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November 01, 2011

アニュアルレポートを通じた対話

日経アニュアルリポートアウォードの審査委員を務めたことを
きっかけに始めたコモンズ・アニュアルレポート・ワークショップ
の第二回目を昨夜に開催しました。

アニュアルレポートとは企業にとってコミュニケーションのツール
です。そういう意味では、「伝統的」なレポート(日本では外人
投資家向けの英語版しかなかった場合が多い)だけではなく、
日本人投資家向けの「日本語版」、個人にとって入りやすい
簡易的な「要約版」、長期投資家にとっては読み応えがある
CSRやガバナンス・レポートとの合体の「統合版」、ネット環境を
活用する「オンライン版」、そして、株主総会「召集通知」を
アニュアルレポートの代替として活用するなど、会社の考え方に
よって、様々な形態があります。

冒頭に、コモンズの共同創業者であるバリュークリエイト
佐藤明さんから、「メッセージの誠実さ」、「一貫性」、「道筋」など、
アニュアルレポートを読み解くヒントを紹介していただきました。

20111101ar

その後に、株式会社ツムラ
ベネッセホールディングズ
IR責任者のお二人に会社のご案内
とアニュアルレポートへのお考えを
お話していただきました。

そして、後半はメインイベントである
来場された皆様にワークショップで
二社を「評価」しました。

アニュアルレポートを手に持ったことが
初めての方々も少なくなく、かなりの
難題であったため、躊躇している空気
を会場で感じましたが、熱心にページ
をめくっていただいた皆さんの成果は
すばらしかったです!

Dsc_0101

それぞれのテーブルの代表者から感想を発表していただき
ましたが、鋭いご指摘に参考になる部分が多く、IR担当者の
お二人も「快い?」刺激を受けて、自作をより高いレポートに
仕上げることに意を示していただきました。

来場された皆さんだけではなく、ご協力いただいた企業から
も評価の声をいただけることは本当にうれしいです。

個人投資家がアニュアルレポートを企業と一緒に読み、フィード
バックを直接提供するような空間を設けているのは、金融業界で
コモンズだけ。このように、企業と個人投資家との双方的な
価値を創造する空間を提供することがコモンズの名前の由来
である「Common Ground」共有地です。Share the Vision !


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