世代を超える
30年投資」に務めるコモンズも、今日より明日が
よくなるという理想を実践するために全国の「お仲間」へ
呼びかけています。

理想へ向って歩むことなければ、強い社会、良き変化は
ありえません。

February 16, 2011

ソニー銀行オンラインセミナー録画

9日に開催したソニー銀行のオンラインセミナーの録画が
60日間、見られるようになりました。

こちらへ、アクセスしてください。
http://moneykit.net/from/topics/report_movie_index.html
結構、面白いですよ。(と、本人は思っています。)
特に、最後のQ&A(57分以降)ではフリートークになります!
20110216_sony_online

February 15, 2011

昨日のブログで、民主主義のことについて述べましたが、
ひとつ書かなかったことがありました。

それは、東京のような国家並みの大経済圏の知事選に
有望候補の名があがらないことが大問題であると思って
いたことです。

NYのブルームバーグ氏みたいに、誰か経済人が手を
あげないかなぁ・・・と期待していたら、今朝の朝刊で
面白い動きがやっと出てきたと希望を感じました。

私は、お会いしたことない方です。

が、私の草食投資隊の同志である藤野さんのお付き
合いが長いです。実際は、どういう人なんだろうと
以前から思っていたので、今日の藤野さんのブログ
とても参考になりました。もっと、知ってみたいと思う
候補ですね。

February 14, 2011

希望と怒り

エジプトの情勢、我が国の情勢、また、その他の国の情勢
で民主主義について最近いろいと考えさせられます。

民主主義の原動力は「希望」だと思いますが、その「希望」
と「怒り」は同じ感情の裏表かもしれないとふと思いました。
私たちが怒るときは、望んでいる「あるべき」が実現しない
ときですから。

エジプトには、民衆があるべき現状、そして未来を望んで
いたのに関わらず、それが実現できていなかったからたくさん
の怒りが集積し、結果として独裁者を座から引き降ろしました。

建設的な民衆の怒りと破壊的な暴動。治安維持と独裁主義。
境にはっきりと線を引けません。ただ、感情を表現できる社会
の方が活性力があることは確かです。

日本の民主主義が芽生えた大正時代では「米騒動」など
で怒りが奮発していました。しかし、大正デモクラシー
理想的な思想に留まり、その後、日本は独裁的な軍事
国家への道を歩みました。ただ、敗戦により、既存体制
への怒り、将来への希望により民主主義がふたたび
よみがえるのです。

いまの日本では、「怒り」があるのでしょうか。

「嘆き」だけだとすれば、もしかしたら、それは日本社会の
「希望」が薄れているからかもしれません。

良い意味での「怒り」を取り戻したいです。

February 13, 2011

商標を取っておくべきだったか・・・

本日、販売の日経ヴェリタスで「草食投資家、増殖中
という見出しが目に入り、オォ~、やっと草食投資隊の
地道な全国活動が金融紙にも認識されたかと思って
記事を拝見。

すぐに、オゥ~と落胆。

草食投資=コツコツ投資であることは確かですが、
草食投資=インデックス投資ではありませんよ!

Please Read Our Book!
運用のプロが教える草食系投資

私たち草食投資隊の草食系投資の定義は、

・長期的に

・定期定額(ドルコスト平均法)の投資を

コツコツと実施することです。

今まで、投資=肉食系というイメージが一般的でしたが、
目の前の益をむさぼるだけではなく、

・計画的に自分自身の資産を形成し、

・「引きこもり」になっている現金を旅に出すことで、世の中
とつながっているという認識が目覚めてほしい。

・つまり、いままで「投資」と縁がないと思っていた日本人に
振り向いてほしいという願いで命名したのが「草食系投資」です。

もちろん、草食系投資にインデックス投資が含まれても問題
ありませんが、アクティブ運用も草食投資と相性が良いです。

自分のお金がどこへと旅立ったかということを「見える化」
するには、どこの会社へ投資しているかということが把握
できるアクティブ運用の方が、平均的なインデックスより
有効的だと思っています。

