持続性という利己が利他
理事としてお手伝いしている
日本ファンドレイジング協会の
ファンドレイジング日本2012
FRJ2012にパネリストとして
参加しました。
今年で三回目の開催ですが、毎年、
参加者が増えて、今年は700名
ぐらいの来場者の予定で、150名
ぐらいがウエイティングリストで待機中
だったようです! すごいですね。

会議室が4つに別れて同時進行し、それぞれが活気で溢れて
いました!!

自分のセッションの前に、立教大学の坂本文武先生のお話を初めて
拝聴しましたが、「利他的行動論」というとても興味深いテーマでした。
「感情」とは、生命保護や生存のため稼働する「スイッチ」というお話
は、コモンズ3周年記念の集いで拝聴した村上先生の「スイッチが
入るに必要なのは、笑い、感動と感謝」のお話とシンクロニシティを
感じます。
また、「市民」とは
・自分という民、私の利益を追求する存在と
・公民としての義務
という二つの定義があり、日本の場合は、どちらかというと前者の
方が後者より一般的というご指摘には同感です。
日本の場合「公」とは、西洋社会でいうPublicではなく、自分の私益
以外のところを示す場合が多いですからね。
そして、最も腑に落ちた先生のご指摘は、純粋な「利他」という存在
への疑問であり、どちらかというと種族の持続性のための「利己」が
結果的に利他につながるということです。
これは、まさに、コモンズが提唱する時代を超える30年投資です。
未来の自分のために積み立てる「自分年金」、あるいは、自分の
子供たちの未来のために積み立てる「こどもトラスト」。両方とも
「家族の持続性」ということは利己的な行動です。しかし、これが、
資本市場に良質な長期資本を供給し、また、コモンズSEEDCap
(信託報酬の1%を社会起業家へ支援するプログラム)という超
長期投資(寄付)を通じて、よき社会を次世代に継ぐために循環
させる利他へとつながるのです。
しかし、FRJのパワー。。。。来場する方々は、コモンズに関心を
持っていただける方々と同じように好奇心、行動力と志が高い方々
です。なのに、コモンズが呼びかけるセミナーと比べて、FRJには
これほどの人数が集まるとは。まだまだ、コモンズの発信力が
足らないのですね。学ぶところが多し。