痛みが長期的に増すだけ
きのうの続き。現役の米政府高官の知人にTPPについて米国の
スタンスについて聞いてみたところ、APEC開催のホノルルから
返信をもらいました。
米国にとって、TPPとは環太平洋ビジョンをつくることだと思う、と。
これから互いに歩む道のルールの共有、そのルールを中国にも
共有してもらうこと、米国を環太平洋の一員として身を固めること、
等。
一方、日本にとってTPPとは、居心地良いが持続不可能な経済
モデルから目を覚ますこと。痛みもあるかもしれないが、現状維持
では日本は滅んでしまう。よって、否定する選択肢はないのでは
ないかと思う。痛みを避けたいということは当たり前で、抵抗する
ということは理解できる。(一部が米国のせいにしたがることも)
でも、TPPや他の「黒船」の必要性に日本が気づかなければ、
痛みは、長期的に増すだけではないか。
私も、そう思います。