ただ、パシッブ(インデックス)かアクティブのどちらが「正しい」
という議論には意味がなく、自分の価値観に合ったものを
選べば良いでしょう。

しかし、自分は、日本株式投資に関しては、インデックスは
これからの個人の長期投資には留意点があると思っています。
コストが安いということは、むしろ、短期的な回転売買に
向いていますし、もともと大口投資家に流動性を確保する
運用でした。

いままでのデータを分析した結果はわかりますが、それは
「平均的」なファンドのことを示し、また、高度成長の時代の
バイアスが入っています。

これからの低成長時代において平均的な会社の存在が
市場から評価されるとは思いません。やはり、30年後でも
世界で繁栄していると思われる会社にこれから投資したい
と思います。

「そんなのわかるはずない」というのがインデックス投資家
の考えですが、「わかるかもしれない」というのがアクティブ
運用の考え方です。

ただ、草食投資の、もうひとつの基本的な考えは、「共生」
ですから、インデックス投資もアクティブ運用も多様な価値観
により構成される個人のポートフォリオで、それぞれの果たす
べき役目があるのでしょう。

だけど、草食投資=インデックス投資と世間に認識される
のは心外だなぁ~

商標を取っておくべきだったかも・・・
でも、豊島逸夫さんに「オレが先に使った生み親だ!」と
お叱りを受けたでしょうね。(笑)

February 12, 2011

一変する世の中

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うんざりする地域もあるでしょうが、自分にとって、日常の世の中が一変する雪は、ワクワクします。都会育ちの子が「雪を堪能したい」という気持ちが良くわかります。
20110112_snow

February 11, 2011

左遷か、機会か

沈まぬ太陽」をテレビで見てます。

会社人間として筋を通そうとしている主人公がパキスタン、
イラン、ケニアへと「左遷」され、家族の関係も悪化している。。。

なかなか腑に落ちません。

会社のおカネで、パキスタン、イラン、ケニアなどの生活を
自分や家族が体験することができる。これは、なかなか
ふつうの日本人が恵まれない機会です。

外国へ、それも、後進国へ「左遷」されるという日本人の
感覚がキライです。

150年ぐらい前の日本に来日した外国人は、左遷された
ということより、新しいフロンティアを開拓しに来たと思って
いたのではないでしょうか。

February 10, 2011

企業の競争力としてのCSR

経済同友会で、グローバル時代における企業のCSRに
ついての提言書の取りまとめの最終段階に入りました。
最終的には、どのような提言に落ち着くか、まだ決まって
いませんが、経営者の皆さんと議論を交わしながら、私に
とっては、いくつか新しい視点が見えてきました。

今回はの提言では、企業競争力の源泉としてのCSR
というコンセプトを取り上げています。多くの経営者や
役職員はCSRが企業競争力の源泉と認識していない
という現状では、これは、提言書の主軸になるべきと
感じました。

なぜ、企業の競争力を高めることが必要なのか。

それは、企業が競争する環境が著しく変化しているからです。
一言でいえば、世界の価値観が「変わった」ということでは
ないのですが、価値観が「多様」になったということです。

「多様性」ということは、混沌とした現状ともいえますので、
過去の常識が非常識になり、過去の非常識が常識となる
ので、企業経営にとって厳しい時代に入ったとも言えます。

ただ、その多様性を取り組むことができる企業や社会は
21世紀での競争力が増すと確信しています。

では、どのように、その多様性に応えるのか。

それは、どのような社会でも普遍的な「責任」を見出して
実践することだと思いました。

社会は、そもそも多様です。その多様性に応えられるのが
社会的責任ということです。

「多様性なんて、オレと関係ない」と思っている人が多い
というご意見があり、その通りだと思います。だからこそ、
いま、社会的責任を企業の競争力の源泉という視点を
取り組むことが重要だと思います。

