成長とガバナンス
セミナーで某上場企業のIR(Investor Relations)の大ベテラン
から「コーポレートガバナンスに関する取り組み」について
お話しをお伺いしましたが、企業側の「改革推進派」の方から
の視点は示唆に富み、大変勉強になりました。
会社法で求められている情報開示のレベル以上は書かない、
あるいは、書くべきではないという慣習が普通のところ、あえて
どのような情報の開示が必要と考えて、独自路線を歩んで
いらっしゃることが印象に残りました。
同社の社内取締役の報酬制度設計は、そういう意味では
日本企業としては斬新的です。およそ4割が固定報酬ですが、
6割が業績連動報酬で、それも、年間の賞与(短期)、中期
目標の達成度、長期的株価パフォーマンスと時間軸を分けて
います。特に、中期目標は達成できなければ、ゼロです。
成長は、悪いコーポレートガバナンスを隠す場合があります。
ただ、良いコーポレートガバナンスがあっても成長を確実に
得ることもできない。
難しいことですが、これを見極めるのがアクティブ運用の役目。
私は良いコーポレートガバナンスは、企業の持続的な価値創造
の思考基盤だと思っています。つまり、成長が持続的でなければ
良いコーポレートガバナンスとは言えないはず。
また、目先の結果が見えなくても、「良いコーポレートガバナンス」
が、企業の未来創造という見えない価値につながることを見極める
のがコモンズの役目です。難しいことですが。
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