実利を軽視すると時機を逃す
40年ぐらい続いている某勉強会でご一緒
させていただいている東郷和彦さんから
贈呈していただいた新書です。
東郷さんは、ロシア通の元外交官。
二島先行返還論者というレッテルを
貼られ、「外務省から排除」されました。
平たく書いてある本ですが、内容が濃く、
久しぶりに難しい本を読みました。
領土問題は、一般的な日本人が日頃、考えていることではないと
思います。とても複雑な問題なので、簡単な答えはありません。
だからと言って、全く考えないということが問題なのだ、という指摘
であると受け止めました。
私が感じたこと。
日本人は、固定概念に縛られる傾向があり、実利より「有り方」に
こだわる。だから、残念ながら、時機を逃すことが少なくなく、自分
をもっと難しい状況に追い込んでしまう場合がある。
また、相手の意図や感情に注意を払わず、自分の庭だけに姿勢を
向けて、不注意な言葉を発するなどにより、相手の不信感を招いて、
進むべきことが進まない。
自分が知っていると思って、実は知らないこと。
相手が知らないこと思ったら、実は知られていること。
これについて気をつけなければならないのは、外交や政治だけの
次元ではないですね。