「競争力なんて、オレと関係ない」と思っている企業人が
正当化されるわけがありません。

企業の資源、モメンタム、時価総額など数値化できる
見える価値でも、「変化に対応」できるから拡大する
のです。

「変化に対応」するということは、まさに、企業の社会的
責任です。

つまり、企業の存在性そのものを問う「変化に対応」により、
企業の見える価値と見えない価値の成長が現実となるのです。

February 09, 2011

ソニー銀行オンラインセミナー

今日は、伊井と吉野と一緒にソニー銀行のオンライン
セミナー
に出演しました。後日、収録版が60日間
視聴できるようなのです。

カメラ前の二人の席を三名の椅子取りゲームのように
入れ替わることになり、台本なしのアドリブ。関係者の
皆様がハラハラドキドキされたと思いますが、結果的に、
それぞれの三人のキャラをお見せすることができて、
「斬新的」というコメントもいただいたようです。(まぁ、
これは「前例がない」ということなんでしょうが、ご評価
のお言葉としてありがたく頂戴いたします。)

アクティブ運用の日本株式ファンドのラインアップの中では、
ソニー銀行のお客様の間ではご関心が高いようで、うれしい
限りです。どうもありがとうございます。

1時間半のセミナーでしたが、結構早いピッチで時間が
過ぎて、ちょっと話足りなかったかなぁという感じがしました。
ということで、この続きは、吉野と私が12日(土)の1時半に
東京駅前の八重洲で、ソニー銀行が主催の少人数の対話型
セミナー
でやります!

事前申し込み制で、既に締め切っているようですが、
駆けつけていただければ、何とかなるようですよ。
オンラインとは違う環境で、どんな展開になるか楽しみ。

February 08, 2011

ありえない投信・ありえる投信

時々、こんな意見を聞くことあります。

「投信なのに、30銘柄しか入っていないなんて、ありえない。」

毎月の積立投資を、現物株式で30銘柄で実施しようとしたら、
3000円で出来ますか?

出来ません。だから、ありえるのです。


30銘柄でリスク分散できますか?

マーケット全体と比べて100%のリスク分散は出来ません。

The Truth About Diversification by the Numbers

ただ、30銘柄で8割以上のリスク分散が説明できるので、
完全なリスク分散のために他の3500超の銘柄に投資する
必要はないと考えるので、ありえます。


「1.15%の信託報酬なのに、長期投資なんて、ありえない。」

米大手インデックスファンドのVanguardの平均信託報酬は
0.23%
です。

Vanguardの運用資産は$1.4兆ドルといわれていますから、
年間の収入は2640億円ぐらいになります。12,000人の
役職員を抱えていても、十分に事業運営できます。この規模を
達成するまで35年間の年月を経ています。

ファンドの規模が大きくなれば、信託報酬を下げることは、
ありえるのです。長期的には。

コモンズは、ありえるファンドです。

February 07, 2011

Let's Have Lunch with 岩附由香さん

今回のLet's Have Lunchのすてきなゲストは、特定非営利
活動法人ACE(エース)
の代表の岩附由香さんです。

コモンズ30ファンドの信託報酬の1%相当を寄付金に
充てる「コモンズSEEDCap」の第一回目の支援先に
なった岩附さんですが、大学時代から立ち上げた活動が、
揺るがないビジョンやミッションにより、現在の国際的な
NGOへと成長したストーリーをお伺いすることができました。

私たちが大好きなチョコレート。知らないところで、実は
私たちは加害者になっているのかもしれないのです。
逆に、応援者になれる可能性も有る!

今日から1週間は、全話が無料(登録が必要)で視聴
できますので、ぜひ、バレンタインに向けて、多くの方々
に見ていただければ幸いです。(その後は、第1話のみ
が無料で視聴できます)

【第1話】 児童労働者を救え! ACE(エース)立ち上げ物語
20110207iwatsukilunch1_2

【第2話】 アフリカ、ガーナでのスマイル・ガーナプロジェクト
20110207iwatsukilunch2_2

【第3話】 バレンタインには、是非、フェアトレードチョコを!!
20110207iwatsukilunch3_2

2月28日には、岩附さんをゲストとしてお招きする
セミナーを開催しますので、ぜひ、ライブのトーク
セッションも体験してください!

「あたりまえ」のことが出来ない子どもたちへ、
「遊ぶ、学ぶ、笑う」というあたりまえのことを
実現することにご活動される岩付さんに、みんなで
エールをお送りしましょう。

お申込は →  << こちらです! >>

February 06, 2011

鎌倉の山を歩く

今日は、結構、歩きました。

地元のHさんのご案内で、鎌倉駅から鶴岡八幡宮を通り抜け、
日本最古といわれる杉本寺へ。鎌倉幕府が幕を閉じた500年
ぐらい前の奈良時代に創建されたようです。パワースポット
といわれているところですが、その影響か?長年愛用している
一眼レフのデジタルカメラがエラーで故障しました(涙)。
20110206_sugimoto_2

そこから、釈迦堂切通し(現在は土砂崩れの恐れのため
通行止め)に立ち寄ってから、本番の衣張山を登りました。
古道は歩きやすかったですが、ところどころ、角度がかなり
きつかったです。

市街からちょっと入ったところなのに、深い山奥のような自然
に囲まれ、ゆったりとした時間を楽しみました。頂上の見晴らし
からの展望はきれいで、ぽかぽかするぐらい暖かったです。ただ、
1週間目ぐらいから気温が上がってきたので富士山が見えなく
なったようです。
20110206_kinubariyama_3

逗子方面に山を下り、逗子駅に近いイタリアンでランチ。
ビールがおいしかった! グイグイいきました。

逗子の海岸に立ち寄って、久しぶりに海を見ました。
実は、ここは私の生まれ故郷なのです。

帰りの電車の中は爆睡。

しかし、おかげさまで今日は、『2500キロ・チャレンジ』を
始めてから最高の20,500歩を稼ぐことができました!
一日のノルマの倍です。

そもそも、今日の鎌倉の山の散策が実現したのは、Hさんが
私のチャレンジに気を使ってくれたからです。Hさんは寄付を
通じて私のチャレンジを応援してくださっていますが、はじめて
JustGivingの寄付の仕組みを知って関心したようです。サイトで
登録
すれば、500円からクレジットカード決済できますので、
みなさまも、私のチャレンジを応援していただき、子ども達の
えがおのためにACEが活動できることをご支援てください!

February 05, 2011

新しいコト、さあ始めよう!

20110205_fundraising
日本ファンドレイジング協会の大会
ファンドレイジング・日本2011に
出席しました。

去年の第一回目と比べると1・5倍の
500名の申込みがあり、北海道から
沖縄まで、そして、外国からも集まり、
日本のこれからのNPOの寄付活動に
ついて話し合い、前進することを目指す
パワーを感じました。

5年前と比べて、これほど成長している分野は日本にないかも
しれません。それほどの熱気を感じたイベントでした。

基調講演者のNicci NobleさんClive Lamさんとランチを
ご一緒しましたが、ホントに根が明るい方々でした。
20110205_nicciclive
Nicciさんの専門はソーシャルメディア
を活かした寄付活動。Cliveさんは
寄付者のデータベースなどIT分野
からの知見をお持ちです。

Nicciさんによると、最近の動向は、
①動画&ソーシャルメディア
②モバイル&オンライン寄付
③寄付者エンパワーメント
④「ブランド・レイジング」(Vision)
⑤フェイスブック(Fan Page)

自分の勝手の解釈では、すべてコモンズで意識している
(けれども現在では100%発揮できていない)ことなので
わくわくしました。

日本ファンドレイジング協会の常務理事の鵜尾雅隆さん
メッセージも胸に響きました。

「夢は最大の経営資源」
やはり、高い目線をかざすことによって、「できない」ことが
できるんでしょう。

「やっていることを信じて、託す」
まさに投資「信託」ですね。

まぁ、投信業界の関係者で、このような大会に出席する方々は
少ないでしょう。ただ、ここに、これからの投資信託のあり方の
ヒントがたくさんある、と思っています。

February 04, 2011

生命保険の整理

30代から加入していた某大手生保からの「ご確認」コールが
最近多くて頭に来ていました。「次回の更新時には年齢の
関係で保険料がかなり上がるので、今から他のプランに
見直すご提案」と、いつものパターン。

30代のときにも、同じ手口で「「次回の更新時は40代に
なられるので、、、」というセールズトークのままハンコを
押してしまって、高い予定率を下げられてしまったと、後
から気づいたことを体験済みだけに、今回は、そうさせない、
と。

あまりにもしつこいので、「私の友人のライフプランナーに
相談してから検討します」とシッシと追い払っいました。

で、前から「相談します」と言いながら、時間が過ぎていた
ご相談を「生命保険のウラ側」を知っているスペシャリストの
後田亨さんにご依頼し、いろいろとアドバイスをいただきました。

あ~ すっきりした。

自分の人生のいろいろな過去のステージで、当時、
それぞれの思いを抱えながら加入して、グチャグチャと
なっている生命保険が整理できました。

自分に万が一があったときの家族のため、65歳までの
収入保証型 + 定額型(両方とももちろん掛け捨て)で落ち
着きました。全体の保証額が増えるわりには、保険会社
を整理したおかげで、毎月の保険料の支払額がなんと減る!

また、つみたて投資を実施しているので、それと合わせて
将来の家族のキャッシュフローを考えて、今後の方針を
定めました。

やっぱり、掛け捨て保険とつみたて投資の相性は良い!

February 03, 2011

言論NPO座談会

昨夜、言論NPOの座談会で代表の工藤泰志さん
日産自動車の社会貢献活動を20年ぐらい前に立ち
上げた
の島田京子さん(現在は、市民会議共同代表で
横浜市芸術文化振興財団専務理事)、そして、
言論NPO理事で大学評価学位授与機構准教授の
田中弥生さんとご一緒しました。

早朝には、既に、昨夜の1時間半の議論の概要が
言論NPOのサイトに掲載されていて、スピーディな
ご対応にびっくり。20分ぐらいの動画も編集される
ようです。

「のぞましい非営利組織とは何か」  概要

個人的に、いくつか印象に残ったポイントがありました。

・プロのNPOとして「成果の質」が求められる、が、
 ボランティアや寄付を募ると「アマチュア」と見られる
 傾向が日本社会にある。

・これからの多様性に富んだ社会では、能力が  
 求められる。

・この座談会のメンバーや内容に関心がある方々で
 あれば「市民社会」という言葉の意味はすぐ
 わかるが、どのように、この「一人ひとりの志と
 実践で社会をつくる」という概念を日本人全体に
 共通言語としてわかってもらえるのか。

・「エクセレントNPO」は自己判断の評価基準であるが、
 寄付者(外部)からの目線の場合、「寄付者の満足感」
 を高めるための「対話力」を項目を挙げたい。「募金」は
 投げっぱなしであるが、「寄付」はキャッチボールである。

・組織的規模を追求しなく、小さなNPOであるからこそ、
 「課題の発見力」があるし、また、スケールが小さい
 から「解決力」もある。仮に小さなスケールで達成
 できたら、ネットワークを通じてスケールアウトの
 可能性もある。

・「できるわけがない」という日々の声を聞きながら、 
 エクセレントNPOは、「だから、できる」という
 粘り強さがある。


February 02, 2011

新聞案内人

三紙(日経、朝日、讀賣)の共同サイトのあらたにす
「新聞案内人」を務めさせていただくことになりましたが、
今日は初コラムが掲載されました。

「審判仰ぐ」というが

20110202_allatanys_2

三紙の読み比べや印象に残った記事などについて感想や
考えをまとめさせていただく、なかなか面白い企画で、選任
していただき光栄です。

ある意味で、三紙に載っていない、、、なので取り上げて
ほしいニュースやテーマを指摘させていただくのも面白い
かなとふと思いました。

February 01, 2011

1月は238.6キロ歩きました

2500キロを歩くチャレンジの1月の実績レポートです。

月間の一日ノルマの1万歩と比べ、1月の実績の一日平均は
11,002歩でした。これは、1月中に238.6キロを歩いたことに
なります。

お正月は、ちょっとつまづくかなァと、やや心配しましたが、
月中に挽回することができました。これは、やはり、応援者の
暖かいエールのおかげです。特に、寒い冬道には本当に
心強く、夜になって一日ノルマが未達成な場合には、「よしっ!」
とコートで身を包み、出かけました。

これで、去年の12月1日から471.6キロの相当距離を歩いた
ことになる、18.9%の達成度になります。

応援の達成度は46%。おかげさまで、順調です。

これから、応援されたい方々は、JustGivingのサイトで新規
登録くださいませ。クレジットカードで決済できるので簡単です!

どうぞよろしくお願いいたします!

20110102janwalk

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